心の伊達市民 第一号

マイナス4度

ブログ閉鎖中の話題(2018年1月26日)


23日に草津温泉近くの本白根山が噴火して、雪中演習中の自衛官に1名の死者が出ている。台湾から来たスキーヤーの撮影した動画が、噴石が直撃する危険な様子を映し出していた。
暑い国から日本の冬を楽しみに来ていた台湾人家族も驚いたと思う。

東京でもスカーフを頭に被ったイスラム教徒のマレーシア人やインドネシア人が、22日に降った大雪で大喜びではしゃぐ姿を目にする。


日比谷公園の心字池の岸辺にある霜よけの藁(1月25日)。


1月24日のニュースによると、「東京に48年ぶりの寒波」と伝えていた。
「地球温暖化」と騒ぐ割には、48年ぶりの寒波じゃ理屈に合わないと私は思っている。

だいぶ髪の毛が伸びて来て、「床屋に行かなきゃ」と思ってはいたが、髪の毛を切ると寒いので「もう少し後で・・」と考えていたら、女房が「そろそろ床屋に行く頃ね」と言うので寒かったが出掛けた。


公園内の通路は雪が凍っていて、歩くと滑って危ない。


新宿住友ビルにあった床屋が閉店となり、その床屋の本店が有楽町にあるので、私は以前よりは通うのが楽になっている。午前10時30分までに店に入ると「調髪が2600円」と相場よりかなり安い。
でも仕事は丁寧で気に入っている。私は特別にCコースを頼んでいる。
Cコースというのは顔のマッサージが付いていて、料金は3100円で普通の床屋よりかなり安い。


ところどころにある水溜りが凍っている。こんな光景を東京で見るのは何十年ぶりだ。


床屋を終って考えた。「まだ家に戻るには早過ぎる。天気予報では今日の最高気温は4度ということなので、日比谷公園の鶴の噴水はまだツララが残っているに違いない」と思い、そちらに向かう。

公園の入り口から続く通路は雪が凍って、歩くと滑る。そろそろと進み、鶴の噴水の池に着いた。「やはり!」だった。
鶴の噴水は凍っていた、そして、カメラマンが大勢来ていた。


鶴の池の「鶴の噴水」は翼が凍っていた。


いつもなら午前10時過ぎともなると、鶴の羽のツララは溶けて無くなっている。今日は気温が低いので、シッカリと両翼に残っている。池の周囲を歩きながら、鶴の噴水を撮影する。

TBSテレビのクルーも来てビデオを撮影している。夕方のニュースで流すのだろう。
今日の私は撮影が目的ではなかったので、コンパクト・カメラしか持っていない。だからあまり綺麗な写真が撮れなかった。・・・と言い訳をする。


これだけ長いツララが出来るのも珍しい。


「どうせ寒いなら、もう同じ」と考えて、皇居の様子を見に向かう。ここが私の野次馬魂である。皇居前は大勢の外国人観光客が来ていて、「Wonderful !!」と叫び、雪と皇居の美しさを楽しんでいた。

松林の中は芝生となっていて、残っている雪も少ない。
それでも雪に投影する松の影が美しい。ここへ来ると、なんでも美しく感じるから不思議だ。


朝日を浴びて、ツララが輝く(午前10時頃)


皇居を後にして御苑の中の残り雪を見て廻り、和田倉門から東京駅に向かう。
東京駅の前の広場はコンクリートなので、雪はすでに溶けてしまっている。
わずかに芝生の部分に、今にも消えそうな雪が残っていた。

東京の雪の命は短い。
普通は1日だが、今回だけは48年ぶりの寒波襲来なので、あと2~3日は残りそうだ。雪なんか降るから、私は予定外の外出機会が増えて忙しくなってしまう。
でも、それもまた嬉しい。


鶴の土台も凍っている。


(おまけの話)
寒い中を出掛けて行き、東京の雪景色を読者に送っている。これは私の勝手であることは分かっている。でも、それに対してコメントをもらうと嬉しくなるから、褒められたい気持ちがどこかにあるのだろう。

今回の雪情報では4人からコメントがもらえた。
毎回、コメントをくれるHさん、時々、くれるE子さん、アメリカから女房の従弟、そして北海道からA子さんである。


日比谷公園正面入り口の噴水は、朝から日当たりが良いので凍っていない。


E子さんは私の同級生の奥さんで、多摩方面の雪情報を送ってくれた。
「私の周りでは20センチほど積もりました。今日現在でも至るところに残った雪は、そのまま凍ってなお寒く感じられます。主人は老いたことを理由に雪かきをしません。近所の若い方が見かねて通り道だけ確保してくださいました」。「おいY君!、老け込むな!、私と同じ年じゃないか!」。


皇居前御苑の松林には雪が残っている。


北海道のA子さんは、東京の近くから北海道に嫁いだ人である。
彼女のコメントには、「東京の方は雪が降る予報でも、スタッドレスにするという選択って無いものなんでしょうか? ニュースでスリップしている車を見るとつい突っ込みたくなります。そうかと思うと、坂道でスキーやスノボをやっている人が映ったり・・・。価値観の多様性?なんでしょうか? これにも驚きました」・・・とあったが、彼女も今ではすっかり北海道人となり、自分の若い頃の東京の冬を忘れているのかも?。


東京駅の前の芝生には消えかかった雪が残っていた。 夕方までには消えているだろう。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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