■名古屋の旅の番外編 (3)
「ひつまぶし」と「モーニング・サービス」を食べれば、私の旅行は終りである。でも他の2人の旅はまだ続いている。 そこで、今回の観光旅行の部分を駆け足で廻ることにする。
名古屋の観光旅行には便利な『メーグル』というカードがある。
メーグル・カード
これを500円で買うと、市内循環バスが何回でも乗り降り自由となる。それに乗って、先ずは名古屋城に行く。
『尾張名古屋は城でもつ』と言われているのだから、ここは外せない』とY君。
バスの中で若い女性達が携帯電話を見ながら、なにやら大騒ぎしている。彼女達に聞いたら、『WBCの決勝で、いま延長戦です』と言う。
もう観光どころでなくなり、試合の方が気になる。
幸いにイチローがヒットを打って、試合は日本が韓国を下した。思わぬところで、いい気分となる。
名古屋城でバスガイドの研修
名古屋城を見て、またバスに乗り、次は名古屋の繁華街の栄町で降りる。そこから地下鉄に乗って熱田神宮に行く。
熱田神宮
生憎だが神宮は建て替えの真っ最中で、いつもの荘厳な感じが無い。
いつものように敷地内では名古屋コーチンが遊んでいる。
(おまけの話)
翌日は近鉄宇治山田駅からタクシーで先ずは伊勢神宮内宮前のおかげ横丁に行く。この中にある『まき直し』とかで世間を騒がせたあの赤福本店に様子を見に行く。
赤福本店
そこでお茶で赤福を食べてから、落ち着いて伊勢神宮にお参りをする。平日なのに、かなりの人出である。
伊勢神宮正宮
お参りが終ってから、伊勢名物の「伊勢うどん」を食べる。
私は相変わらず美味しくないと思う。
暖かいうどんにたまり醤油をかけただけのものであるから、美味しいとは思えない。
Y君はメタボを目指しているのか、それに『てこね寿司』も注文している。
バスで宇治山田駅に戻り、そこから名古屋駅に出て、新幹線で東京に戻る。
早く帰りたくないY君の為に、時間の掛かる『こだま』を選ぶ。「ひかり」や「のぞみ」なら2時間弱だが、こだまは2時間50分も掛けて走る。
その分、値段が安いのかと思って、駅員に来てみたら、『新幹線はこだまでも、ひかりでも料金は同じです』と言われてしまった。
わざわざ同じ料金で時間の掛かるこだまに乗って、名古屋から東京に行くのは我々だけだろうと思う。
それでも途中駅から乗って来る乗客で、東京駅に着く頃は満席となった。
今回の旅では、知らない世界を垣間見ることが出来た。
まだまだ私の知らない世界は日本中にあると知った旅であった。