
心の伊達市民 第一号
ブログ閉鎖中の話題(2015年6月6日)
日本で最後までスターバックス・コーヒーが無かった鳥取県に、遂にスターバックスが
開店したとテレビ・ニュースで報道していた。
前日から1000人も並んだというのだから、鳥取県の人は変である。・・・と思う。
徹夜で並んで飲むほど、この店のコーヒーが美味しいとは私には思えない。
鳥取県人に限らず、日本人は「珍しもの好き」のようだ。
2月6日に深川の清澄庭園近くにブルーボトル・コーヒーの日本第一号店が開店した。
ニュースでは大変な人気ということなので、2週間ほどしてから行ってみたが、店の外まで行列が出来ていて入店するのを諦めた。
「流行に乗り遅れてはいけない」と思う若者が多いようだ。
【ブルーボトル・コーヒー】・・・・・https://bluebottlecoffee.jp/cafes/kiyosumi
その後、そろそろ落ち着いたのではないかと思い4ヵ月以上も経った5月25日の午前中に行ってみたら、行列は短くなっていたが相変わらずだったのでまた諦めた。
この辺りは「深川」と言い東京の下町で、それなりに昭和の情緒が残っている場所である。近くにあったコーヒー店「Market 」は毎日、午後6時から営業開始と書いてあった。酒場でもないのに、深川という町は変だ。
せっかくの機会なので、その辺りをブラブラしてみる。
清洲橋通りを過ぎて左に入ると小さな工場と会社があり、静かな地域である。
どういう理由か、そこの200メートル以内に相撲部屋が5つもある。
大嶽部屋の上階は弟子達の居住部分か、相撲部屋はみんなマンション形式になっていた。
名横綱の大鵬の後を貴闘力が継いだ「大嶽部屋」、「北の湖部屋」、寺尾の「錣山部屋」、琴風の「尾車部屋」、安芸の島の「高田川部屋」がある。
最近の相撲部屋は世知辛くなり、どの部屋も会員になって1万5千円ほどを払わないと稽古風景を見せてくれないようだ。
近くに高橋(たかばし)という町がある。 ここの商店街は「のらくろ」を売り物にしている。「のらくろ」の作者の田川水泡がこの辺りに住んでいたことがあるそうで、それに因んだ町興しのようだが、悲しいかな、なんだか寂れていて歩いている人もいない。
「のらくろ」を知っているのは私の世代が最後だと思うから、今の時代に「のらくろ」で町興しには無理があるのでは?
【のらくろ館】・・・・http://www5a.biglobe.ne.jp/~norakuro/index.html
更に両国方面に進むと森下に入る。
この町は以前は山谷のドヤ街と並ぶ労働者の町だったようで、今でも名残の小さなビジネスホテルがたくさんある。 「ドヤ」とは「宿」を逆さに読むスラングである。
近くには私の贔屓のカレーパンの発祥の店「カトレア」がある。
コーヒーが飲めなかったお陰で、思いがけず深川散歩が出来た。
(おまけの話)
6月3日に遂にブルーボトル・コーヒーでコーヒーを飲んだ。
今度こそと思い、わざわざ雨の日を狙って行った。
「どうしてもブルーボトル・コーヒーを飲みたい」と思っていたわけではなく、一部の読者からフォトジャーナリストとして期待されているので、報告が義務と感じているからだ。
現地に着いたら、私の予想通り雨降りの日なので行列は無かった。
コーヒーの味を感じるために、ブレンドではなくシングルを注文する。
10分ほど待って、ドリップしたコーヒーが出来上がり私の名前が呼ばれた。
ミルクと砂糖はよく探さないと分からないような場所に置いてある。
店としては、ブラックで飲んで欲しいという意思表示なのだろう。
座席はバーカウンターにあるような背もたれの無い、背の高い木製のカウンターチェアである。座り心地が悪いので、必然的に長居は出来ないような仕掛けになっている。
ブルーボトル・コーヒーには悪いが、わざわざ飲みに行くほどのコーヒーではなかった。
この日もトレンディを自負しているような若者ばかりが来ていたが、日本人は飽きっぽいからいつまでこんな辺鄙な場所で営業が続くか?
