心の伊達市民 第一号

中央区まるごとミュージアム

毎年、この時期になると私の住む中央区では「中央区まるごとミュージアム」というイベントが行われる。
今年は新型コロナウィルスの感染も収まって来たので、11月14日(日)に通常の企画で行われた。


中央区のお知らせでは、【文化・芸術の秋に、区民の方々はもとより、中央区を訪れるすべての方々に、中央区の文化的な魅力を発見・再確認していただけるよう、中央区及び中央区文化・国際交流振興協会の共催により、本年度で第14回となる「中央区まるごとミュージアム2021」を開催します】とあった。



【中央区かるごとミュージアム】の乗船券


当日は区内各所で色々なイベントが開催されるようだが、私は「周遊船」の乗船を申し込んだ。
我が家からは隅田川、朝潮運河、晴海運河などが見えるが、中央区は非常に多くの水辺がある。
そこを小型の船に乗って周遊するのが、今回のイベントである。


私は隅田川の遊覧が好きで、浜松町駅からほど近い日の出桟橋から浅草までは定期観光船に良く乗る。
運河を巡る観光船にも何回か乗った。友人達と船を貸し切りにして、日本橋からお茶の水までも行ったことがある。



朝潮運河から月島川に入る。


今回のイベントは無料なので、申し込みが多かったようだ。
ネットで申し込んでおいたら、忘れた頃に「当選」の封書が届いた。
周遊コースは3つあったが、乗船場所が近い「朝潮周遊コース」を選んだ。

乗船場所は我が家の窓からも見えるので、歩いて行っても数分で行ける。
段々と不精になって行く自分を感じている。



月島川から隅田川へ出る水門


出航は一番早い時間の午前10時を選んでおいたので、当選の確率も高かったのだろうと思っている。
午前10時少し前に乗船場所の「朝潮運河船着き場」に行った。
この時間の乗船客は30人のようだ。カップル、親子連れが多く、1人は私の他には2~3人だ。


船はオープンデッキのものなので、天井が無く外が良く見える。
10時ジャストに船は出発した。船は音も無く、静かに進むので気持ち良い。



勝鬨橋の跳ね上がる部分を水上から見る。


先ずは朝潮運河を少し上流に上り、月島運河で左折する。ここは春には両側の桜が綺麗である。
そのまま進んで、月島水門を通り過ぎると隅田川に出る。
隅田川に出て左折して、勝鬨橋の下を潜る。


昔は橋の真ん中から2つに折れて、大きな船でも通れるようになっていた。
現在は橋の交通量が多いので、そんな悠長なことは出来ないので大きな船は通れない。



東京湾に出るとレインボーブリッジが見える。


更に進むと右側は旧築地市場、浜離宮と続く。そして築地大橋の下を潜る。
左側には私の住むマンションが見える。その先は豊海水産ふ頭で、倉庫群が見えて来る。


『この橋を境に、この先は東京湾になる』とガイドが説明しているが、私には「我が家の庭」というか、「我が家の海」みたいな感じだ。右側に竹芝桟橋、日の出桟橋と続く。左側には冷凍倉庫、そして東京海洋大学の練習船「海鷹丸」が見える。



東京湾から朝潮運河に入る(左/冷凍倉庫群、右/臨海消防署)


前方にレインボー・ブリッジが見えるが、そこまでは行かずにUターンする。
そしてまた朝潮運河に入って行く。右側は東京消防庁の臨海消防署本署と消防艇、東京オリンピック選手村と続く。左側には私の住むマンションが迫って来る。環状2号線の前で、水門を通る。


そして朝潮運河船着き場に戻って来た。たった30分の乗船だったが、天気が良かったのでとても気持ちが良かった。勝どき地区を一周しただけで、距離にすれば約5キロくらいではないだろうか?



朝潮運河の水門を通過する。


(おまけの話)
船を降りて、次は「中央区まるごとミュージアム」のイベントである、クラシックカーを見に行った。
私はクラシックカーにあまり興味は無いのだが、小金井市に住んでいた頃の友人のFさんが趣味にしていた縁がある。


彼の企画で毎年、小金井公園で「クラシックカー・フェスティバル」を開催し、私は司会を頼まれたこともあった。「クラシックカー」の定義は色々あり確立されたものは無いようだが、日本では「だいたい60年以上前に製造された車」となっているようだ。



クラシックカーの集合場所


クラシックカーの集合場所が築地市場の横なので、私は小金井時代の友人が参加しているかもしれないと思って出掛けて行った。しかし既に次々と車は出発していて、Fさんがいたかどうかも分からなかった。


そこでこのクラシックカーのイベントは「THE 銀座ラン」と名売って銀座通りを走るらしいので、銀座に向かった。11時30分頃になったら、京橋方面から銀座に向って走って来るクラシックカーが見えた。



銀座通りを走る「メッサーシュミット」


だが私の想像していた「THE 銀座ラン」とは少し違った。
一般車両の間にポツン、ポツンとクラシックカーが走っているのである。
私が小金井で見たのは、参加車輛が列をなして走っていたので見応えがあった。
銀座通りでは警察の許可が下りず、それは出来ないのだろう。


しかも都内のイベントは品が良く、乗用車ばかりだ。小金井のクラシックカー・フェスティバルでは古い消防自動車やトラックなども参加していたので面白かった。「THE 銀座ラン」はあまり面白くないので、適当なところで切り上げて家に戻った。



銀座通りを走るクラシックカー

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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