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親友と出雲大社と(5)

前回の話

 出雲大社に奉納するための砂を取りに稲佐の浜に行ってきた。

いよいよ出雲大社のお参り。
前日に稲佐の浜の砂を取ってきているから
準備は万端だ。

暑くなりそうだったので、
朝早くから行動することにした。
宿からは歩いて6-7分で二の鳥居(大社入口)に着く。


朝早くだと参拝客も少ない


珍しく拝殿に向かって降りていく参道

途中、大国主命が海から来た神に、
「あなたは生きとし生けるもの全てが
幸福になる「縁」を結ぶえんむすびの神となろう。」
と告げられるシーンがあった。


海から来た神と大国主命

三の鳥居(銅の鳥居)を抜けて拝殿の奥にある
本殿の近くには行けず、


八足門

八足門から本殿に向かって拝む。


右回りで本殿を回り込んで、


本殿は横から見える

本殿の背後からまた拝む。

今度は因幡の白兎たちも一緒である。


そして、本殿の背後には素鵞社(そがのやしろ)がある。
大国主命の親神である素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀っている。
ここに稲佐の浜の砂を奉納するのだ。


素鵞社

ここで昨晩とってきた稲佐の浜の砂を砂箱に入れる。

そして代わりに同じくらいの量、
もしくはそれより少なめに
砂を持ち帰っても良い。

こいつがパワーサンドである。
というのは、


社の足元に砂棚がある。ここで砂を入れ替える。

社の裏手にある八雲山は
パワースポットといわれておるわけで、

このパワースポットの霊力をいただき、
清められた砂をいただけるというのだから
ありがたい。


素鵞社の裏手にある八雲山の山肌。パワースポットと言われている。

素鵞社を終えて本殿の西側からまた拝む。
というのは、


本殿の西側から拝む。

実は大国主大神が御鎮座されている御内殿(御神座)は
本殿と同じ向き、つまり鳥居の方向の南向きではなく
西向きにあるからだ。

つまり、
大国主命は西を向いている。
八百万の神が降り立つ稲佐の浜の方角である。

不思議だなー。

でも西を向いているんだったら
西からお参りしたほうが
正面向いていいような気がする。

ここでお賽銭をしたら
中からガラガラと大きな音がして
たいそうびっくりした。
どうやらセミが中にいたらしい。

神様が答えてくれたかと思ったよ・・・


集われた全国各地の神々の宿所である十九社

つづく

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