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[2009.01.06]
■北の国から大雪便り
『伊達市は北の湘南と言われている』と、数年前に初めて伊達市に行った時に聞いた。でも、誰から言われているのかはよく分からない。 
自分達だけで言っているのかもしれない。 
でも事実、雪の多い北海道では珍しく積雪が殆ど無い地域である。 
 
でも、今年の冬は全国的に少し様子がおかしい。 
東京の私でさえ、12月中旬過ぎまでは暖かくて、これで冬かと思っていた。 
いよいよ地球温暖化が表面化して来たなと思った。 


そんな温暖化の冬でも、同じ伊達市の大滝地区は12月6日には既に雪が積もっている。 
そこに住むOさんが雪景色の写真を送ってくれた。 
 
大滝地区の雪景色 
 
大滝地区とは市内から車で40分以上も掛かる飛び地の同じ伊達市である。 
Oさんは大雪の大滝地区から雪の無い市内に毎日通勤している。 
 
暖かな毎日も、クリスマスを過ぎた頃から急に寒くなって来た。 
「北の湘南」と言われている伊達市では、例年は雪が降っても箒で掃くくらいしか降らないと言われていた。 
 
それが26日になった途端に全国的に寒波が押し寄せて来て、伊達は吹雪となったようだ。それが2日間も続き、伊達の人達は慣れない雪かきをする羽目になってしまった。 
 
市内のハヤセ前 
 
そんな異変を伊達の友人達が知らせてくれた。 
『大雪で高速道路が通行止めになった』とか、『庭の木々が雪の重みで垂れ下がるほど積もってしまい大変です』とか、『今までの暖かかったツケが一気に来た』など色々あったが、そんな中で傑作はイコロ農園のTさんからだ。 
『家の外で毎日、立小便をしています。真っ白い雪に小便で字を書くのは楽しいです。』とあった。 
 
イコロ農園 
 
東京でも私の子供の頃は雪が積もった。 
そんな時は嬉しくて、Tさんと同じように雪の上に小便で字を書いた。 
豪雪地方はそんな呑気なことを言っていられないだろうが、たまの大雪はTさんを子供の頃に戻してくれる。 
私も一緒に連れションをしたいなー。 
 
その後、Tさんからのメールで『正月の陽気は3月のようであった』と連絡があった。 
写真はOさん、Hさん、Tさんからの提供です。 
今はこの断りを入れないと、後で請求が来る時代となった。 
 
(おまけの話) 
壮瞥町は伊達市の隣町である。 
それなのに、地形のせいか冬は雪が多い。 
それを利用して壮瞥町にはスキー場があり、伊達市の人達も滑りに行く。 
 
ところが今年は天候異変で、そのオロフレスキー場に全く雪が無い。 
これではスキー場の商売は上がったりである。 
そういう時は昔から神頼みしかないと決まっている。 
そこで登場したのが、壮瞥神社の松永宮司である。 
 
彼は12月19日にオロフレスキー場のオープンの為に安全祈願祭があり、そこでのお祓いの神事に呼ばれた時のことを知らせてくれた。 
その時、スキー場には全く雪が無く、年内のオープンが危ぶまれていた為に雪請いの祝詞を読み上げた。 
その効果があってか、その後、26日になり大量の雪が降り積もった。 
 
町の人に会うと、『この間の祝詞は効き過ぎたね』と言われるそうだが、それは違う。 
このように、壮瞥神社は霊験あらたかなのである。 
困った時には、近くの人は神頼みに行き、お賽銭をたっぷり弾みましょう。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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