
心の伊達市民 第一号
【カルガモ親子】
勝どき駅から家まで歩いて帰る途中に「新島橋」がある。下を流れるのは新月島川である。その橋を渡った時に、何気なく川を見下ろしたらカルガモの親子が泳いでいた。
母親と子供のカモが12匹の大所帯である。母カルガモは私に気が付いたのか、警戒して戻って行ってしまった。
そのまま静かにそこで待っていたら、予想通りにカルガモ家族は戻って来た。
そして橋の下を潜って反対側に行ったようだ。私も慌てて道路を渡り、反対側の水面を見たら隅田川に向かっていた。私は心配になってテラス沿いに付いて行ったら、水門を通り越して隅田川に消えて行った。大丈夫かな~?
【案内ロボット】
地下鉄浅草線の「新橋駅」の改札に入る手前に、ツーリスト・インフォーメーション・センターがある。その入口にはロボットの「コンシェルジュ」が控えている。
駅員の姿をしたロボットだが、男性か女性かは分からない。
このロボットはなかなか優秀で、多言語対応で鉄道の案内をする。
以前に私は『近くに美味しい店はありませんか?』と問いかけてみたら、『他の質問をして下さい』と言われてしまった。
時々、外国人観光客が面白そうに、ロボットに向かって質問をしていることがある。
【国際見本市】
たまにではあるが最新情報に興味があり、東京ビッグサイトの国際見本市を見に行っている。自宅の前から東京BRTに乗れば、数分で「国際展示場」に着く。
そこから目の前に巨大な東京ビッグサイトの、逆三角形の建物が見える。
この奇抜な設計は「佐藤総合計画」という会社がコンペで採用された案で、2016年10月に完成した。
今回の見本市は「NEW環境展」というもので、事前申し込みをすれば無料で見に行ける。広い会場には内外の多くの会社が出品していたが、リサイクル、ゴミの破砕、分別などの機械が多かった。たまに見本市に来て、時代の流れを感じるのも高齢者には刺激になる。
【築地本願寺でランチ】
久し振りに築地本願寺境内にあるレストラン「紫水」に行ってみた。
この店では日替わりの「ビジネスランチ」が900円で食べられるが、私はここにお墓を持っているので「築地本願寺クラブ」のゴールドカードを持っている。すると10%の割引が受けられる。この日はサラリーマンが1人もいない。
「どうしたのかな?」と思った。
メニューを見たら、ビジネスランチが無い。私の好きな「鴨そば」も無い。
ウエイトレスに聞いたら、『ランチはメニューが変り、セットものだけになった』と言う。仕方ないので「天丼セット」を注文したが、1380円もする。これではサラリーマンは来なくなる。
店の方も材料費も上るし、人件費も上るし、値上げするしかないのだろう。
でも私には量が多過ぎて、ソバは半分残してしまった。
【築地本願寺ランチタイムコンサート】
毎月最終金曜日に、築地本願寺では本堂で「ランチタイム・コンサート」を開いている。しかし今年の2月からパイプオルガンが古くなったので入れ替えを行うことになり、現在は撤去されている。この日の演奏は2人の女性で、チェロと普通のオルガンだった。
やはりパイプオルガンとは全然違う。全6曲を演奏したが、なんだか眠たくなってしまった。最後に必ず仏教歌の「恩徳讃」を演奏するが、私は歌詞の中の一節に違和感を感じている。それは「骨を砕きても謝すべし」で、「骨を砕き」は過激すぎないか?
