昨日の朝,新聞を読んでいる妻が
妻:「あなた~『ダブル翔太』って人,知っている?亡くなってるよ」

私:「『ダブル翔太』・・・お笑いの人?二人とも亡くなったの?事故か何かで。」

私はWヤングさんのようなお笑いのコンビしか思い浮かばず。

妻:「アメリカの著名なサックス奏者・・・」

私:「ウェイン・ショーターやないかい!」

それこそ夫婦漫才のようなボケボケな会話になってしまいました。

亡くなった方のことばかり書いていると死亡欄のようになるのでやめようと思ったのですが,妻と一ネタあったので。

以前も「イタン・トミさんが亡くっているよ」。
と言って。
私「そんな婆さん知らないよ」(高齢の「トミさん」かと思った)。
妻「『マルサの女』とか」
私「伊丹十三やないかい!」
と言ったことがあって。

そんなわけで先日亡くなられた,ジャズのテナー・サックスレジェンド,ウェイン・ショーターさんについて少し書きます。


ウェイン・ショーターは1960年代前半からアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズやマイルス・デイヴィスのバンドに参加したり,フュージョン・バンド「ウェーザー・リポート」加入やスティーリー・ダンのアルバム参加など「音楽は雑食」の私にはたまらないサックス奏者でした。

代表作は写真左上「JUJU」でしょうかね。歌手のJUJUさんは彼のサックスが好きでその名前にしたそうです。JUJUさんが「いいとも!」に出演した時,タモリさんがそれ聞いて大変驚いていました。

写真右上「スースセイヤー」は「ワルツ・トリステ」という曲を演奏していててっきりカルロス・ジョビンのカバーかと思ったら,何とシベリウスの「悲しきワルツ」のカバーでした。


このどこに連れていかれるか分からないような浮遊感のあるサックスが彼の魅力ですかね。

リー・モーガンの「デライト・フリー」ではビートルズの「イエスタディ」のカバーでソロ取ってます。ここでも幽玄なソロを展開。


そしてスティーリー・ダンの「Aja」ではアルバムタイトル曲で素晴らしいソロを展開。このアルバムにはキーボードでヴィクター・フェルドマンも参加しています。80年代前後のロックのアルバムはジャズプレイヤーがエッセンスのように使われていたのではないでしょうか。ビリー・ジョエルの「素顔のままで」のフィル・ウッズとか。


このアルバムが録音された1977年は今よりも根深く人種問題があって,マイルスに「白人に媚びるなよ」とアドバイスをもらってスタジオに向かったとこのアルバムのドキュメントで話していました。曲の前後を聞いてさっとワンテイクでOKだったようです。

自分も歳を取りましたが,レジェンド級のアーティストが亡くなっていく今日この頃です。

ではまた・・・。


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