
心の伊達市民 第一号
【マロニエの実】
今回から新しく企画した「街角スナップ」を始めたいと思う。
有楽町駅に近い銀座3丁目に、安売り店の「OKストア」があり、朝食用のバターが残り少なくなったので買いに行った。店はマロニエ通りのユニクロの下の地下1階と2階にある。
信号を渡った時に足元を見たら、なにかたくさん落ちていた。よく見たらマロニエの実のようだった。銀座でマロニエの大きな実を見たことがないので、みんなこんな小さい時に落果してしまうのだろうと思った。可愛い実なので、拾って家に持って帰った。
並木通りに行くと、もう「アジサイ」が咲いていた。いつもの年よ早いような気がした。この通りのアジサイは「青」、「白」の2種類で、西洋アジサイである。
日本のアジサイと違うのは中心に小さな花が固まっていて、周りに3~4枚の花弁がある花が取り囲んでいる。
アジサイの種類は多いので私もよく分からないが、資料によると『ホンアジサイは原種であるアジサイを日本で品種改良したもの。セイヨウアジサイはそのホンアジサイが海を渡り、ヨーロッパやアメリカで品種改良されて日本に逆輸入されたもの』だそうだ。
早めにランチを食べるために、「GINZAファイブ」に行った。
その時に小さな数寄屋橋公園の中を通ったら、突き当りに「若い時計」があった。
ご存じ「芸術は爆発だ!」の岡本 太郎の作品である。
1970年に開催された大阪の日本万国博覧会のシンボルで「太陽の塔」の姉妹編だ。
公園に植えられた木々が大きくなり、今の時期は葉が茂っているので、気を付けて見ないと分からない。
ランチを食べてから、日比谷の方へ行ってみた。
いまの時期には『帝国ホテルのロビーに飾ってある花は何かな?』と思い、そちらに向かった。すると左のあるベンチに、なにやら白いモコモコしたものが動いているのが見えた。
「なんだろう?」と気になり近付いて行ったら、なんと4匹のポメラニアンだった。
飼い主が特注の乳母車に4匹を乗せて、ここまで散歩に来たようだった。
帝国ホテルのロビーの花は「白いサツキ」だった。あまりパッとしていない。
もと来た道を戻り、JRのガード下に来た。
夕方だと、このガード下のトンネルは、焼き鳥の煙でモウモウとしている。
いつもサラリーマンで賑わっているが、最近は外国人観光客も座っている姿を見るようになった。この時は早い時間だったので、店も開いてなく電燈も点いていなかった。
こんな光景を見るのは私には珍しいので、思わずカメラに収めた。
(おまけの話)
この日は土曜日なので、12時から銀座通りは「歩行者天国」となっていた。
銀座通りに出ると、関係者が道路に椅子とテーブルを出しているところだった。
私はすぐに「MATSUYA」と「MITSUKOSHI」の中間に席を取り、椅子に座って「銀座ウォッチング」をすることにした。
道路は段々と人が出て来て、思い思いに散策するようになった。
やはり多いのは外国人観光客で、楽しそうにぶらついている。
私の目の前に「日本テレビ 取材中」と書かれたピンクのチョッキを着た若い男が立った。テレビなのに、カメラクルーはいない。「なんだろうか?」と思い、目が離せなくなった。すると彼は夫婦者が来ると近付いて行って、なにか話し掛けている。
それも夫婦なら誰でも良いのではなく、どうも豊かそうな服装の定年間近かの人だけである。見ていると、10組に1組くらいしか立ち止まってくれない。
彼は何か聞いているようだが、特にメモも取っていない。
ここからは私の想像だが、あるかどうか知らないが『テレビ番組「定年」に出演を依頼している』のではないだろうか?
