伊達市地域生活情報マガジン『むしゃなび』へ ブログ★むしゃなび トップへ [今日:1] [昨日:0] [744] rss feed
[2009.03.06]
■東京ユビキタス計画
東京ユビキタス計画というものがある。 
簡単に言いいたいところだが、簡単には言えない。 
そこを無理して言えば、『いつでも、どこでも、誰でも』が携帯型情報端末で用意された情報インフラに接続して、必要な情報を得られる社会を目指す計画』ということのようだ。 
また、『ユビキタス』という言葉はラテン語の『神はあまねく存在する』という、なんとも難しい語源に由来している。・・・そうだ。 


その一般公開実験が行われることを新聞で読んだので応募してみた。 
予定日の3月3日の午前10時30分に集合場所の東京都庁に行く。 
 
都庁45階からの景観 
 
暇人のY君も誘ったら、喜んでくれた。 
引退したら誰でも暇かというと、そうでもないので、いつでも付き合ってくれるY君は私にとっては貴重な友である。 
 
その日の実験の参加者はたったの7人だけだ。 
係員の説明を聞き、装置を渡される。 
それは電波の受信装置と液晶モニターとイヤホンから構成されている。 
 
ユビキタス装置 
 
予め設置されている電波の発信源に近付くと、その辺りの情報が得られることになっている。 
道順、有名な場所ではその説明、近くのお店などが液晶画面のメニューによって選べることになっている。 
 
ところが、まだ実証実験の段階なので、『・・・になっている』はずの情報量が非常に少ない。 
また装置の扱いに慣れていないので、希望のメニューが要領良く開けない。 
電波が弱いので、すぐに圏外になってしまうなど、色々と問題がある。 
 
西新宿から地下鉄に乗って銀座にも行ってみる。 
知っている場所ばかりなので、モニターの案内が不親切で判り難く感じる。 
2時間ばかり実験に付き合ったが、まだまだ問題は多いように感じた。 
 
最後にアンケートを書かされたので、『知らない場所でユビキタスは有効と思うが、それより通り掛かりの人に聞いた方が早い。なんでも機械に頼る社会より、人に聞いてコミュニケーションを図った方が楽しいのではないか?』と書いておいた。 
 
実験に参加した後の私の感想では、これが実現するかどうかは微妙である。 
その時は装置の貸し出しは有料になるようなので、借りる人がいるかなー? 
伊達の人が東京に来たら、ユビキタスを利用するよりも私を利用するだろうと思う。 
 
(おまけの話) 
東京ユビキタス計画のモニターはすぐに終ってしまった。 
帰るには早過ぎるので、Y君と相談して銀座散策と皇居へ行くことにした。 
天気予報では雪が降ることになっているので、雪の皇居というのは写真撮影には最適だと思ったからだ。 
 
銀座四丁目から有楽町駅方面に向かう。 
数寄屋橋の宝くじチャンスセンターを右折する。少し進んでプランタンの前を左折する。有楽町駅前の『どさんこプラザ』を覗いてから、その先を左折して東京フォーラムに入る。 
 
東京フォーラム 
 
『ごはんミュージアム』を覗いてから左折して皇居に出る。 
 
ごはんミュージアム 
 
雪が降りだす雰囲気はない。ただ寒いだけだ。 
観光客も殆ど来ていない。 
 
皇居 
 
しかたないので二重橋で写真を撮ってから、東京駅に向かう。 
駅前の話題の中央郵便局は周りを鉄板で覆われていて、中は見えない。 
もう解体工事はかなり進んでいるようだ。 
鳩山大臣が『文化財保護』と言って怒っているが、もうここまで解体されてしまったら遅いと感じた。 
▼トラックバック(0)
このエントリへのトラックバックURL:
現在トラックバックの受信を停止中です
▼コメント(3)
名前:shinji  2009.03.10 13:16:15
昔は、すみませんが、とか、ちょっとおたずねしますが、とかいって、道案内を請うたものである。 そこから、土地の人々とのふれあいが生まれ、情報以上の暖かさをもらったものである。  
こちら(ロサンジェルス)でも、若い人の社交性の貧しさには驚くばかりである。 他人と面と向かって、話ができない。 いつもキカイの情報にたよって生きてきたからのように思える。 一対一を避ける傾向は人類の衰退の明らかな兆しである!! 
名前:H.YAMA  2009.03.06 20:04:00
東京に住んで67年、都庁展望室に上がったのは始めての経験。早速、孫に自慢して連れてこなくてはいけない。まだ東京にも空は有った。展望室が無料であることすら知らなかった。久し振りの銀座の街をユビキタスを頼りに歩いてみるが、画面を見ていると歩行者にすぐぶつかってしまう。音声案内を詳しくしてもらうと良いと思ったら、聞いている間に目的の店を通り過ぎてしまった。「工事中のビルを右手に見て」と言われたが、工事が終わったらどうするのかしら?通り掛かりの人に聞くのが一番であるが、日本人は外人から話しかけられると逃げてしまう。ユビキタスの有効性は、オリンピック見物に来た外人用として開発するのがいいかな? 
名前:V.F.S  2009.03.06 08:20:35
摩天楼が広がる東京ではユビキタスが有効かもしれませんが、橋本さんがおっしゃるように人間味が益々薄れしまうようで残念ですね。人と人の会話から情報収集したいですが、東京砂漠ではやはりユビキタスが必要なようですね。(笑) 

▼コメントを書く...
*必須入力です
 「コメント」欄は日本語で記入してください。
 英字数字のみだと、コメントと見なさず投稿できません。
*お名前:
URL:
*コメント:
プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
ブログ検索
最近のスナップから
2月の山中湖 
 
丸ビル方面の夜景 
 
ラーちゃん