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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アートで楽しむまち歩き!ムロランアートプロジェクト2021
旧市街地のレトロな街並みで知られる室蘭駅周辺で、アートとまち歩きを楽しむイベントが10月9日から始まりました。 ムロランアートプロジェクト(MAP)。 室蘭の歴史的建造物が期間限定のアートギャラリーに大変身!10月31日まで土日限定で観覧できます。 初日の10月9日(土)に遊びに行ってきました。 まずは本部のある旧室蘭駅舎へ。公式パンフレットが配布されています。 この黄色いパンフレットがまち歩き「MAP」として、道案内をしてくれます。 さっそくまち歩きスタート! 旧室蘭駅舎には室蘭出身のアーティスト・中村岳さんのインスタレーションが展示されています。 初日のこの日、公開製作が行われていました。完成まであと少しというところの製作風景です。 明治45年に建造された旧駅舎の構内に、巨大な立体作品が次第に姿を現してきました。 鮮やかな赤茶色が室蘭の工場風景や鉄を彷彿とさせます。ドームのような不思議な形。設計図はなく、インスピレーションで形を作っていくのだそうです。 国内各地で活躍する中村さんですが、出身地の室蘭では今回が初の本格的な製作・展示となります。完成したインスタレーション、ぜひ生でご覧になってみてください。 続いて、千穐萬歳堂(せんしゅうばんぜいどう)へ。 大正14年に建てられた歴史ある倉庫です。入り口から佇まいというか、存在感に圧倒されました。こういう建物が保存されていることもすごいことだなあ、と思います。 中は改修され、ギャラリーとなっています。 1階は室蘭工業大学山田研究室のプロジェクト、2階は川上りえさんの造形作品が展示されています。木骨石造ということで、石の壁と木の骨組みが独特の雰囲気を醸し出していました。建物とアートのコラボレーション!美術館での展示とは全く違う味わいがありますね。 坂をのぼって次の会場へ。 景色を眺めながら気持ちよいまち歩き!会場間が遠すぎず近すぎず、程よい距離でコースが組まれており、お子さんから高齢の方まで、歩きやすいのがポイントです。 旧丸越山口紙店。こちらも大正時代の建造物です。レンガの壁からロマンの香りが漂ってくるよう!ゆっくり眺められるのは徒歩ならではですね。 古い調度品に溶け込むようにして、岩崎麗奈さんの写真作品が展示されていました。作品と建物、どちらも見応えがあります。普段は入ることができない建物だけに内部を見られる貴重な機会でもあります。 途中にカフェや飲食店が多くあるので、ランチやお茶を楽しむのもおすすめです。昔ながらの甘味処として親しまれる「すずや」に立ち寄りました。若者からマダムまで、幅広い年齢層の女性客が甘いものを楽しんでいました。 MAPにもおすすめリストが載っています。 室蘭プリンスホテルでは、10月8日〜10日の3日間限定でMAP連動企画として「中央町懐古展」が開催されました。来場者はホテルのクラシックな雰囲気の中、昔の写真や映像を楽しんできました。 さて、最後は中央町たのしま横丁(大辻医院跡地)へ。 初日のこの日、オープニングイベントとして大黒淳一さんによる音楽ワークショップが開催されました。街の音を録音して、音楽をつくる一日限りのスペシャル企画。地域の子ども達で賑わっていました。 音楽作りの様子。公式Facebookをご覧ください↓↓ ムロランアートプロジェクトは「室蘭の未来地図をつくる」をコンセプトに3カ年開催を予定しています。 プロジェクト代表の荒井純一さんは 「繁華街だった室蘭駅周辺をコンパクトに歩けるルートを制作しました。室蘭は普段気づかないポテンシャルがたくさんある街だと思います。アートや街歩きを通してそれを発見してもらえたらと思います。」 と話していました。 建物、まち歩き、アートと、いろんな切り口からいろんな楽しみ方ができるところが面白いな、と思いました。古い建物と現代アートがお互いに美しさを引き立てあって、新しい街の魅力が生まれ出てくるような、そんなワクワクする気持ちになりました。 芸術の秋、ご家族やお友達と出かけてみませんか。 各会場では入り口で消毒、検温、記名を行い、感染対策に配慮されています。 Muroran Art Project2021 2021年10月9日〜10月31日 土日のみ開催 12:00〜18:00 入場無料 ※MAPは旧室蘭駅舎で配布されるほか、公式HP(https://muroranart.wixsite.com/website)からダウンロードできます。 主 催 / Muroran Art Project 協 力 / 大町商店会、室蘭工業大学山田研究室、蘭歴建見会 後 援 / 室蘭市、室蘭商工会議所、室蘭観光協会、北海道新聞室蘭支社室蘭民報社、FMびゅー 助 成 /北海道開発協会助成事業 会 場・展示アーティスト :旧室蘭駅舎(MAP本部)中村 岳 | 千穐萬歳堂(海岸町3-2-6) 川上りえ 室蘭工業大学 山田研究室 |旧丸越山口紙店(海岸町2-5-8) 岩崎 麗奈 | 中央町たのしま横丁(中央町1-2-7):大黒 淳一 (10.9日のみ) 詳細・最新情報はこちらからどうぞ ムロランアートプロジェクト muroranart.wixsite.com/website Facebook
むしゃなび編集部
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