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[2008.10.24]
■続けることの難しさを知る
伊達から4ヶ月ぶりに戻ったので、久し振りに両親のお墓参りに行った。 
お寺に行ったら本堂に続く自宅を新築している。 
どうやら、売り出していた裏山の墓地がだいぶ売れたらしい。 
伊達に行く前に、ここへ来たら、『墓地分譲中』のノボリが立っていた。売れたお金で、かなり大き目の自宅が建つようだ。 
 



墓参りを済ませてから、横田基地の脇にあるイタリアン・レストランの『ニコラス』へ行った。 
ここは私が初めて父親に連れられて来たのが50年くらい前のことだ。それ以来、ここのピザが好きで、時々通っている。 
数年前に経営者が変ったが、味に変わりは無かった。 
 
ところが伊達から戻り、4ヶ月振りに行ってみてガッカリした。私の大好きなピザの生地が手作りから機械化されたようだ。 
以前は手作りの為に生地の厚さにムラがあった。 
それがまた、なんともいい感じで、食感を良くしていた。 
 
 
今回は機械で生地を作るように変更になったらしく、厚さが均一である。 
生地が規格化されて、温かみが無く、なんだか冷たい感じを受ける。ふんわり感も無くなった。 
味はそんなに変わらないが、食感が違うと、違う物のように感じる。 
 
ピザ職人が高齢化してしまい、もう手作りが出来なくなったのかもしれない。 
同じことを50年も続けていた方が不思議なのかもしれない。50年も通った店だが、もう行かないかもしれない。 
残念である。 
 
(おまけの話) 
『企業の寿命は30年』という説がある。 
自分のことで振り返ってみると、私はそれは当たっていると思う。 
優良企業は長く続く。それは社員が愛社精神を持っていて、退社する人がいないことにもよる。 
それで、会社には貴重なノウハウが蓄積されて行く。 
だが、30年も経つと、そのノウハウも古臭くなり、愛社精神の旺盛な社員も高齢化して来る。 
そうなると、どうしても給料も高くなるし保守的になり、動きも悪くなる。 
倒産する条件がどんどん増えて来るのである。 
 
東京には老舗と呼ばれる飲食店や和菓子店などがかなりある。私の贔屓の店も多くある。 
こういう店も気が付くと無くなっていることがある。 
私の好きだった新橋の天ぷら屋『橋善』なども数年前に消えてしまった。 
私も自身の経験から、同じ業態を長く続けることの難しさを感じている。 
 
ある友人がよく言っていた。『オデキと会社は大きくなるとつぶれる』。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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