■伊達の縁で、北から南から
伊達の長老のKさんからメールが来た。 私よりかなり年齢は上だが、昨年から私の勧めでパソコンを始めたというお達者クラブの会長にしたいような人である。
そのKさんのメールには『イコロ農園に行ったら、芽わさびが出ていたので、採って来ました。これからが旬です。送りましょうか?』とあったので、気楽に『お願いします』と返信を送った。
芽わさびとは、あちらでは『山わさび』といい、東京では『ホースラディッシュ』と言う西洋わさびの新芽のことだろうと思う。
するとその翌々日のことである。
天気も良く女房も留守なので洗濯をし、メールのチェックやブログの書き込みなどをしていると、次から次へとインターフォンが鳴る。
宅急便だの、集金だの、売り込みだの忙しくて落ち着いてもいられない。
少し気を取り直してから、Kさんから来た宅急便の包みを開けてみてビックリ。
芽わさび
なんと芽わさびはたったの1本で、その他に豪華な海の幸が山盛りだった。
気楽に『お願いします』なんて言わなきゃよかった。
でも嬉しい。今日の夕飯が楽しみだ。
豪華海の幸
(おまけの話)
5月の秘湯研究会の行事は飛騨高山の奥にある奥飛騨温泉郷に決めた。
そこで、伊達市出身で高山に嫁いだKさんに何か情報が無いかと思い、気楽に問い合わせてみた。
Kさんとは伊達でOさんの紹介で知り合った縁である。
奥飛騨温泉郷のパンフレット
すると、奥飛騨温泉の沢山のパンフレットを送ってくれたのはいいが、なんとその箱の中には沢山の高山名物のラーメンが入っていた。
高山のラーメン
高山は私の義理の兄の故郷でもあり、その縁で私は毎年正月にホテル・ニューオータニで飛騨の絵馬の販売もしているので、何回も行っている土地である。
だから、ここのラーメンは私は高山で食べたことがある。
有名なだけあって美味しい。
そのラーメンの製造会社はKさんの親戚だという。
伊達のKさんといい、高山のKさんといい、私が気楽にお願いしたことが、こんなに相手に迷惑を掛けてしまったのである。これからは気楽にモノを頼み難くなってしまったなー。
伊達での縁が北から南からのプレゼントとなって東京に届く。お返しをどうすればいいのか悩むばかりだが、地方の人は親切過ぎる。
だから、『東京人は気を付けろ!。悪人ばかりだ』と言われるのかもしれない。