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[2009.01.05]
■伊達から届いた『ちょべっと』は山盛り
12月25日にイコロ農園のTさんからメールが来た。 
『餅をちょべっと送りました』とあった。そして、『ちょべっと』の解説もあった。 
これは北海道の訛りだそうであるが、言葉から『ちょっとだけ』という雰囲気は伝わる。 


12月27日の昼過ぎにインターフォンが鳴った。 
液晶画面で確認すると宅急便であった。最近は宅急便を装った犯罪者もいるので、気を付けないといけない嫌な時代になってしまった。 
差出人を見ると伊達市のイコロ農園のTさんからだった。 
 
段ボール箱に詰められた品々は、故郷のオフクロさんからの心のこもった贈り物のような詰め合わせだった。 
 
故郷パック 
 
山菜は年越し蕎麦に入れろということらしい。 
お餅は23日にイコロ農園で行われた餅つき大会の物だ。 
元旦にお雑煮にしろということだろう。 
紫花豆はおせち用に煮ろという意味なのか? 
細切り昆布は松前漬けを作れということか? 
餡はお正月にお汁粉を作れということだろう。 
私の大好物のオーヤミートの焼き豚はおせちのお重に入れよう。 
 
おせちに飽きたらパン食に戻る私に大きな室蘭のチーズが入っている。 
そして、コロッケを作れと言わんばかりにジャガイモも入っている。おまけに我が町の劇団『ふるさとキャラバン』が伊達市で公演した時の記念のハンカチがおまけで入っていた。 
 
困ったのは、イコロ農園でK会長が伐採した不要の材木が9本も入っていたことだ。 
メールには『この材木で仏像を彫って、伊達に持って来てくれ』とあった。 
桐の端材が5本に、山栗らしい端材が4本である。 
 
イコロ農園の端材 
 
桐は中がスカスカで彫れない。 
山栗は乾燥させてないので、彫れば後で割れる。 
『弘法 筆を選ばず』と言うが、『仏師は彫刻刀も材料も選ぶ』のである。 
庭で燃やすわけにもいかず、とりあえずは彫ってみるかー。でも、北の国からの贈り物は無条件に嬉しい。 
Tさん、ありがとう。 
 
(おまけの話) 
宅急便で思い出したが、昔話である。 
ニューヨークに居た時には日本食に餓えていた。 
マンハッタンに行けば日本料理店が2軒ほどあったが、どちらも凄く値段が高い。 
早番で働いていた時は、昼食を博覧会場の日本館の従業員食堂で食べる。 
遅番の時は夕食が出る。それ以外は自炊か外食である。 
 
でも、給料がそんなに出なかったので、いつも外食というわけにはいかない。 
近くのスーパーマーケットの大判サイズの牛肉などを焼いて食べていた。 
そんな時に近くのアパートに住むウエイトレスの女性達のところに、日本の母親から心づくしの品物が送られて来る時がある。その中には色々な物に混じって、日清食品の即席チキン・ラーメンが入っていた。 
 
私は大事なそのチキン・ラーメンを1袋もらって帰り、それを同室の友人達と分け合って食べた。 
でも、そのままだと5人で食べるにはあまりに少な過ぎるので、スーパーで買ったスパゲッティをラーメンに追加してブイヨンを加える。 
そのスパゲッティの方が多いチキン・ラーメンでも、ほのかに日本の味がした。 
 
あれ以来、『即席ラーメンが好きになった』と言えば、この話にもオチがあるのだが、私は日本に帰ってからは即席ラーメンはなるべく食べないようにしている。 
食べると、その時のせつない思い出が湧き上がって来るからだ。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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