心の伊達市民 第一号

六本木アートナイト

ブログ閉鎖中の話題(2015年5月1日)

自分の家でも、引退すると居づらいものだ。
現役の時は朝出て行くと、夜まで帰らない。
それがいつも亭主が家に居るとなると女房だって飽きるだろうし、自由が無くなり不満が溜まるに違いない。


虹の大きな垂れ幕。(六本木ヒルズ)



そこで私は夫婦円満の為に、平日はウロウロと徘徊するのである。
我が家はお勝手にあるカレンダーに、それぞれの予定を書き込むことになっている。
それを時々、忘れる私は怒られる。
現役の時はそんな小さなことで怒られたことは無いし、もっと重要なことが沢山あった。


ントリーのウィスキー「響」の造形。(六本木ヒルズ)



どこかで何かの催しがあると聞くと、フォトジャーナリストの血が騒ぐというとオーバーだが、取材に行かなければという強迫観念に襲われる。
そして今回は六本木地区で行われている「六本木アートナイト」に行って来た。


アリーナで大音響のヒップホップ。(六本木ヒルズ)



「アートナイト」とあるからには、イベントは夜からのはずだ。
でも私は午前中から出掛けて行った。
その目的の1つに六本木には小金井に住んでいた時に好きだった「幸楽苑」という安いラーメン屋のチェーン店があり、そこにいまどき珍しい290円のラーメンがあるからだ。


毛利庭園で光の花火。(六本木ヒルズ)



ラーメンを食べ、女房から頼まれた「おつな寿司」で稲荷寿司を予約し、六本木ヒルズで映画を見て暗くなるのを待つ。
いよいよ暗くなりアチコチでイベントが始まった。
六本木ヒルズのメイン会場のアリーナでは大音響でヒップホップをやっているが、私には馴染めない。


若者のストリートアート



イベントに来ているのは若いカップルばかりで、私は門外漢のように思えた。
場所を東京ミッドタウンに移したが、ここも若者ばかりである。
ゴジラを見て奥の芝生で行われていたキャンドルナイトを横目で見て、疎外感を感じて家に帰ることにした。地下鉄の改札を入る前に、おつな寿司に予約したことを思い出して慌てて戻った。


ゴジラと記念撮影。(東京ミッドタウン)



やはりと言うべきか六本木で行われる催しは若者向けで、ジジイには無理だった。
反省はしているが、でもまた何かあれば行くんだろうと思っている。
気楽に行ってしまう大きな理由の1つに、「都内なら、殆どの場所がシルバーパスで無料で行ける」というのがあるのかもしれない。


光のトラック。(東京ミッドタウン)



(おまけの話)
六本木という土地は大海に浮かんだ小島のような場所である。
交差点を中心に歩いてみると分かるが、渋谷方面、飯倉方面、溜池方面、赤坂方面、どちらに向ってもすぐに坂を下る。昔は都電しか行く方法が無かった場所である。


歩く光の男。(東京ミッドタウン)



現在の東京ミッドタウンは、昔は防衛庁のあった場所だ。
国立新美術館のある場所は、東京大学の研究所だった。
六本木ヒルズのある場所は、小さなしもた屋が密集していた。


LEDのキャンドル点灯がミシュランに登録決定と放送していた。(東京ミッドタウン)



なぜそんなことを知っているかといえば、私の母は六本木ヒルズの道路をはさんだ向かい側で育ったからである。
両親を早く亡くしたのだが、4人兄弟・姉妹なのにそれでもかなり豊かに育っている。

父親がその辺りの地主だったようだが、4人は誰に育てられたのか聞き損ねた。
今となっては知る手段も無いが、もっと色々と母に聞いておけば良かったと後悔している。


ペンライトを両手に持って、激しいダンス。(東京ミッドタウン)

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コメント

  1. 若者のストリートアート(Y)

    若者のストリートアート(Y)

    返信

    「若者のストリートアート」が10年前から流行っていたことを知り、令和の現在にTV・プレバトで人気の街角の看板アートを見学?に出掛けたことを思い出しました。「心の伊達市民第一号」さんの紹介で建築現場の周りを囲む塀にアートを描き先生と呼ばれる評論家?が点数を付け順位を競う番組の絵を見ました。
    見事な作品に歓声を上げた事を覚えています。
    流行は繰り返すものですね。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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