■レタスで本家に挑戦
伊達の大規模レタス農園のSさんからレタスの種を送ってもらった話は以前に書いた。その種をいよいよ植えることになった。 素人が本職の農家にどこまで近づけるかが見ものである。
それにしても、どう育てていいのかが全く分からないので、小規模・素人農園のイコロ農園のTさんにそっと聞いてみた。
そうしたら、彼は親切に育て方を知らせて来てくれた。
『レタスの苗作りは先ず播種用の土を買って、200マス目ぐらいのトレーも買いトレーに土を入れて水をまき、湿らせてから鉛筆の先で5ミリぐらい穴を開けて、種を1マスに1個まき・・・・・・・・・・・。(あとは長いので途中は省略)
この方法であれば1個1000円のレタスになります。。。。』とあった。
そこで伊達ではホーマックだが、こちらではJマートという園芸品などを売っている大型店に植える為の資材を買い行った。
購入資材
そして、庭の畑にTさんの指示とは違う方法で植えてみた。
Tさんの方法は『種をトレイに植えて、発芽したら畑に移植する』という方法だが、最近は紙製のポットを売っているので、そのポットに種を植えて、それを直接、畑に植えて最初から畑で発芽させることにした。
紙製ポットに種を植える
その理由は私のような零細農家には、その方が簡単だからだ。
1坪農地にレタスの種を15粒植えた。そして肥料と水もしっかりとやり、最後に保温用のネットを架けた。
発芽が失敗した時のことも考えて、予備として植木鉢にも5粒の種を植えておいた。
自家製温室畑
ここまでで約5000円の投資と、3時間半の労働である。
15株が全部、収穫出来たとして、1個あたり330円くらいのレタスになる。3ヵ月先の収穫が楽しみである。
(おまけの話)
私が野菜サラダを生まれて初めて食べたのは、多分、中学生の頃だと思う。
その時の感想である。
『なんだかキリギリスになったような気分だなー。
これが美味しいのかなー?』というものであった。
当時はまだ野菜を作る時は肥料に人糞を使っていたので、生で野菜を食べると腹の中に回虫が湧いてきた。
だから、野菜というものは煮て食べる物と相場が決まっていたのである。
ある時、母親か姉が『アメリカ人は野菜サラダというものを食べるらしい。その野菜は清浄野菜というらしい。』と聞いて来た。
そこで新し物好きの我が家では近所の「日の出屋」という農家の長男がやっていた八百屋にチコリという西洋野菜を注文した。
当時はまだこの辺りでは清浄野菜を食べる人がいなかったので、わざわざ我が家の為にチコリを仕入れてくれた。
それ以来、我が家では野菜サラダを食べる習慣が出来たが、今になって思うが、野菜サラダはチコリよりレタスの方がズーと美味しいと思う。
特に伊達のSさんの作ったレタスは美味しい。
その頃はまだレタスというものは無かったのかなー?
どうですか伊達のSさん。