心の伊達市民 第一号

(おまけの話)だけの話

(おまけの話1)【HERMES】
毎月、数寄屋橋交差点近くの高級ブランド店「HERMES」では、無料映画を公開している。私はこの映画館のファンで、毎月予約をして見に行っている。
最近は人気が出て来て午前10時からの予約だが、一瞬で埋まってしまいなかなか予約が取れなくなった。

12月の映画は1987年のアメリカ映画で、「プリンセス・ブライド・ストーリー」だった。王女と召使の男のラブストーリーであるが、そこに愛、冒険、敵対する国が絡む話だ。あの時代には、こんな映画でも楽しめたのだなーと思う。


 映画「プリンセス・ブライド・ストーリー」★★



土曜日の午前11時から映画が始まるので、いつも20分前には行くようにしている。
いつもは店に沿って20人くらいのお客が開店を待っている。見たところ、中華系の人が多い。映画を見る時の入口は、店の正面から横に入った裏にある。

12月はいつもの裏に、真っ赤なメルヘン調のハウスが建っていた。
その時はハウスのイベントもまだ始まっていなかったので、これが何だか分からなかった。


 「HERMES」のイベントハウス



映画が終りエレベーターで1階に降りて、ハウスの前に差し掛かった。
シルクハットの係の男性に誘われるがままに、私はハウスの中に入った。
中央の黄色の大きな箱の上に座るように指示され、上の方に見える小さなカメラを見るように言われた。

撮影が終るとQRコードの付いた紙を渡された。そのQRコードをスマホで読み取ったら、下のような画像が現れた。私はクリスマスケーキの中の箱に座り、周りは円筒形のガラスで囲まれている映像だった。
これはAIを使って合成した画像のようだが、HERMESはさすがにお洒落なイベントをやる。


 スマホに現れた「私」



(おまけの話2)【蛇窪神社】
なにかで見たのだが、令和7年の干支が「巳年」ということで、蛇を祀っている神社が取り上げられていた。私は蛇は嫌いだし怖い。子供の頃は、家にも青大将がでたことがある。

引っ越した家では白蛇が出たが、出入りの植木職人のXさんはそれを捕らえて焼いて食べてしまった。その数日後に多摩川に投網を打ちに行って、そこで死んでしまった。
みんなは「白蛇の祟りだ」と言っていた。そんなことからも私は蛇に弱いのかもしれない。


 町を挙げて「蛇」(東京の白蛇さま スネークタウン)



蛇窪神社は品川区のあり、都営浅草線の「中延駅」から近いと知り、怖いもの見たさで
12月31日に出掛けて行った。駅を降りると「それらしき人達」が歩いているので、その後について行ったら蛇窪神社が現れた。
だがお参りの人達の行列が出来ていて、私は蛇窪神社の前あたりで最後尾に並んだ。

少しずつ列は進みUターンして蛇窪神社の前に来たが、行列はさらに先に伸びていた。
ノロノロとまでも行かない進みで、どんどんと蛇窪神社から離れて行く。
その道は一方通行の細い、しかも曲がりくねった道で、折り返し地点が見えない。


 私が並んだ時は、最後尾は蛇窪神社前だった。



途中で行列から去る人も出て来た。
もう1時間も並んだので、ここで諦めるのも勿体ないと思い並び続けた。
折り返し地点が見えないと、あと全くどのくらいの時間が掛かるのか分からない。
並び続けるか、止めるか。もう2度と来ないだろうから、神社にお参りすべきか・・・。

1時間45分も並んだ時に、後ろからなにか声が聞こえて来た。
振り返ってみたら蛇の姿の神主らしき男が、榊の枝を振り行列の人達のお祓いをしながら通り過ぎて行った。あまりに長時間待ちの列なので、神社のサービスかもしれない。


  町の街路灯のデザインも「蛇」だった。



そしてすぐに戻って来た。どうやら折り返し地点は近いようだ。
でも私は考えた。この地点だと、まだ1時間30分は並ぶ必要がありそうだ。
今まで立ち続けていた足が、もうかなり参っている。
蛇が嫌いな私には、お参りをしなけえばならない特別な理由もない。

株取引の世界では「見切り千両」という格言がある。
そこで格言に従い、私は列を離れたのである。詳しくは、家で神社のホームページで見ることにした。
【蛇窪神社ホームページ】・・・除災招福総鎮護 東京の白蛇様 蛇窪神社 – 東京の白蛇様


 白蛇舞の衣装の神主が現れた



(おまけの話3)【浜離宮の鷹狩】
毎年、1月3日に浜離宮恩賜庭園で「鷹狩」のイベントが開催され、今年も11時と14時に行われると知った。イベントで見せるのは「放鷹」の演技である。

「放鷹」とは解説によると『訓練した鷹を放って野生の鳥や小動物をとらえる猟法。いわゆる「鷹狩り」で、そのために必要な鷹匠の技と心を「放鷹術」と呼んでいる。浜離宮恩賜庭園は、江戸時代に徳川将軍家の御鷹場として使用され、明治時代にも宮内省の鴨場として鷹匠が園内に常駐、鷹の訓練を行ってきた。。。。』

『1945年に都立庭園となってから皇室の鷹狩りが行われることは無くなったが、庭園の伝統文化を継承するため正月の開園行事として30年間「放鷹術の実演」が行われている』とあった。


 鷹と鷹匠の紹介



前回は15分前に行ったら、見える場所が無くて困った覚えがある。
今回は動画を撮りたいので11時の回の1時間前に現地に行き、一番前列のイス席が確保出来た。この日は寒くて、時々、小雨も降っていたが、大勢の観客が詰めかけていた。

やっとイベントが始まったが色々な人の挨拶があり、寒くて参った。
今回の放鷹術保存会からは見習いを含めて、13人の鷹匠が出演した。
演技が始まったが、鷹はなかなか鷹匠の言うことを聞かない。

鷹匠の腕から離れた場所で待つ鷹匠の腕に鷹が飛ぶのだが、なかなか飛ばない。
気分が乗らないのかしれない。動画撮影にはこれが一番困った。
いつから撮影を開始したら良いかが分からないのである。


  鷹匠の正式衣装と鷹



メインイベントは少し離れた高層ビルの頂上から鷹を離すと、浜離宮庭園のイベント会場で待つ鷹匠の腕に止まる演技である。私は一眼レフのズームを使い動画を撮影したが、鷹がいつ飛び出したかが遠くて分からず撮影は失敗だった。
動くものを撮影する難しさを実感した。

その後、観客の中から3人が選ばれて、鷹匠の即席指導で放鷹をした。
皮肉なことにそれが一番上手く、鷹が演技が出来ていたように感じた。
1時間弱の放鷹術のイベントはとても良かったが、すっかり体が冷えてしまった。
新橋でラーメンを食べて体を温めようと思ったのに、店で出されたラーメンはぬるかった。


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コメント

    Shinji

    Shinji

    写真の”鷹匠の正式衣装と鷹”ですが、鷹匠の眼が鷹の目つきになっているのには驚きです。

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伊達季節移住のススメ

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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1,449,827回

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