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[2009.08.28]
■困った時の橋本さん
最近の伊達での私は頼まれ事が増えているように感じる。 
『橋本さんは、いつでも暇な人』と思われているのかもしれない。でも、実際は忙しいのである。 
 
色々な人から色々なお誘いがある。 
それはそれで、とても嬉しい。 
でも、そうなると日程の調整にかなりの難しさが出て来ている。 


ある日、とんでもないお誘いがあった。 
『ネパールの踊りを見ませんか?』という看護師のKさんからの連絡だ。 
 
 
踊りは翌日のことだし、お盆休みで観客を集める自信が無い。 
 
それでも気の優しいKさんは、『橋本ご夫妻に見て頂ければいい』と言う。 
そうなると、私達が見に行かないわけにはいかない。 
『困った時の橋本さん』なのである。 
 
 
それでもイコロ農園には14人の観客が来てくれた。 
私の司会に続き、ネパールの民族衣装に身を固めたKさんの説明でダンスが始まる。 
出演者は男性ダンサーなのだが、用意されているCDが女性のダンス用の物であった為に、男性が女性の踊りを披露した。 
 
ネパール・シルク 
 
それでもネパールの踊りの雰囲気は十分に我々に伝わった。 
1曲目は『花』に関するダンスで、2曲目は『働きに行っている弟に美しい洋服をおねだりする』という、なんだか出稼ぎの踊りのようだ。 
3曲目はなんだか忘れた。 
 
質問の時間も設け、またアンコールもあり、楽しいひと時であった。一番驚いたのは、Kさんの流暢に話すネパール語であった。 
人には隠れた才能があるのだなーと思った。 
そういう私には隠れた才能は無い。 
みんな喋ってしまっているから・・・。 
 
 
(おまけの話) 
ネパールには友人と2人で、『ヒマラヤ山脈を身近から見よう』と考えて、飛行機で上空から見に行ったことがある。 
女房は『ネパールは汚いから嫌だ』と言って、不参加であった。 
 
ネパールの首都であるカトマンズの町は確かに汚かった。 
『うごめく』という表現がピッタリするほどの多くの人達が、町に溢れていた。 
 
インド系の彫りの深い黒い顔で、みんななぜか哲学者風に見えるから不思議だ。 
日本からの援助があるせいか、かなり親日的で観光客には嬉しい。 
 
 
6000メートルを越えるヒマラヤの山々は、見上げるほど高い。そして圧倒される美しである。 
地元では、3000メートルまでの山は『丘』と呼ぶというから驚きだった。 
 
町の喧騒と汚さとヒマラヤの美しさの対比の中で、しばし呆然とした覚えがあるカトマンズの思い出である。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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