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[2009.02.09]
■伊達から食料難の非常訓練
伊達の農家のリーダー格の菅原さんから宅急便が届いた。彼は私に影響を受けたのか、或いは伊達の農家を元気づけようと思ったのか、最近になって私が投稿している武者なびに『菜っぱ屋の農事だより』というサイトを作りブログを投稿している文化人農家である。 


彼のもっかの悩みは労働の割には農産物が安過ぎるということである。 
私の悩みは菅原さんは農家のオッサンなのに文章がうま過ぎて、ブログでは先輩格の私の地位が脅かされていることである。 
私のブログにも度々、菅原さんは『農家のSさん』で登場している。この際は伊達の農家を元気づける為に彼に本名で出てもらうことにした。 
  
ところで、宅急便が届く2日前に菅原さんから次のようなメールが来た。 
『将来、日本に必ず訪れるであろう食料難に備え、非常訓練として、食料を少々送りました。ご笑納下さい。中身は米(ほしのゆめ)、伊達産寒じめ野菜(ワセシロ)、伊達で今話題のヴェジファーム・スガワラ特栽ポップコーン』。 
『これからは農家の知り合いがいないと生き残っていけませんよ!』とあったが、私もその通りだと思う。 
 
非常食パック 
 
戦後の食糧難の時代を育って来た私は、いまだに『食べられる時に食べておこう。次はいつ食べられるか分からないから』という習性が身に付いてしまっている。 
農家に親戚のいない私には、だから伊達の農家の菅原さんは親戚になりたいくらいの人なのである。 
 
菅原さんから届いた伊達産の野菜類は北海道新聞に包まれていた。 
 
北海道新聞 
 
この新聞は私が伊達に滞在している時にとっている新聞である。伊達産の野菜も懐かしかったが、北海道新聞も懐かしかったなー。 
伊達の野菜は美味しいので、私はこれをなんとか全国に売り出したいと思っている。 
魅力的な野菜パックを作って都会の家庭に売り込みましょうよ、菅原さん。 
 
(おまけの話) 
日本の農家が疲弊してしまったのは、大手商社が中国などから安い野菜を輸入し始めたことが原因の1つではないかと思う。 
全国で農家の廃業が続いていて、殆どの農家が低価格で苦しんでいる。 
 
その理由としては、消費者が必要以上に安い品物を求めているからだと思う。 
でも、いくら安くても危険な食べ物は困る。 
日本には昔から『安かろう、悪かろう』という言い方があったのだが、それもユニクロがひっくり返してしまったのが悪い。 
私は食料はなるべく国内で自給すべきだと考えている。 
 
都会に住む人は近所の農家の豊かさを目にしているので、『農家は広大な土地があるから豊なんだ』と思っている。 
でも、これらの農家は全体の中で一握りであって、地方の農家は苦しんでいる。 
アパートを建てたって産業もなく、人口が減っている中で入居する人はいない。 
 
食は生活の中で一番の基本である。 
せめて主食の米と副食の野菜は国産品を食べよう。 
輸入の中国産餃子や米国産牛肉を食べなくたって、どうということはない。 
私の子供の頃は栄養が悪かったせいか、青っぱなを垂らしていたかもしれないが、アトピーも無かったし、切れる子供もいなかったし、引き篭もりも無かった。 
当時の国産品だけを食べて育った私だって、ちゃんと大人になれたんだから・・・・。 
 
もっとも、小学生の頃にはかの地では豚の餌にしかならない脱脂粉乳をアメリカから買わされて、給食の時間に飲まされたけどね。 
あれで大きくなったのかなー? 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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