(おまけの話)【東京みなと祭】
「東京みなと祭」が5月31日(土)と6月1日(日)の2日間にわたり、「東京国際クルーズターミナル」で開催された。その目的は東京都港湾振興協会のHPによると、『東京港は昭和16年5月20日に国際貿易港として開港しました。「東京みなと祭」はこの開港記念日を祝して行われるイベントです。東京港の役割や魅力を伝えるイベントとして、参加型、体験型のコンテンツを企画しています』とある。
日曜日は出掛けないようにしている私は、31日(土)に会場の「東京国際クルーズ・ターミナル」に出掛けて行った。
家の前から10時15分発の東京BRTに乗り、東京テレポートに19分で着く。
そこから無料のシャトルバスで会場に向かった。
この日は生憎の雨模様で、しかもかなり寒く最高気温は17度だった。
こんな日は見物客も少ないだろうと思っていたが、「東京国際クルーズターミナル」の会場に着いたら大勢の人で混雑していた。シャトルバスを降りて館内を前の人に続いて歩いて行ったら、受付でなにかの札を渡された。
そこには「水上バス(竜馬)整理券 出航時間 11:40」と書かれていた。
出航まであと25分弱しかないので慌てて岸壁に出て、海上自衛隊の護衛艦「あがの」と、海上保安庁の測量船「昭洋」の写真を撮りに行った。建物の外は風が強く、雨も降っている。
外にも色々なブースがあり、東京港湾埠頭、東京税関、国土交通省、関東地方整備局、東京消防庁などが、仕事の内容を説明していた。
ステージもあるが、この雨では中止か延期しているようだ。時間も無いので適当に切り上げて、集合場所に急いだ。
集合場所に行くと、少し先の方に私が乗船する水上バス「竜馬」が係留されていた。
この船は浅草と日の出桟橋を結ぶ定期観光船で、私は何度か乗ったことがある。
当日に乗船できるのは他に「東京みなと丸」、「水上タクシー」、港湾業務船「江戸」があるようだった。私は出来たら小さな「水上タクシー」に乗ってみたかった。
「竜馬」に乗ったら、雨が止んだ。私は動画撮影の為にガラス窓の無い最後尾の席に座った。船はけたたましいエンジン音を立てて進むが、最後尾はエンジンの排ガスが入って来て参った。
お台場海岸~レインボーブリッジ~豊洲ぐるり公園~晴海ふ頭などの馴染みの場所を通過し、芝浦で反転して、また東京国際クルーズターミナルに戻った。
約50分の船旅だった。運良く、私の乗船中は雨も止んでいた。
家を出る前は海上自衛隊の護衛艦「あがの」の艦内見学を考えていたが、水上バスが終ったらまた急に強い雨が降って来た。更に雷も鳴っている。
もう面倒になり艦内見学は諦めて、シャトルバスに乗り「東京テレポート」に戻った。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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景色がごちそう☆ “ モントーヤ “ ですごす ゆったり時間
温泉街から国道230号線を車で走ると、洞爺湖の上、畑の真ん中に突如現れる黒いコンテナ。 直線道路なので、気になりながらも通り過ぎ、農機具の倉庫かな?一体なんだろう?と気に留めていた昨年。 そんな、筆者のような読者の方もきっといらっしゃったことと思います。 そして今年、どうやらOPENしたらしい!との情報を得て、謎を解くべく取材をさせていただきました。 ↑この束石がポツネンとあるだけの国道からの入り口 ちょっぴり勇気がいる入り口からコンテナを目指して奥へ向かうと、そこには遮るものがほとんどない空間。 畑だと思っていたこの土地は、実は畑ではありませんでした。 周りを見渡して感動しました。 ぐるっと300度くらい見渡せます。 しかも、羊蹄山・尻別岳・ニセコ連邦・昆布岳・有珠山などなどが一望でした。 尻別岳 羊蹄山 取材に訪れたことをうっかりと忘れ、うっとりとゆったりモードにスイッチが入りそうになってしまったほどの眺望です。 「危ない 危ない」と、気を取り直して玄関に向かうと、思わず開けたくなる可愛らしい赤いドアがありました。 ↑入り口にメニューがあるのは安心します ↑ドアを開けると可愛いくて不思議でユニークなディスプレイ ↑厨房で忙しそうないずみさん こちらは、2022年5月にオープンしたカフェ&キャンプサイト “ モントーヤ “です。 札幌から6年前に移住して来られた オーナー 井上啓二さんと奥様 いずみさんが営むお店です。 実はお会いして驚いたことがありました。 ご縁というのは不思議なものだとも思いました。 ↑大きな窓からは遠くの山がよく見えます 奥様のいずみさんは2年前、筆者が企画したワークショップに参加してくださった4名様のうちのお一人だということ。 オーナーの啓二さんは、筆者がどうにも気になって気になって、何度も探しに行った洞爺湖畔の幻の珈琲ソフトクリーム屋さんのオーナーさんだったということ(数ヶ月で満足して閉店)。 