心の伊達市民 第一号

写真で見る東京(73)・・・冬の花火

毎年12月になると、毎週土曜日にお台場で花火が上がる。それもたったの5分間だけである。我が家からは隣のマンションのガラスに光が反射するので、『花火が始まったな』と分かるが見えない。テレビを点けていなければ、風向きによってはわずかに音が聞こえる程度だ。

そこで12月の第一土曜日に、マンションの49階のスカイラウンジに見に行った。
ここからお台場は遠いがスカイラウンジからは遮るものが無いので、レインボーブリッジの向こう側に花火が見えるはずである。


レインボーブリッジの左側に花火が打ち上げられた。



カメラはコンパクトカメラと、一眼レフカメラを持参した。
一眼レフカメラは三脚で固定したが、ガラス窓に反射する室内の光が入ってしまう。
この日のスカイラウンジには、10人ほどの花火見物の住民が来ていた。

私は『電気を消してもいいですか?』とは言い出せなかった。
この部屋はメゾネットになっているので、私は階段を上り50階に行った。
こちらには住民がいなかったので、条件の良い場所が確保できた。


花火の3分の1くらはマンションに隠れてしまう。



撮影の失敗が無いように、先ずはコンパクトカメラで撮影することにした。
でもこの時点では、どの辺りに花火が上がるかは分かっていなかった。
午後7時丁度に花火が上がった。しかしそこで目に入ったのが、「HARUMI FLAG」で建設中のタワーマンションだった。

花火の3分の1が、そのタワーマンションに隠れてしまうのだった。もっと右だと思っていたので、全く予想外のことだった。私は焦った。
想定外のことが起きると、高齢者は焦る。これが車の運転時に起きると事故になる。
たまにマンションから外れた場所に上がる花火もあるが、その数は非常に少ない。


たまに隠れない花火が上がる。



もうコンパクトカメラでの撮影は止めて、一眼レフで花火に焦点を合わせる。
300ミリのズームの付いているレンズなので、焦点さえ合えばなんとかなる。
花火は一瞬なので、その時になって後悔したが、「固定焦点にしておけば良かった」・・・と。
でも「花火の上がる正確な位置は分からなかったしなー」と、自分で自分を慰める。


一眼レフカメラで撮影したものを拡大した。



花火のフィナーレになった。5分というのは短い。想像以上に短い。焦っているから、なおさら短く感じた。
フィナーレの花火が3分の1は隠れていたのでは、見ている私はフィナーレを喜べない。
花火は遠い上に、ガラスで遮られて全く音も聞こえない。

やはり花火は「ドーン」という音も必要で、両方あって初めて楽しめるのである。
家に帰ってすぐに夕食となったが、花火の話は女房にバカにされるといけないので、写真も見せず少しだけにした。


フィナーレも隠れていては・・・・。



(おまけの話)
前回のスカイラウンジからの花火は全体が見えず、しかもたった5分では物足りなかった。しかも納得感がなかったので、次の第二週目の土曜日に寒い中をわざわざお台場まで行こうと思った。

でも当日になったら、『たった5分の花火の為にお台場に行くのもなー』と考え直した。
この辺りが昔の私と違うところで、年齢には勝てないようになった。


5分の花火大会が始まった



そこで不精をして、晴海ふ頭公園で撮影することに変更した。この場所なら目の前が海で遮るものは何も無い。
しかもここならすぐに家に帰って来られるが、でも距離的には花火はまだかなり遠い。
前回撮影したマンションのスカイラウンジの距離からは、半分くらい花火に近付いた。

ただ問題は花火はレインボーブリッジの向こう側で打ち上げるので、橋が邪魔になるのではと心配だった。マンションのスカイラウンジは49階なので、花火を上から見下ろす感じだった。




晴海ふ頭は寒いと思ったので、必要以上に防寒をして行った。
そこには花火を見るために、近くのHARUMI FLAGの住民が20人ほど来ていた。
今回の私は失敗は許されないので、一眼レフカメラとコンパクトカメラを持参した。
一眼レフカメラは三脚を使い焦点を固定したので、シャッターボタンを押すだけでいい。

動画撮影をしようと思っていたので、コンパクトカメラは静止画と動画を撮るのでダイヤルを回さなければならない。
手元が真っ暗なので小さめのライトを持参したのが、とても役に立った。




午後7時になり、最初の花火が打ち上げられた。
ところが私の予想と違い、花火はレインボーブリッジよりかなり左側に上がった。
コンパクトカメラを手に持ち、先ずは静止画を撮る。そして一眼レフカメラのシャッターボタンを押す。これがなかなか上手く出来ない。




動画はブレないように気を付けたが、高齢の為に手が震えていたようだ。
コンパクトカメラと一眼レフカメラで撮る。忙しい。あっという間の5分だった。
今回は2回目なので前回よりは上手くできたと思うが、出来栄えは「まあまあ」だった。
・・・と思ったら、打ち上げ場所が2ヵ所あったようで、奥の方の1ヵ所の花火は少しボケていた。


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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