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[2008.12.24]
■日本蜂蜜対西洋蜂蜜
私は毎朝、パンに蜂蜜を塗って食べている。 
ここ2年間くらいは、その蜂蜜を買ったことがない。 
たまたま、なにかの機会に伊達の人に『私は蜂蜜が大好きだ』と話したら、それ以来、色々な人が私に蜂蜜を届けてくれるようになってしまった。 
 
12月になって伊達市のXさんが私の為に蜂蜜を送ってくれた。これには色々なわけがあるが、ここではそれには触れない。それは壮瞥町に毎年のように来る養蜂家が置いて行った新鮮な蜂蜜である。 
壮瞥町は果樹園や野菜栽培農家が多いので、受粉の為に西洋ミツバチを放しているらしい。 
そのミツバチ達が集めて来たのが、この蜂蜜である。 
 
西洋蜂蜜 


一方、少なくなったが本州には日本ミツバチも居ることは居るようだ。 
この日本ミツバチはあまり蜜を集めて来ないので、飼う人が減ってしまい、いまではあまり見掛けなくなってしまった。 
 
私の地元の友人のHさんが私の退院祝いといって、日本ミツバチの蜂蜜を届けてくれた。西洋ミツバチの蜂蜜を食べ慣れている私は、日本ミツバチの蜂蜜は初めて食べたような気がする。 
見た目の色は濃い。味は濃いが癖が無い。 
 
日本蜂蜜 
 
大きな瓶に溢れるほどに入った蜂蜜は相当高価だろうと思う。この蜂蜜を小瓶に取り分けて、電子レンジで1分弱温めると透明な蜂蜜となる。 
 
西洋人や西洋の食べ物は癖がある。 
日本ミツバチの蜂蜜を食べて分かったが、やはり蜂蜜も西洋の物は癖があるのだ。 
西洋蜂蜜を食べ慣れているので、知らなかっただけである。 
勝負じゃないから、どちらが『勝ち』とは言えないが、私は日本蜂蜜の方が好きだ。 
更に日本蜂蜜はなんだか凄く体に良さそうだ。 
大事に食べようと思う。 
 
その後のHさんからの連絡で、『日本蜂蜜は蜂の巣を壊して採るので、その蜂蜜の中にはローヤルゼリーもプロポリスも入っている』と聞き、ますますこの蜂蜜は健康に良いと思っている。 
 
(おまけの話) 
日本蜂蜜をプレゼントしてくれたHさんの故郷は長野県下伊那郡天龍村神原という場所で、天竜川をはさんで両側の斜面にへばりつくようにして集落が点々とあるただの田舎のようだ。 
 
今では文字どおりの限界集落になってしまい、7000人ほどいた人口は1900人ほどになって、それもほとんどが老人だそうで日本の縮図のような場所である。 
 
そんな田舎の村にも歴史がある。 
長野県の南部の中心地飯田市から電車を使って名古屋へ出るのには、諏訪方面まで行って中央西線で行くか、豊橋まで行き東海道線に乗るしか方法がなく、陸の孤島のようだと言われていたそうだ。 
 
それを解消しようと線路を造る計画ができて、少し離れた昼神の所からトンネルを掘って岐阜県側に抜けるようにする為に試掘をしていたところお湯が出て来た。 
 
その場所がHさんの親戚の所有する山だったので、その権利を使って温泉旅館を始めることになり今に至っているのだそうである。それが今の昼神温泉である。 
鉄道はその後、車社会になるなどの交通状況の変化により、途中で計画中止となってしまい、取り残された村は今は忘れ去られている。 
 
そんな過疎の村から届いた日本蜂蜜であるから、日本ミツバチが集めた蜂蜜の花の種類は分からないそうだ。 
人にも村にも歴史があるのである。 
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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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