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[2020.06.29]
■宣言解除後のマグロの回遊を見に行く  
 
政府は5月25日に、新型コロナウィルスによる緊急事態が終了したと宣言した。そして「段階的に社会経済の活動レベルを引き上げていきます。新しい生活様式・スマートライフを定着させ、感染拡大防止と経済再生の両立を図っていきます」と述べている。 
 
コロナ騒動は全く落ち着いて来ていないが、政府は経済のことを考えて緊急事態宣言を終了したのだろう。 
 
    東洋一の観覧車(この日は小雨だったので、乗らなかった) 


緊急事態宣言が終了したからといって、私の生活が変るわけでもない。 
マスクは届いたが、給付金の10万円はまだ振り込まれていない。 
 
中央区は区民の生活援助の為にハッピー買い物券というものを発行し、 
1人5万円を支払うと区内で利用出来る6万円分の買い物券と交換出来る 
制度を始めた。 
これはまた「多摩格差だー!」とY君から、クレームが付きそうだ。 
 
      ガラス張りのドームの下が水族館になっている。 
 
 
話は飛ぶが、6月18日にブログの「ブログ閉鎖中の話題」で「マグロの回遊」をアップした。 
 
毎日のウォーキング先で悩んでいた私は、「葛西臨海公園」のマグロはどうなっているか?」と気になりHPをチェックしてみた。 
この水族館が私のお気に入りで、勇壮なマグロの回遊を見ると気持ちが癒されるのである。 
 
         巨大な水槽中を泳ぐクロマグロ。 
 
 
HPを見たらタイミング良く、6月23日から水族館の一般公開が始まると分かった。しかしコロナ対策の為に、以前とは違い事前にネットで見学を申込む制度になっていた。 
 
「3蜜」を避ける為なのだろう。 
私はすぐに25日の午前11時30分の回を申し込んだ。 
 
 
 
水族館に行くには大江戸線で「勝どき駅」から隣駅の「月島駅」へ行く。そこから地下鉄有楽町線で「新木場駅」に行き、そこでJR京葉線に乗り換えて1駅の「葛西臨海公園駅」で降りる。 
 
所要時間は約20分である。11時30分に間に合うように、少し早めに家を出た。駅前が目的地の葛西臨海公園なのだが、水族館まで数分は歩く。 
 
      動きが早いので、ピントを合わせるのが難しい。 
 
 
見学申込みの時に水族館からメールで送られて来た入場券のQRコードを、係員が確認する。その先に100メートルほど進んで、体温測定をして身分証の確認をする。更に先に進んでやっと入場券の購入となり、シニア料金は350円であった。 
 
たかがマグロを見るだけなのに、大変な騒ぎである。 
しかも15分おきの予約になっいたので、館内に入ったら小さな子連れの親子で大混雑だった。 
 
 
 
私はマグロしか興味が無いので、途中の水槽の魚はパスする。 
やはりマグロはみんな好きなようで、大水槽の前は大勢の人が来ていた。3蜜を避ける為に予約制にしたのだが、あまり役に立っていない。 
 
以前ならゆっくりと写真を撮れたのだが、久し振りの開館なので、みんな興奮状態だった。子供がはしゃぎ、母親がそれを注意し、予想していた雰囲気とは違っていた。 
 
 
 
(おまけの話) 
私は水槽の前の階段席に座り、マグロが左から右へ、右から左へという泳ぎを見つめていた。 
 
解説によると【マグロは、泳ぐのを止めると窒息してしまうため、一生の間、いっ時も休むことなく高速で泳ぎ続けなくてはいけない。夜の間も十分な睡眠を取らず、代謝を低くして遊泳速度を落としながら泳ぎ続ける。マグロは呼吸するために泳ぎ続けることを運命づけられた魚なのです】とあった。 
 
 
 
単純な泳ぎを見ているだけで、なぜか私は心を癒される。 
入れ替わり立ち代り見学者が去って行っても、私はその場で「マグロの遊泳」を見続ける。 
 
そして気が付いた。「癒される人がいるなら、癒す方の人もいる」。 
単純だが,真理である。 
 
これは色々なものに当て嵌まる。映画、演芸、演劇、スポーツ、音楽、美術、漫画など、人によって色々と癒されるものがあるだろう。 
 
 
 
癒す方がプロなら、彼らは必死になって制作したり、活動したりしているはずだ。それがアマチュアなら、そんなに必死でないだろうし、なかなか多くの人を癒せない。 
 
プロとアマチュアの違いは、「必死」と「気楽」の違いなのかもしれない。マグロは「生きる為に必死に泳いでいるから、私を癒してくれる」のかもしれないと、変なことを考えながらマグロの遊泳を見続けたのである。 
 
         マグロ同士は絶対に、ぶつからない。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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