■新型コロナウィルス(6)・・・・上野、浅草で花見
今はコロナと言えば、誰もが「新型コロナウィルス」のことだと思う。
しかし今から50年くらい前に「コロナ」と言えば、意味が違った。
1つはトヨタ車の「コロナ」であり、冬なら石油ストーブの「コロナ」であった。この両方のコロナは、現在はその名前で大変に迷惑を被っているだろう。
気温23度に浮かれて餌をやるオヤジ(上野不忍池)
コロナの意味はなんとなく分かっているつもりだったが、ウィキペディアで正確な意味を調べてみた。それは「太陽の周りに見える自由電子の錯乱光」のことだった。
それはともかく、私が社会人になった時に初めて乗った車がコロナだった。石油ストーブのコロナは使った覚えは無いが、石油ファンヒーターで一世を風靡した。
ボート池(上野不忍池)
新型コロナウィルスは世界中、特にヨーロッパで猛威を振るっている。
中でもイタリアが酷い。死者数が発生源の中国を越えてしまったのはなぜなんだろう?
これを調べてみると、「イタリアで、最初に感染者が確認されたのは1月の末で、中国からの旅行者とされる。感染者の多い北部は世界的なブランド品の製造拠点で、大勢の中国人が革製品などを作っている。そこから全国に一気に拡散した」とあった。
弁天堂(上野不忍池)
そのイタリアから驚くべきニュースが飛び込んで来た。
イタリア政府は「新型コロナウイルス対応で病床不足がこれ以上深刻化すれば、80歳以上の患者や元から健康状態が悪い患者には集中治療を受けさせない」とするようだ。
既に医療崩壊が起きてしまったので、助ける人と助けない人を仕分けするしかないようだ。要するに「80歳以上は死んでくれ」みたいなものである。
上野恩賜公園のメインストリート。
例年ならこの両側いっぱいにシートが敷かれて花見宴会となる。
日本は今のところコロナウィルスの拡散を抑えているが、まだどうなるか分からない。毎朝のニュースでも「X県で感染者OO人発生」などと、世の中が全てコロナウィルスのような報道で嫌になる。
そこで気分転換に、私は上野と浅草の様子を見に行った。
上野は上野公園の桜で「花見客はいるか?」、浅草は「外国人観光客はいるか?」の調査だった。
上野動物園は新コロナウィルスの影響で、しばらく休園。
上野公園に行って驚いた。外国人がほとんどいない。しかし公園内は花見客で混雑している。上野公園が日本人だけで、こんなに混んでいるのを見るのは久し振りだ。
桜は満開で、みんなそぞろ歩きで桜を楽しんでいる。今年は公園内の宴会が禁止なので、酔っ払いもいなくて静かなものだ。
宴会で盛り上がる花見も悪くはないが、静かな花見も悪くない。
上野東照宮の境内の桜も綺麗だ。
上野から都バスで浅草に行ってみた。
ここにも大勢の観光客がいて、彼らは自粛疲れでストレス解消に来ているようだ。
仲見世通りも混雑しているが日本人ばかりで、外国人観光客も少しはいるが目立たない。
しかもマスクの品切れで、多くの人はマスクをしていない。
「新コロナウィルスなんかに負けない」という意思表示なのかもしれない。
公園中央から御徒町方面を見る。(いつもなら大道芸が見られる場所)
(おまけの)
中国で新型コロナウィルスが騒がれて武漢の街が閉鎖された頃からと思うが、気のせいか私の住む家の近くで中国人が増えたような気がする。
それ以前も中国人はいたが、日本でも高収入を得ていたらしく、あまり目立たず、マナーも悪くなかったので気にならなかった。
浅草寺・薬師堂の「しだれ桜」。
ところが最近になり目にするようになった中国人は「田舎丸出し」なのである。老夫婦が多く、中国の田舎から出て来たままという服装と雰囲気が見える。
私の想像では「日本に住む息子を頼って、新コロナウィルスから逃げるために中国の田舎から東京に来た」のではないかと思う。彼らは全く日本語を理解しないので、スーパーのレジで渋滞が起きている。
浅草寺本堂(薬師堂から見るソメイヨシノ)
「日本の国際化」が言われて久しいが、国際化とは「予想外の人も来る」ということである。
息子を頼って日本に来た中国籍の両親は息子の扶養家族となり、3ヵ月以上日本にいれば健康保険に加入出来る。
更に介護保険にも加入出来て、日本政府の保護を受けられる。
なにか変だ。
日本は新コロナウィルス患者は、国籍を問わず誰でも無料で治療が受けられる。それを狙って外国人がやって来ないとも限らない。
日本はお人好しなんだなー。
浅草寺・宝蔵門をバックに記念撮影するギャル2人。