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[2009.02.02]
■還暦後の人生の過ごし方
我が家に遊びに来たTさんが伊達に戻ってからお礼のメールを送って来た。 
そのメールの中に『還暦を過ぎると持ち時間をいかに楽しく、たまには厳しく自分たちを鍛えるか腐心していますので、人生の先輩としてご指導下さいますようお願いします。』とあった。 
 
確かに還暦を過ぎると、これは誰にでも関心のある課題だと思う。 
特に引退すると、それは更に大きな問題として自分の前に立ちはだかる。 
ただ、あまり難しく考える必要はないと思う。まして、『自分を厳しく鍛える』なんて必要は全くない。 
それはもう卒業したのだから・・・・・。 
一生懸命になにかに取り組んでいても、ボーとして過ごしていても、その内に同じように向こうからお迎えがやって来るのである。これだけは間違いない。 


そんな中で私の経験から言える私なりの『還暦後の5ヶ条のご誓文』がある。 
これは人によって違うので、良いか悪いかはTさんが自分で判断して欲しい。 
1、金銭欲を捨てる。 
2、怒らない。 
3、健康第一とする。 
4、他人を羨ましがらない。 
5、自分のことは自分でする。 
 
これだけ守れば充分に還暦後の人生を楽しめます。 
特に大事なのが1番の『金銭欲を捨てる』でして、これにいつまでも囚われている限りは、決して還暦後の人生は楽しいものになりません。 
金銭欲から解き放たれると、人間って心が自由になるのですねー。 
 
(おまけの話) 
5ヶ条の条件を守ると決めたら、あとは楽である。 
今の自分に出来ることだけをして過ごせば良いのだから・・・。 
 
ある日の過ぎて行くさまを書いてみたら、大したことはしていない。 
雨が降れば、家の中からその雨の落ちて行く様をボーとして眺める。雨が止めば、庭に出て野菜の葉に付いた水滴を眺めてみる。 
 
雨上がりのブロッコリー 
 
冬だというのに、虫が葉っぱを食べているのを知り、『頑張ってるなー』と感心する。 
そして、その朝にセットしてあった自動洗濯機の中の洗濯物を慌てて干す。 
 
時間が余れば、歩いてお稲荷さんを見ながら隣町に友人を訪ねる。 
 
お稲荷さん 
 
帰りにはスーパーで女房に頼まれていた買い物をしてから帰る。夕方になり洗濯物を取り込んでから、本を読む。 
暗くなって来たので、戸締りをしてから米をとぐ。 
都内に出掛けている女房が帰って来たら、すぐに御飯が食べられるようにする為だ。 
 
食事の時に女房と伊達の人達の話をする。 
そして自室に引っ込んだ女房を見送り、自分はテレビで録画してあった映画を見る。 
10時になったので、ひとりで風呂に入ってから歯を磨いて寝る。ただ、これだけのことである。 
 
人生はあまり難しく考えると疲れてしまう。 
なにごとも『これでいいのだ』と考えれば、かなり楽になる。 
それが還暦後の人生の過ごし方である。 
『どうですかー?判りましたかー? 伊達のTさーん。』 
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▼コメント(3)
名前:Shinji  2009.02.03 13:05:19
この何気ない,さりげない、一日の様子の描写、いいですねー。 あたりまえのしあわせ、が豊かにただよっています。 私はアラカンですが、もうすぐ橋本さんのように、生きる予定です。 
名前:Shinji  2009.02.03 13:05:13
この何気ない,さりげない、一日の様子の描写、いいですねー。 あたりまえのしあわせ、が豊かにただよっています。 私はアラカンですが、もうすぐ橋本さんのように、生きる予定です。 
名前:Tくん  2009.02.02 07:05:26
5か条の御誓文よくわかりました。昨日は朝風呂後昼に集まり熊肉を食べたり還暦4人で  
まだヤンチャやってます、還暦の境目がむづかしい?ようですネ、橋本流理解しました。 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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