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[2009.03.09]
■山伏も外国人も火の中を渡る。
3月8日(日)は高尾山の恒例の火祭りの日である。 
テレビなどでは山伏が燃え盛る火の中を裸足で平然と歩いて行く姿などを見るが、あれである。 
私は実物を見たことがないので、この際にと思い行ってみることにした。 


10時少し過ぎに現地に着く。 
昨日のポカポカ陽気と違い、その日は寒い。 
既にオヤジカメラマンが何人か来ていて、撮影場所を確保している。私も倣ってその隣に席を取る。 
しかし、開始までにはまだ3時間近くもある。続々と見物客が来る。ざっと見ても、外国人が100人は居そうだ。 
 
やっと午後1時になったら、ホラ貝の合図と共に山伏達が会場に入って来る。 
それから山伏の読経に合わせて、延々とシキタリに沿って式典が進む。 
 
釜焚き 
 
1時40分になり、やっと積み上げた焚き木に火が点けられる。 
 
点火 
 
炎が10メートル以上も上がる。 
 
炎上 
 
それが少し収まったところで祈祷済みの大量の護摩木が投げ入れられる。 
 
護摩木投入 
 
そして、足場を均してから山伏が次々と裸足で火を渡り始める。渡る前に塩を足の裏に塗って渡る。渡り終るとまた塩を塗る。 
これは清めなのか、或いは防熱なのか私には分からない。 
 
火渡り 
 
私の予想に反して、火渡りをする時は渡る道には火が燃えていない。足早に渡って行くので、そんなに熱くないんじゃないかと疑ってしまう。 
 
殆ど火の消えたところで、参加申し込みをしてある一般参加の人達も渡る。 
何人もの外国人が火渡りに参加しているのに驚いた。 
最近の外国人は見るだけじゃ飽き足らず、参加するようになっている。 
来年は写真撮影を止めて、私も渡ってみようかなー。 
 
(おまけの話) 
この火渡りの行事を見るのは無料である。 
初めて現地で火渡りを見たが、宗教行事なのだがイベントとしても素晴らしい。 
私は10メートルくらいの距離から見たので、結構、迫力を感じる。燃え盛る火で顔が少し熱くなる。 
 
風向きが私の方に向いているので、火の粉が次々と飛んで来る。 
そんなことは気にしないで、いいシャッター・チャンスを狙う。 
早くから来ていたオヤジ・カメラマンはその時に分かったが、初めて来たようだ。 
なぜなら、その場所では山伏達が彼らの前に立ち、それが邪魔で撮影が出来ない。 
あんなに早く来ていた意味が全く無い。私の場所はかろうじて大丈夫だった。 
 
終ってから、カメラや荷物を片付けている時に気が付いた。着て行ったジャンパーが降りかかった火の粉の焼け焦げで穴だらけとなっていた。 
気に入っていたジャンパーが台無しとなってしまい、見学無料が高いものについてしまった。 
 
(教訓) 1、火祭りには化学繊維で出来た洋服は着て行ってはいけない。 
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▼コメント(4)
名前:shinji  2009.03.10 13:28:33
迫力ある写真ですね。  
いくら足を冷やして熱は感じなくても、皮膚が火傷するはずです。信心ある人だけにまかせておいたほうがいいと思います。つまり、神秘のままにしておいたら? 
名前:H.YAMA  2009.03.09 08:39:42
火を見ると興奮するのは猿だけではないようだ。私も松飾を焚き上げるドンド焼きを見て興奮した覚えがある。まじかに写真の炎を浴びると、すこぶるシャッターを押す指が震えた事でしょう。山伏は薬光院から徒歩で来たのですか?ケーブルで来たらお笑い物ですが。Y君も写真を送ってくれましたが、お互いに良い被写体に恵まれて素晴らしい写真を鑑賞出来ました。来年は、貴兄の火渡りシーンを撮りましょう。 
名前:V.F.S  2009.03.09 08:08:02
高尾山は最近すごい人気で海外からの観光客も相当数訪れているようですね。 日本の火祭りは神秘的で、それが魅力なのでしょうね・・。  
 ところで、燃やしているのは杉の枝ですかね? だとすると、油分が多いので、よく燃えますね。 そして、灰はあまり熱くないかも? こんな事を考えるのは信心が足りない証拠ですね・・。 ゴメンナサイ! 
名前:daisukey  2009.03.09 07:18:46
火渡りは北海道倶知安の金比羅寺でも一般の人向けにも毎年やっています。真言宗空海上人の流れです。  
私は、炭はよくキャンプで扱うくらいですが(笑)、あれは黒くなってもかなり熱いものですよー。  
あの上を歩くのは、すごいと思いますが、十分足を冷やして麻痺させてからいけば大丈夫かも? 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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