そうだったんだ! そうだったんだ! このような形でお会いできるとは! と、敷地に入った最初から少々興奮気味の筆者…^^; 店内は、外からは想像できないくらい落ち着いていて、どこか懐かしい雰囲気の調度品が並んでいます。 ジャズが心地よく流れ、レコードジャケットやコレクションの古いカメラが並びます。 ↑筆者好みのアーティストとレコードジャケット ↑昭和感漂うレトロなコーナー。 「東京に居た頃は服飾デザインの仕事をしていました。いわゆるDCブランドの服です。札幌に戻ってからは、もともと好きだった馬の仕事に携わりました。馬の競りのためのプロモーションビデオを制作したり、牧場のWebを制作したりする仕事です。札幌競馬があるときは、競馬場で売店も営みます。だからまあ、そちらの仕事が本業かな。」 ↑こちらはオーナーの本業。代表取締役としての会社「inox」のwebページ なるほど…。 馬に関わる映像のお仕事と“ モントーヤ “の関連がいまひとつ見えませんでしたが、飲食業にはすでに携わっていらっしゃったわけです。 そして、奥様とのご縁も馬が取り持ったとか♡ ↑コンテナは雨よけにもなり、イベントなどのショップにもご利用いただけます。 1本だけ残したドロノキ(ヤマナラシかも)は、シンボルツリーになっています 「この5000平米の土地は、僕が買う前は何十年も手付かずだったそうです。太くなった木も草も伸び放題のジャングル状態。崩れ落ちた家もそのままで荒れ放題。呆然としてしまうような荒地となっていました。水道も通っていませんでしたので、大掛かりな工事になりました。途方に暮れるほどの手間を掛け、足掛け4年がかりで開墾していきました。」 「そこまで苦労して…。この場所の何にそんなに惹かれたのですか?」 「景色です。どこを見ても山があるこの景色を見ながら珈琲が飲みたかった。ただそれだけです。」 それまで、クールな面持ちで話をされていたオーナーの目が、ふっと力が抜けて優しくなった瞬間でした。 この景色を見ながら一杯の珈琲(お店の珈琲は札幌の有名焙煎ショップ「斉藤珈琲」の豆使用)が飲みたいというそれだけで、4年間も開墾をしてしまう井上夫妻がなんとも素敵です。 「でも、そもそも何故札幌から移住して来られたのですか?」 「きっかけはスイスを訪れたことでした。もう本当にスイスが素晴らし過ぎて、人生観が変わりました。ほんと、絶対に行ったほうがいい!」 この時のオーナーの目はキラキラに輝いていました。 そのご様子だけで、どれほどスイスが素晴らしかったのかが分かりました。 「帰国後、札幌に住まなくても今の仕事はできるよね?と夫婦で話すようになりました。その時の場所の候補は、北海道の都会ではない景色の良いところ、もしくは南阿蘇でした。 そうして洞爺湖畔に居場所を見つけ、その2年後、周りの山々が見渡せるこの場所が気に入り購入しました。」 それから、足掛け4年の開墾の日々が始まったのでした。 店舗は、コンテナ7つを繋げて造られています。 大きな窓の店内はオーナー自らがデザインされたもので、お気に入りの調度品は、山を楽しむためのレイアウトになっています。 「ところでメニューを見せていただけますか?」 とお願いし、見せていただいたのがこちら。なんと、絵本でした。可愛い〜♡ ↑画像はありませんが、珈琲おいしくチーズケーキが絶品です! ↑次回はこちらを食べてみたい! ↑生パスタも美味しそう〜♡ そういえば、入り口にも店内にも絵本が飾られていました。 てっきり、いずみさんのご趣味かと思いきや…。 なんと、「僕のアイディアです」と。 この時のオーナーはちょっとハニかんだ笑顔でした。 ↑思い切り照れたお顔で振り返ってくださったショット ところで、“ モントーヤ “ の “モン“ とは、フランス語で “私の”という意味だそうです。 つまり” 私の洞爺”。 それでも湖畔ではなく、300度にわたり遠くに山を望めるここを選んだのは、「ここで珈琲が飲みたかったから」。 ここがオーナーにとっての「私の洞爺」なのですね。 「洞爺湖も有珠山もいい。でも、ここから眺める羊蹄山も洞爺湖町のランドマークであって欲しいのです。阻害するものが何もない畑のど真ん中で、この景色を楽しみに来ていただきたいです。」 ↑キャンプサイトご利用の場合は店舗の玄関フード内のトイレが共用利用できます 今後は、プライベートキャンプサイトも整備して行くそうです。 ただし、利用できるのはオーナーの友達か、友達の紹介限定だそうです。 優しく尖った カフェ&キャンプサイト“ モントーヤ “。 広大な土地にポツンとコンテナは目立ちますが、素敵な隠れ家を見つけました。 ―モントーヤ情報―虻田郡洞爺湖町成香19営業日時はInstagramまたはHPをご確認ください。Instagramhttps://instagram.com/montoya_108?igshid=YmMyMTA2M2Y=HPhttp://montoya.jp/*イベントのご利用も可能です。HPのお問合せフォームよりご相談ください。
Rietty
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昭和16年(Y)