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[2008.12.25]
■どんな なが雨もいつか やむ
テレビの報道では、連日のように世界同時金融崩壊から来る不況や、それに伴う企業の売上減少や人員削減の暗いニュースが流れている。 
『雇い止め』なんて言葉は初めて聞いた。 
以前はそんな言葉は無かったように思う。 
派遣労働なんてものが出来た時に、若い人は『自分の自由な時間が持てる』なんて甘いことを考えて派遣労働という道を選んだのだろうが、今になって、こんなことになるとは思ってもみなかったのだろうと思う。 


世の中はそんなに甘くはないのであるが、彼らにはもう遅い。でも仕事を失い、住む家を失い、その日からホームレスになるという悲惨なニュースを見ると、なんとかならないかと思う。 
国家も企業もリーダーに恵まれないと、こんなことになる。 
以前はそんなことは外国の話だと思っていたら、日本でもそうなってしまった。 
 
私の現役時代の人生も、良いことばかりではなかった。 
長い人生であるから、思いもかけない幸運に遭遇したり、絶望的な苦境にも翻弄されたりもした。それでもその時々に自分なりに精一杯頑張り、なんとか引退まで漕ぎ着けることが出来た。 
今の私ではどうにも出来ないが、ニュースを見るたびに彼らのことが気になる。 
なにも出来ないもどかしさだけが私を襲って来る。 
せめて私の友人達だけでも、仕事を失わないようにして欲しいと願う。 
 
『いい時もあれば、悪い時もある』。ここしばらくの間は我慢だと思う。 
ハワイの和尚も言っている。 
『がまん、がまん。ここはがまんだ。どんななが雨もいつかやむ』 
 
和尚の絵説法 
 
これからは考え過ぎないようにして、仏像でも彫って、穏やかな日々を過ごすように心掛けよう。 
そうすれば、おのずと悟りの境地に近付けるだろう。 
 
(おまけの話) 
伊達から戻り、10月半ばに、しばらく休んでいた仏像教室に行った。私の今回からの教材は不動明王であった。 
 
これをなんとか12月16日の入院前に仕上げたいと思った。憤怒の形相の不動明王に病を追い払ってもらおうという魂胆である。 
その為には家に居る時は、仏像彫刻に掛かりっきりでなければ完成できない。 
 
これはかなりの大作なので、相当の時間がかかる。 
焦って彫ったので、細部に失敗があり、気に入らないが仕方ない。入院の3日前にミニ版も完成し、写真に撮った。 
 
不動明王像 
 
写真で見ると、実物の不動明王よりは上手に見える。 
私の作品とは思えない。 
誰も褒めてくれる人がいないので、女房に見せて無理矢理、褒めてもらう。 
 
こんな普通の人のやらない大変な趣味を持っているのだから、いい加減に悟りたい。 
でも、悟りの向こうには何があるのだろう? 
それによっては、悟らない方が良いのかもしれない。 
それで、毎日悩んでいる私である。 
悟るとは、かように難しいことなのである。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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