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むしゃなび編集部
室蘭中島町のシャンシャン通り(通称)にある、 MUG KAFE JINYAを訪ねました。
カントリーウエスタン風の人目を惹く入口が MUG KAFE JINYAの目印。
オーナーがインテリアを全面的に手掛けたという店内も、 白木が使われたテーブルや柱やついたてがあり、 グループ同士が丸見えにならず目隠しになっているのに、とっても明るい雰囲気。
一見、狭いかと思えば、長いカウンターやボックス席、 掘りごたつのおしゃれな座敷もあり、奥に広く、 かなりの客数を迎えることができる。
・・・そして2階にも?(後で説明)
ところで、はて、このお店の屋号についた「MUG KAFE(マグカフェ)」とはなんだろう?
と思ったら、 ホットドリンクがマグで出てきた。なるほど!
注文したのはパンケーキの「フルーツ」と「ソーセージ」。
このときは2人で行ったので、お互いシェアしよう、ということに。
一緒に行った女史、曰く。
「ソーセージのほうがお昼ごはんで、フルーツのほうがデザートだね」
・・・ちょっと笑えた。
ーーーー食べる!ーーーー
さあ出てきました! こちらが、お昼ごはん(?)の「パンケーキ・ソーセージ」。
おいしそうなロングなソーセージが3本もついていて、 それぞれ違う風味。
ホイップクリームがついているのもうれしい。
他に、ヨーグルトと、ゴマドレッシングのサラダもセットになっている。
小さい器にはケチャップとマスタード。メープルシロップも。
ほぼ同時にデザート(?)の「パンケーキ・フルーツ」のほうも出てきました
クリームたっぷり。
小腹の空いていた筆者。 こちらを先に食べはじめたのですが
吸い込まれるように集中し、喉をつまらせかけました。(こ、こどもか?)
フルーツは、苺とマンゴーが半フローズン。
「ルイベって言う? 果物も?」
「・・・鮭のルイベ、って言うよね」
「あ、じゃあ、フルーツのルイベでいいんだね」(ほ、ほんとかいな?)
などというさりげない会話をかわしながら。満喫。
メニューには他に、ピザ類、パスタ類、オープンサンドや、 本格的なステーキのセット等もあり、洋食系の豊富なメニューにおどろいた。
アルコール類もあって、 「お昼にビールと食事でくつろがれるお客さんもいますよ」と、 オーナーの久保仁宣さん。「生活時間はそれぞれですからね」
久保さんは九州生まれで若い時に北海道に来ました。どうやら「数学」の勉強をしていて 師匠に導かれるままに北の地に立ったようですが、詳細はナゾです。
そして店長は菊池一成さん。
東京で飲食店に勤めていましたが久保オーナーと縁があって、 昨年の6月にお店がオープンした際、店長になったそう。
ーーーーメニューがなんだか面白いーーーー
この店のメニューは、じっくりと見る価値あり!
手書きのせいか、その文字と内容のせいか、 なぜだか「読みたくなるメニュー」なのだ。
その内容は、もちろん料理品目なのだが、ところどころ、面白い。 「揚げただけのナス」なんてのもある。 食事と一緒に飲み物を頼むととっても安くなることや、 そしてなんと、食事をすると、 2階のスペースでカラオケが2時間、無料、なんてことも書いてある。
その「スペース」とはいったい?
ーーーー2階に秘密のスペースが(いえ、秘密ではないのですが)ーーーー
「2階にいくつかの部屋があって、使い道は自由です。
大きな1部屋にもなりますし、 なんにでも使っていいんです」と久保さん。会合、趣味のサークル、展示会などに使われているが、 「お客さんの意見をどんどん聞いて、色々なことに使ってもらいたいです。 この店には決まり事がないんですよ」。
アイデアや楽しい企画を待っているとのことで、 「企画書をお持ちください」と壁に張り紙が。 一部屋の使用料金は 非営利の使用が、無料~2500円(時間・内容相談)、 販売などの営利使用では、2500円。
ーーーーいつまで居てもOK!ーーーー
この店の、喜ばれている特徴は何ですか、と聞いたところ、 「朝から晩まで、ずっと居てもいいことです」。 開店は朝10時。閉店は夜10時。 「昼の部、夜の部という区切りもないですし、中休みもないので 一日中居てもらっても構いません」と、長居を歓迎している。 ふと横のボックス席を見ると、 女性の数人がじっくりとくつろいでおしゃべりしていて、 見るからに長居している。なぜなら、 とっくに、かなり前に食事が終わっている空気なのに、 追加のパスタ料理が運ばれる。それは彼女たちにとってたぶん 本日の2回目の食事なのだ、そうに決まっている。 いいなあ!今度、長居、しに来よう、、、 長居の必要があるときは、ここだな、、、! お客様の割合は女性がとても多いとのこと。
ーーーーシャンシャン、名前からして要チェック?ーーーー
このシャンシャン通りには新しい飲食店が並びはじめている。 中島入口から室蘭工大へ抜ける大きい道919号線から、 ほんの一本山側に入るだけなのに、ちょっと隠れ道のようなこの通り。 「店の顔ぶれもあってか裏参道みたいな雰囲気になってきました。 裏参道的な店が連なる、いい通りになれば、と思っているんですよ」 と久保さん。 古いお店もいいし、新しいおしゃれな店もちらほら。
全ての店舗がオープンしているわけではなく、 やっているかやってないか一見してよく分からない、 というのも裏参道的なのかも。 この通りのお店、順番に訪ねてみたい。 そう思える雰囲気が立ちはじめている。 ところで、「シャンシャン通り」は、 本当は「シャンシャン共和国商店街」という名前の商店街通り。 ・・・ここは共和国なのですね! このネーミング、なにか昭和の香りがしてこないだろうか?
MUG KAFE JINYA(ジンヤ)
北海道室蘭市中島町1丁目38-7
電話・FAX 0143-84-8082
営業 10:00~22:00/ランチメニュー 平日11:00~14:00 定休 木曜日
2階スペース使用料金(1部屋)
非営利の使用:無料~2500円/営利使用:2500円(各利用の時間・内容は相談の上)
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引用元:洞爺湖周辺地域マガジン「むしゃなび」
https://mushanavi.com/author/mushanavi_desk/entry-2265.html
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