心の伊達市民 第一号

小さな発見(18)

【シオタマ】
私は東京BRTが開通してから、かなりの頻度で「汐留」に行くようになった。
ここにある「つるまる」で「うどん」を食べて、隣の「YATSUDOKI」でソフトクリームを食べる。店の前に変な水玉模様の人型アートが11体、四つん這いで並んでいる。

これは日本テレビが汐留に移転した時のイベントで、「アート驚く」で選ばれた作品だそうだ。このオブジェの名前は「シオタマ」君だそうだが、かなり気持ち悪いアートだ。
なんでも見慣れると良くなるという話があるが、私は10年以上も見ているが相変わらず気持ち悪い。


 「シオタマ」くん(汐留)  



【シャドー(影)】
冬になると夏と違い、太陽の光が低い位置から地面を照らすようになる。
すると色々なものの影が長く伸び目立つようになり、影を見ながら歩くのも面白い。
道路との境の鉄製のガードパイプにも、色々な種類がある。

ここの影は「銀杏の葉」で、これは東京都のマークである。
工事中の保護壁に映る影も、冬を感じさせる。
毎日、私はかなりの距離を歩いているが、車で通過するのと違い色々なものが目に入る楽しみがある。


歩道に映るガードパイプの陰



【オーバーツーリズム】
またオーバーツーリズムの問題を取り上げるが、都心部では毎日のことなので「また」になる。私がよく利用する地下鉄で「浅草線」がある。私は新橋から乗って、日本橋や人形町や浅草に行く時に乗る。この電車がかなり前から、大変なことになっている。

往きは帰国の為に成田空港へ向かう外国人と、浅草観光に行く外国人でいっぱいになる。帰りはやはり成田空港から東京に向かう来日外国人観光客でいっぱいだ。
しかも彼らは大きなキャリーバッグを1人で2つも持っている。

通路を歩けず、邪魔で仕方ない。昔はそんなことは無かった。旅行鞄に車輪を付けることを発明した人は、これで大儲けしたんだろうなー。


 都営地下鉄「浅草線」の社内 



【幸楽苑】
水元公園に行った時に、バスを降りたら目の前にラーメンチェーンの「幸楽苑」があった。このラーメン屋は以前に私が住んでいた家の近くに大きな店があり、私は時々、行っていた。13年前の値段は、驚きの290円だった。
今回は490円になっていたが、それでもまだ安い方だと思う。

席に座りタブレットで注文する。するとロボットがラーメンを運んで来る。
支払いは人間がいてやってくれるからいいが、これも自分で伝票のQRコードを読ませて機械に払う店もある。安い店は言葉が要らなくなって来た。その内に、外国人もいらなくなるだろう。


 「幸楽苑」のラーメン(490円)



【今年の干支】
令和7年の干支は「巳」である。私は蛇は苦手で、毒蛇でなくても怖い。
暮れに女房に頼まれて、銀座4丁目の「鳩居堂」に買い物に行った。
入口のショーウィンドーに大きな蛇を、可愛らしくした置物があった。

中に入ると大混雑で、色々な人が色々なものを買っている。
巳年に関係したハガキ、置物などが沢山売られていた。
暮れが押し迫った感じがして、その時はなんだか自分でも慌ただしくなってしまっていた。


「鳩居堂」の「巳」の置物 



(おまけの話)【年末ジャンボ宝くじ】
12月に「宝くじドリーム館」で行われたイベントの3回目は、「ハッピードリーム 歌の贈りもの」で4人の歌手が登場した。
会場は前回より観客が多かったが、いずれも高齢者ばかりだった。

2人目の「こおり健太」という歌手が登場したら、彼のサイン入りの赤シャツ姿のバアサン2人がペンライトを振っているのが見えた。
3人目に「美月優」という若い女性歌手が登場した時は驚いた。数人のジジイたちが一斉に「優ちゃん!」と叫んだ。

歌っている時は、もちろんペンライトを振っている。歌の途中で合いの手のように、「優ちゃん!」と叫ぶ。地下アイドルの「推し活」で、30歳くらいの独身オタク男が同じようなことをしているのをテレビで見たことがある。

私はここでジジイ達が同じことをしているのを見て驚いた。その時は異次元の世界に迷い込んだような気持になった。


  狭い抽選会場でイベントが行われる。



私が家に帰る時には、数寄屋橋バス停から都バスに乗ることが多い。
年末ジャンボ宝くじが売り出されると、毎年、買い求める人達で長い行列が出来る。
「億の細道」に入り、当選が多く出ている1番の窓口への行列である。

並べば必ず「当たる」わけではないが、当たりの出たことにない窓口より、当たりの出ている窓口に並びたい気持ちも分かる。
写真の中ほどの人のいない場所が、都バスの乗り場である。
1番窓口までの距離は100メートルはあると思う。並ぶ時間は1時間くらいは掛かりそうだ。


 12月の寒い中を100メートル以上も並んでいた。



昨年12月のブログ「小さな発見(15)で次のように書いた。
『この日は2024年12月11日だったので、末尾番号が「4・2・1」の3枚だけ買った。その結果は、来年のブログで・・・』と。

「宝くじドリーム館」で無料で3回もイベントを見せてもらったので、申し訳程度に3枚の年末ジャンボ宝くじを買ったのである。
狭い舞台だが、タレントから3メートルくらいの場所で実演を見たのである。
これが有料だったら、たぶん7000~8000円はするだろう。

肝心の宝くじの当選番号だが、予想通りで残念でもなかった。
宝くじの結果は1等はおろか、7等当選の下一桁は「6」で、私の買った「4・2・1」は外れたのである。


 私が3枚だけ買った「年末ジャンボ宝くじ」

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コメント

  1. 巳年生まれ(Y)

    巳年生まれ(Y)

    返信

    私は昭和16年生まれの「巳年」である。7回目の巳年をめでたく祝う事ができた。同級生からの年賀状には8回目の巳年を目指そう!と書いてあったが、96歳である。「〇ぬ事を忘れた?」と言っているH君には当然目指してもらおう!
    みんなに励まされて今年最初の新年会が楽しみである。

  2. Shinji

    Shinji

    返信

    干支の蛇の置物は、可愛く作ってあっても、なにか変である。いつものウサギ、羊、犬などの可愛さと違う。蛇置物をしみじみと見つめてわかった。頭がツルッとしているのがまずいのだ。そこで、小さな帽子をかぶせてあげたら、かなりハンサムになった。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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