■マグロの回遊
(2015年6月25日) かなり前にテレビ報道で「水族館のマグロが大量死」というニュースを見た人は多いと思う。その水族館は葛西臨海公園の中にある。
我が家から水族館は見えないが、臨海公園にある世界一の大きさの観覧車は見える。
クロマグロの右にシュモクザメ、右端にタカサゴがいる。
以前に私はここでクロマグロの回遊を見たが、その迫力に感動した覚えがある。
水族館はクロマグロが死んだ理由が分からないので、生態が似ているシュモクザメを放流して様子を見て、その結果によって、再度、クロマグロを放流することになった。
タカサゴは一斉に同じ方向に泳ぐ。
水族館が出来た当初は、クロマグロが165匹も泳いでいた。
その時にも私は見物に行ったが、165匹ものクロマグロが泳ぐ姿は美しく勇壮で、その迫力に驚いた覚えがある。 それが昨年の12月頃からクロマグロが次々と死に出した。
クロマグロは右から左へ泳ぐ時は、水槽の上を泳ぐ。
そこで野次馬の私は4月16日に、クロマグロがたった1匹しかいない水族館に行った。
今回の見学では水槽にシュモクザメが2匹と、タカサゴを500匹くらい入れてある。さすがに生き残ったクロマグロが1匹では、見学者も少ない。
シュモクザメは英語でハンマーヘッドと言う。
頭がハンマーのような形をしているから、この名が付いた。
巨大な水槽にクロマグロがたった1匹とシュモクザメが2匹とタカサゴでは、どこにいるのか探すのが大変である。
それでもクロマグロは元気良く、大きな水槽をいっぱいに使って左から右、右から左へと泳いでいる。シュモクザメはどこにいるか分からないので、しばらく目を凝らして見ていると、時々、水槽の下の方に現れる。
クロマグロは左から右へ泳ぐ時は、水槽の真ん中を泳ぐ。
ここにも東洋風の観光客が来ている。
韓国人らしい女性の3人連れは、水槽の前で寝そべって写真を撮っている。
どうして韓国人と中国人は普通に出来ないのか?
「自分さえ良ければ・・・」という態度は自分の国だけでやってくれ!
クロマグロの下をタカサゴが泳ぐ。
クロマグロの水槽以外にも、沢山の海の魚の部屋に水槽がある。
更にペンギンのコーナーもあるが、私はクロマグロの泳ぐ水槽しか興味が無い。
5月末まで様子を見て、シュモクザメが死ななければ6月にクロマグロを投入するらしいので、その時にはまた行こうと思う。
生き残った「ど根性クロマグロ」は100キロ以上はありそうだ。
(おまけの話)
しばらくシュモクザメで様子を見ていた水族館は、やっと6月21日になってクロマグロを投入した。 そこで、私は公開2日目の6月23日に葛西臨海水族館へ行ってみた。
行ってみて驚いた。 水槽一面に黄色のテープが格子状に貼られている。これじゃ以前の大型水槽の大迫力とはほど遠い。少し興ざめだった。
格子状に貼られた黄色のテープが興ざめである。
平日の午前中なので、思ったよりは見物客が少なかった。
これはマグロのガラスへの衝突防止策のようで、マグロが慣れたら剥がす予定だそうだ。
マグロは小ぶりのものが77匹、投入されている。
生き残った1匹の「ど根性マグロ」は、仲間に入らずに悠々と泳いでいる。
マグロは水槽の左端かなり手前のこの場でUターンする。
水槽の壁が怖いのだと思う。
私が見に行った日の朝に、マグロが1匹死んだそうだ。夕方にもう1匹死んだ。水槽の中と底に剥がれたウロコのようなものが沢山見える。
「この先、大丈夫かなー」と心配になる。
水槽の前の階段状の座席に座り、しばらくマグロの泳ぐ様子を観察する。それにしても、平日の午前中なのに子供連れのお母さんが多い。
自分が見たいので、子供は学校を休ませたのかなー?
80センチくらいのクロマグロがせわしなく泳ぐ。
まだ、小さいので余裕のある泳ぎではない。