心の伊達市民 第一号
中高の同級生のプロカメラマンのOさんからメールで案内が届いた。
『季節感に欠け晩秋らしからぬ日々が続いていますが、予報では冬本番もやってくるようです。11月21日(木)〜27日(水)ポートレートギャラリー(四谷)に於いて所属する日本旅行写真家協会展が開催されます・・・』
『小生も作品を2点出展しますので時間がありましたらご高覧頂ければ幸いに存じます。尚、22日(金)当番日で終日、在廊しています』。
彼は私の近所に住んでいるのだが、なかなか会う機会が無いので、彼が在廊しているという22日に四谷まで出掛けて行った。
四ツ谷駅行の都バスの始発がマンション裏の「晴海五丁目」になったので、私にはとても便利になった。しかし時刻表を見ると田舎のバスみたいで、1時間に1本しか無い。
しかも午後3時台は運行が無いのだから、よほど利用者が少ないのだろう。
42分のバスの小旅行で四ツ谷駅に着いた。
写真展の会場に向かう交差点で、たまたまOさん夫妻とお姉さんに出会ったので一緒に会場へ向かった。
ビルの5階にある会場に入ると、照明を落し気味にした中で写真が浮き出している。
この写真展は旅好きのプロカメラマンの集まりのようで、友人のOさんは仕事も外国が多かったようだ。彼の写真は2枚で、「ポルトの屋根」と「ワイナリーカウンター」だった。これはポルトガル北部ポルトに位置する、ポルトワイン生産地の光景だそうだ。
町の風景の中で中央右に見える黄色の建物と人物は、ワインメーカーのSANDEMANで世界的に有名だそうだ。写真展には40人もの作品が展示されているので、見る方も大変である。
写真展を見た後に、神宮外苑の銀杏並木を見に行くことにした。
神宮外苑近くまで行くための都バスも地下鉄も無い。
そこでブラブラと歩いて、久しぶりに観光をしながら行くことにした。
四ツ谷駅前の街路樹のプラタナスが色付いている。
それにしては葉っぱが小さいので、ネットで調べてみたら「モミジバフウ」という種類のようだった。
四ツ谷駅から西に向かう。すると正面に「迎賓館赤坂離宮」が見えて来る。
赤坂離宮は明治42年に東宮御所として建設された。第二次世界大戦の後、10数年を経て日本が国際社会に復帰し、外国からの賓客を迎えることが多くなったために、国の迎賓施設として大規模な改修を行い、昭和49年に現在の迎賓館となった。
私はかなり前に中に入ったことがあるが、現在でも予約制で一般公開をしている。
迎賓館と庭園を見るだけなら、大人料金は1500円である。
迎賓館の正面から右に行くと、突き当たりが学習院初等科である。
皇族が通う小学校で、入学希望者が多い。上手くすると皇族と同級生になれるからだ。
迎賓館に沿って左に曲がり、坂を下る。
左手は赤坂御用地で、西側は天皇一家が暮らす赤坂御所、東側に秋篠宮邸があり、その他に三笠宮邸、高円宮邸など宮家の住居がある。春と秋の年2回の園遊会の会場も、この赤坂御用地の一角にある。更に進むと左側には、赤坂御用地に入る「鮫が橋門」がある。
警備は厳重だが、私は警備をしている皇宮警察の2人に声を掛けた。『写真を撮ってもいいですか?』。すると2人は『いいですよ』と言って、自分たちは両側に下がってくれた。ここから先は登坂になる。かなり急坂で、足にこたえる。
この右側奥は創価学会の本部があり、そこも歩いたことがあるが、創価村の感じを出している。もう少し行くと権田原交差点で、その先はもう神宮外苑となる。
ここまで四谷から写真を撮りながらゆっくり歩いたが、約25分で到着した。
(おまけの話)
神宮外苑では、大勢の観光客がイチョウの紅葉を見に来ていた。
今年は「銀杏まつり」は中止と聞いていたが、現地に行ってみたら有料の「東京クリスマスマーケット」を開催していた。無料の「銀杏まつり」は、追い出されてしまったか?
紅葉にはまだ少し早いような気がしていたが、急な寒さで予想以上に紅葉が進んでいた。でもまた地面にあまり葉が落ちていないので、黄色の絨毯にはなっていなかった。
なぜか若い女性が多いのだが、学生なのか?
イチョウと自分の写真を撮りたい人が多く、自撮り棒がアチコチに見える。
他人の迷惑も考えず、集団で歩道の真ん中で撮影するグループもいる。
私はイチョウのトンネル写真を撮りたいのだが、人の入らない写真は撮れない。
だからどうしても、人の頭より上の写真になってしまう。
先に進むと、段々とマナーの悪い人が増えて来た。
聞こえる言葉は中国語のようで、中央道路には出てはいけないのに、勝手にロープを越えて出て行く。そしてポーズをとってカメラに収まっている。
通行する車はクラクションを鳴らしっぱなしである。
私は動画撮影をしたかったので、何度も人物が入らないように気を付けながら撮影した。
でもそうなると銀杏並木のトンネルが撮れないことになり、なかなか自分の思うようにはならなかった。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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