九鬼(くかみと読みます)家は熊野神社の神官で、
中世には水軍として勇名を馳せましたが、
徳川時代に京都の綾部に転封されてしまいます。
その綾部で丹波国綾部藩主・九鬼旧子爵家に伝わった
歴史・神道・武道関係文書の総称が

九鬼文書と言われるものです。

綾部という地は明治期に大本教が生まれますが、
開祖・出口ナオのお筆先に

「九鬼大隅守の因縁がわかりてきたらどえらいことになるぞよ」

という一節があり、
九鬼家と大本教の間には共通の伝承が想定されます。

九鬼文書では、九鬼家の遠縁は高御座山で、
鬼門八神・宇志採羅根真大神を祀り、
皇祖神をスサノオとしています。

大本教の中心神は艮の金神とスサノオです。
九鬼家の聖地・高御座山の場所については、
大本教の出口王仁三郎が艮の金神の聖地とした
播州神島対岸の神山と丹波亀岡の高熊山を挙げています…。

九鬼文書は、およそ3つの伝承が複雑に絡み合って成立していて、
あらゆる神様の名前が出てくるから全容はこの場では避けますが、
九鬼文書には、
太元輝道神祖なる始原神に始まる長大な神統譜が含まれています。

スサノオの姉とスサノオの娘という2人のアマテラスを挙げ、
天皇家は後者から発したとする系譜や、
ウガヤフキアエズ王朝73代が記されている。

更にその系譜によると神々の子孫は遠くは海外に広がり、
例えばノア、モーセ、イエスはスサノオの、
釈迦はツクヨミの血をそれぞれひいているんだと…。

九鬼文書にある「鬼門祝詞」は
宇志採羅根真大神(艮の金神?)の徳を讃えるものであって、
丑寅(艮)は陰陽道では鬼門といわれ、
祟り神の金神が潜む方位とされています。

ところが、九鬼文書ではその忌まれる神・宇志採羅根大神こそ
万物の創造神であると教えています。

九鬼文書には、未来と思われる世界について語っている箇所があって…
「艮の金神」が蘇る時、人々は未曾有の変化にさらされて、
世界は大混乱に巻き込まれる。

そして善なる「艮の金神」の国へ行く人と、
「艮の金神」を信じない魔の国に行く人に分かれるとしている…。

魔の国に行った人々には、政治も経済も何もかもなくなる…
食べる物も一時はなくなってしまう。
米も野菜も何もかもがなくなり、
やがては救ってくださるはずの神様さえいなくなる…。

そして最終的には、
人間の死体の肉を口にする事態もあり得る…と、
まるで地獄絵図のような世界が警告されています。

ワタシ個人的な事言わせてもらったら、
昔からの予言書が現実になりつつあるように
思えて仕方ないのですが、皆さんどうお考えでしょうか…?



ちょっと不思議なおはなし タリズマン・マスター

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