歩行者天国は外国から入って来たのだが、いまでは銀座のような歩行者天国は珍しいのかもしれない。もっとも外国人観光客と言っても、色々なところから来ている。
「ど田舎」から来た観光客もいるだろうし、そもそも車社会で歩く人があまりいない国から来た人もいるだろう。
写真には撮り難いが、「へそ出しルック」、「下着姿のうような服」、「入れ墨だらけの手足」、「異常な肥満」などが多い。映画に出て来るような美男美女は、探してもいない。そんな光景を歩行者天国の椅子に座って見ているだけで、時間が過ぎて行く。
私にとっては「安い娯楽」であった。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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アートで楽しむまち歩き!ムロランアートプロジェクト2021
旧市街地のレトロな街並みで知られる室蘭駅周辺で、アートとまち歩きを楽しむイベントが10月9日から始まりました。 ムロランアートプロジェクト(MAP)。 室蘭の歴史的建造物が期間限定のアートギャラリーに大変身!10月31日まで土日限定で観覧できます。 初日の10月9日(土)に遊びに行ってきました。 まずは本部のある旧室蘭駅舎へ。公式パンフレットが配布されています。 この黄色いパンフレットがまち歩き「MAP」として、道案内をしてくれます。 さっそくまち歩きスタート! 旧室蘭駅舎には室蘭出身のアーティスト・中村岳さんのインスタレーションが展示されています。 初日のこの日、公開製作が行われていました。完成まであと少しというところの製作風景です。 明治45年に建造された旧駅舎の構内に、巨大な立体作品が次第に姿を現してきました。 鮮やかな赤茶色が室蘭の工場風景や鉄を彷彿とさせます。ドームのような不思議な形。設計図はなく、インスピレーションで形を作っていくのだそうです。 国内各地で活躍する中村さんですが、出身地の室蘭では今回が初の本格的な製作・展示となります。完成したインスタレーション、ぜひ生でご覧になってみてください。 続いて、千穐萬歳堂(せんしゅうばんぜいどう)へ。 大正14年に建てられた歴史ある倉庫です。入り口から佇まいというか、存在感に圧倒されました。こういう建物が保存されていることもすごいことだなあ、と思います。 中は改修され、ギャラリーとなっています。 1階は室蘭工業大学山田研究室のプロジェクト、2階は川上りえさんの造形作品が展示されています。木骨石造ということで、石の壁と木の骨組みが独特の雰囲気を醸し出していました。建物とアートのコラボレーション!美術館での展示とは全く違う味わいがありますね。 坂をのぼって次の会場へ。 景色を眺めながら気持ちよいまち歩き!会場間が遠すぎず近すぎず、程よい距離でコースが組まれており、お子さんから高齢の方まで、歩きやすいのがポイントです。 旧丸越山口紙店。こちらも大正時代の建造物です。レンガの壁からロマンの香りが漂ってくるよう!ゆっくり眺められるのは徒歩ならではですね。 古い調度品に溶け込むようにして、岩崎麗奈さんの写真作品が展示されていました。作品と建物、どちらも見応えがあります。普段は入ることができない建物だけに内部を見られる貴重な機会でもあります。 途中にカフェや飲食店が多くあるので、ランチやお茶を楽しむのもおすすめです。昔ながらの甘味処として親しまれる「すずや」に立ち寄りました。若者からマダムまで、幅広い年齢層の女性客が甘いものを楽しんでいました。 MAPにもおすすめリストが載っています。 室蘭プリンスホテルでは、10月8日〜10日の3日間限定でMAP連動企画として「中央町懐古展」が開催されました。来場者はホテルのクラシックな雰囲気の中、昔の写真や映像を楽しんできました。 さて、最後は中央町たのしま横丁(大辻医院跡地)へ。 初日のこの日、オープニングイベントとして大黒淳一さんによる音楽ワークショップが開催されました。街の音を録音して、音楽をつくる一日限りのスペシャル企画。地域の子ども達で賑わっていました。 音楽作りの様子。公式Facebookをご覧ください↓↓ ムロランアートプロジェクトは「室蘭の未来地図をつくる」をコンセプトに3カ年開催を予定しています。 プロジェクト代表の荒井純一さんは 「繁華街だった室蘭駅周辺をコンパクトに歩けるルートを制作しました。室蘭は普段気づかないポテンシャルがたくさんある街だと思います。アートや街歩きを通してそれを発見してもらえたらと思います。」 と話していました。 建物、まち歩き、アートと、いろんな切り口からいろんな楽しみ方ができるところが面白いな、と思いました。古い建物と現代アートがお互いに美しさを引き立てあって、新しい街の魅力が生まれ出てくるような、そんなワクワクする気持ちになりました。 芸術の秋、ご家族やお友達と出かけてみませんか。 各会場では入り口で消毒、検温、記名を行い、感染対策に配慮されています。 Muroran Art Project2021 2021年10月9日〜10月31日 土日のみ開催 12:00〜18:00 入場無料 ※MAPは旧室蘭駅舎で配布されるほか、公式HP(https://muroranart.wixsite.com/website)からダウンロードできます。 主 催 / Muroran Art Project 協 力 / 大町商店会、室蘭工業大学山田研究室、蘭歴建見会 後 援 / 室蘭市、室蘭商工会議所、室蘭観光協会、北海道新聞室蘭支社室蘭民報社、FMびゅー 助 成 /北海道開発協会助成事業 会 場・展示アーティスト :旧室蘭駅舎(MAP本部)中村 岳 | 千穐萬歳堂(海岸町3-2-6) 川上りえ 室蘭工業大学 山田研究室 |旧丸越山口紙店(海岸町2-5-8) 岩崎 麗奈 | 中央町たのしま横丁(中央町1-2-7):大黒 淳一 (10.9日のみ) 詳細・最新情報はこちらからどうぞ ムロランアートプロジェクト muroranart.wixsite.com/website Facebook
むしゃなび編集部
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