心の伊達市民 第一号

徒然なるままに(139)

【超長寿社会】
新聞報道では100歳を越えている日本国民の人数は、9万5119人だそうだ。
その内の88.3%が女性というのだが、それにはどんな理由があるのだろう?

ネットで調べたら、『鳥・昆虫・魚・哺乳類を含む229種の生物の寿命データが調査されたところ、「同じ種類の性染色体が2つあること」が生存に有利に働くことが示されています。哺乳類でいうと女性の性染色体「XX」がこれに当たりますが、鳥類の場合はオスの性染色体「ZZ」が該当し、メスよりオスの方が寿命が長いとのこと。これも性別による寿命差のパズルを解く1つのピースだとみられています』とあった。


 高齢者と死者の集まる場所?「築地本願寺」



【9月の休日】
9月のカレンダーを見ると、日曜日は5回、祝日は2回、土曜日は4回ある。
サラリーマンは土曜日も休みなので、なんと30日間の内で11日も休んでいることになる。その上に有給休暇もある。こんなに休みが多いとお金も必要だし、家では邪魔者扱いされて、もっと働きたい人も多いのではないだろうか?

私が働き始めた頃は、日曜日と祝日しか休みは無かった。
それが月に1回だけ土曜日を休みにし、しばらくして2回となった。
大手企業が毎週土曜日を休みにしたので、私の会社も少し遅れてそれに見倣った。
ところが引退すると「毎日が日曜日」なので、日曜・祝日は出掛けない私は休みが多過ぎる月は困るのである。


お休みの多い9月のカレンダー



【帆船・海王丸】
少し前にマンションの49階から消防ヘリの離着陸訓練の様子を撮影した。
その後、海技教育機構の帆船「海王丸」が、9月20日午前10時30分に出航すると知った。そこで今回も49階のスカイラウンジから、出航の様子を撮影することにした。
出航時間より15分もスカイラウンジに行ったが、時間になっても海王丸は出て行かない。

しばらく待ったが動かないので諦めた。そして午後になってからホームページで確認した。また私が早とちりをしたのである。出航ではなく、到着だったのである。
しかも時間よりかなり早く到着していたので、私は出航と勘違いしてしまっていたのだった。


海技教育機構専用桟橋に停泊中の「海王丸」(スカイラウンジから)



【ペンギン】
銀座に行ったついでに、キャノン・ギャラリーを覗いてみたら、この日は「ペンギン」だけの写真展示だった。室内の壁に飾られた写真は、すべてペンギンだった。
冊子が置いてあったので、もらって帰り読んでみた。
冊子の名前は「PENGUIN POST」で、特集は「どうする? ペンギンの高齢化問題」だった。

動物園のペンギンは高齢化が進んでいるようで、自然界では10歳くらいの寿命が、動物園では20歳を越える。高齢化と共に人間と同じように、胃がんや肝臓がんで死ぬケースが増えていると知った。
水に入って泳いでいても、水から上がれなくて手助けもするようだ。やはり動物は自然界に置いた方が良いと感じた写真展だった。


 ペンギンの写真展(キャノン・ギャラリー)



【ミスト噴射】
銀座4丁目の三越デパートから築地方面に少し行った場所で、道路の両側に小さな公園がある。そこには休憩所があり、夏は上からミストを噴射している。
話は変わるが、中央区から観光写真コンテストに応募して欲しいとメールが届いた。
コロナでフォトコンテストも中止が多かったので、久しぶりに応募する気になった。

だが応募する写真が無いので、このミスト噴射を撮影に行った。
人物の顔が分かる写真はダメなので、ミスト越しの写真が良いと思ったからだ。
応募写真とは違うが、こんな感じの写真を撮った。


