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[2008.10.17]
■ふたつの故郷の話題(伊達版)
5年前に、なんとなくやって来た伊達市に毎年の夏に来るようになってしまった。今年の夏で6回目の伊達市滞在である。その間にはずいぶんと色々なことがあった。 
その分、私も年をとった。そしてゴルフも下手になった。 
そして夏も終り寒くなって来たので、そろそろ東京へ帰る日となった。 


そんな時に市内で見慣れたポスターを見付けた。 
私の東京の故郷である小金井市の劇団である『ふるさとキャラバン』のポスターである。 
 
 
この劇団はミュージカル劇団で、主に地方を公演して廻っている。 
ミュージカルのテーマ、その時に使われる音楽などは全て創作で、いつもテーマ探しに苦労をしている。 
 
ストーリーはいつも決まっている。その時に話題になっている世相を反映した物語で、農村やサラリーマンを取り上げている。 
途中では苦労するが、最後はハッピーエンドという決まり切った物語になっているので、見ていて安心できる。 
 
かなり前のことだが、私も取材を受けて、工場経営の苦労話をしたことがある。それがミュージカルとなって公演された時は、なんだか自分の物語を見ているような気分となった。 
そんなこともあり、私が現役の時には会社でこの劇団を後援していた。 
 
それが引退して5年も経って、しかも遠い北海道でそのポスターを見付け、それが伊達市のカルチャー・センターで公演が行われると知った。 
でも残念ながら、公演日が私の帰ってしまった後の11月3日である。 
 
東京では4000円の入場料であるが、それがここでは2000円である。 
伊達市の皆さん、私の故郷の劇団の公演を見に行って下さい。結構、面白いし、涙あり、笑いありの感動ミュージカルですよ。 
 
(おまけの話) 
私の女房が東京へ一時帰る為に伊達紋別駅に行ったら、なんとK社長がいた。女房と同じスーパー北斗に乗ったK社長は『最近出た本でアルトリ岬という本があります。これは伊達市を舞台にした物語なので、是非とも買って読んで下さい』と言ったそうだ。 
 
 
そこで『心の伊達市民第一号』の私は早速、その本を買って読んだ。 
物語は女装趣味の冴えない中年男が都会を捨てて伊達市に移り住む。 
後から追って来た問題のある妻、登校拒否の息子、遊んでばかりいて学校に行かない娘と問題人間が4人も登場する。 
彼らがアルトリ岬で出会った老人と交流している内に、カウンセリングを受けて立ち直って行くという物語である。 
 
私はこういう話はあまり好きではない。 
でも、この小説を映画化すれば結構面白いかもしれないと思った。私としては、もっと明るいテーマで伊達市を取り上げて欲しかった。 
 
こうなったら、自分で小説を書くしかないかなーなんて思っている。 
その小説の登場人物には、この町には面白い人が沢山いるので、主人公を誰にするかで悩みそうだ。 
この本を女房に勧めたK社長の読後評を聞きたい。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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