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[2008.12.16]
■今日から入院します
前立腺癌の手術を前にして、心静かにその日を待った。 
(嘘である) 
どうしてもという用事以外はキャンセルして、家で静かにしていた。・・・と言いたいのだが、生来の落ち着きのなさで、結構、出掛けて行った。 
その為に風邪が治らないで困った。 
医者には『絶対に風邪をひかないように!』と言われていたのだが・・・・。 
 
杏林大学付属病院 


『小人閑居して不善をなす』と昔から言われているが、私の場合がそれに当る。 
さすがに、手術前には2~3日は家に居た。 
すると色々と考えることが出て来る。 
『何歳まで生きるのだろう?』とか、『いつまで伊達に行けるのだろう?』などと考える。 
元気でなければ夏の間に伊達に行く意味はない。 
 
死んだら私は『葬儀は不要』と家人に言ってあるが、『橋本さん、伊達でも葬儀をやってね』なんて言っていた人もいたなー? 
そんな時は出張で上京した時に、我が家に来てお線香でもあげてもらおう。 
 
今回は3泊4日の入院で簡単な手術のようだが、結論を急ぐ私はもう死ぬところまで話が行ってしまっている。 
イコロ農園のTさんに言われそうだ。 
『なんとも気が早いなー』 
 
午後に入院して、明日の午後2時から手術を行う。 
そしてその後、2泊して、19日(金)の午前中には退院である。 
今日の午後に入院して、4日後の午前中に退院であるから、実質的には3日間の入院である。 
3泊4日の安パック海外旅行みたいで、なんとも早い退院だが、私らしくていい。 
 
帰って来たら、私はサイボーグになっている。 
前立腺に放射線を出す物質を50個も埋め込むのであるから・・・。 
暫くは私に近付かない方が身の為ですよ。(笑) 
その間はブログもお休みです。 
 
(おまけの話) 
最近は女房と自分達の最後の時のことをよく話す。 
そんな時の脇役は空也の和菓子に抹茶がよく合う。 
今までの人生を振り返り、これからの人生に付いて話し合う。 
 
空也の和菓子と抹茶 
 
私も女房も、『死ぬのは全く怖くない』という意見で一致している。 
『どのように死ぬのかが分からないのが怖い』のである。 
私の母のようにポックリ死ぬのなら、全く問題無い。 
ところが長生きをしてしまい、介護施設に入れられてなんだか分らない内に死ぬのは嫌だ。 
 
今年の初めに私は地元の介護施設のボランティア活動で、『老人の話し相手』というのを数回やった。 
そこには認知症の老人達が居て、私の話し相手にも喜んでいるのかどうかも分からなかった。 
その時は『こちら側』に居たからいいが、その内に『向こう側』に行く恐れを感じた。 
それで、そのボランティア活動を中止したことがある。 
 
人はいつかは必ず死ぬ。でも、私は尊厳をもって死にたい。その為にはボケよりも癌の方が悪くないのかもしれない。 
でも更にいいのは心臓発作か脳溢血ではないかと思う。 
今回の入院では、多分、生きて帰れると思う。 
でも、完治して100歳まで生きたらどうしよう。 
長生きのリスクも考えなければならない時代が到来している。 
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▼コメント(3)
名前:浅野  2008.12.17 22:35:46
ボランテア 一回きりかと残念に思っていましたら 何度かなさっておられたのですね。入院されても ブログの種を探しておられるのかも?きっと早い回復と期待しております。が決して無理をされませんように。 
名前:shige  2008.12.16 10:56:42
完治して100歳まで生きたら、それはそれで楽しいと思いますよ。橋本さんなら楽しめる。橋本さんはそういう人です。伊達でまた御待ちしています。 
名前:とし  2008.12.16 06:39:17
 一日も早いご帰還をお待ちしています。 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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