ミスト噴射の向こうでバスを待つ外国人観光客たち



【金太郎飴(2)】
少し前のブログに載せたセイコー創業者の「服部金太郎」のことが気になっていたので、ネットで調べてみた。
すると銀座丁目の「セイコーミュージアム」で、ガイド付きの案内があると知った。
そこで早速、申し込んで見に行くことにした。
現地に行ったら自分のスマホでQRコードを読み取ると、1階から5階までの展示品の前で音声で解説を聞けるようになっていると分かった。

ガイドの案内まではまだ時間があるので、1人で勝手に音声ガイドで見て回ることにした。服部金太郎の説明では、『京橋の生まれで1873年の太陽暦への改暦で、時計を生涯の生業と決め、1881年に21歳で銀座に「服部時計店」を開業した』とあり、さすがに成功する人は凡人とは違うと大いに感心したのである。ここはお勧めのミュージアムである。


「セイコーミュージアム」の入口の大時計



【カラオケの人たち】
コロナ禍後に、またマンションの友人たちと,館内のシアタールームでカラオケを始めた。私を含めて5人で、最高齢は91歳、最低は81歳という、どうしようもない超高齢者ばかりだ。

メンバーを紹介すると、Aさん(81歳)は栄養失調と医者から言われている。少し前に転んで、両手首を骨折した。次が私で82歳、Bさん(85歳)は元気で、孫がいまアメリカで大評判の映画「SHOUGUN」に出演している。Cさん(86歳)は足腰が弱っていて、介護を受けている。Dさん(91歳)は元気で、「石原裕次郎」の歌だけを歌う。
AさんとBさんは奥さんを亡くし、独居老人である。

マンション内の住民は働き盛りの若者で溢れているが、私の周りは老人ばかりで嫌になる。いつまでも若く元気でいたいので、あまり超高齢者とばかり付き合わない方がいいのかもしれないなー。


 「吾亦紅(われもこう)」を歌う私



(おまけの話)【都心を歩かない会】
「都心を歩く会」が「都心を歩かない会」になって久しい。
「歩かない」となると、計画を立てる私はとても苦労することになる。
7月と8月は「暑いから」という理由で中止にして、9月になって3か月ぶりの企画になった。

企画を立てた時は、9月後半なら涼しいだろうと思った。やっと涼しくなったと思ったら、実行日にはまた暑くなってしまった。今回の企画は日本橋で、日本銀行の向かいにある「貨幣博物館」である。


 日本銀行の向かい側の「貨幣博物館」



久しぶりに全員参加で楽しみにしていたら、Yさんが急にギックリ腰で不参加。
プロカメラマンのOさんは、アメリカ撮影旅行で不参加となってしまった。
ある時、カラオケの友人たちに聞いたが、『もうこの年になると、どんどんと友人がいなくなっている」と言っていた。この「都心を歩かない会」も、いつまで続くかと心細くなって来た。

午前11時30分に、日本橋三越デパートのライオンの前に集まったのは、5人だった。
三越の特別食堂を予約してあったのだが値段が高くなっているし、最近になり10%のサービス料を取ると分かった。
引退ジジイがサービス料を支払う店に行くのは、身分不相応と思いキャンセルした。
その代わりにウナギ屋の「伊勢定」を予約しようとしたら、満席で断られてしまった。


「さんま定食」(1200円)



昼時はいつも食事をする場所で苦労している。今回は仕方ないので三越の向かい側の「コレド室町」にした。
そしてKさん推薦の和食店に入ったら、今が旬の「さんま定食ランチ」があった。
食後に貨幣博物館に行った。ここは警備が厳重で、荷物検査の上にX線の検査もある。
2階の入口の前に休憩所を兼ねて椅子が並べてあり、そこでビデオ放送を見てから中に入った。

博物館の目玉は発行されたばかりの新札の、精密な加工を確認できる装置である。
館内の撮影が禁止なのは残念だが、とても面白い。私は3回目だが、みんなは喜んでいたのが嬉しかった。入場無料なので、暇人にはお勧めの博物館である。


2階の博物館入口横の壁(館内は撮影禁止)

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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