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[2009.04.14]
■チーズ職人見習いが上京した
少し前に『俄かチーズ職人になったTさん』の話を書いた。 
そのイコロ農園のチーズ職人見習いのTさん夫妻が上京した。 
 
『業界の会合で来る』とメールがあったのだが、彼は色々な業種の仕事をしているので、最近では彼がどこの業界に属しているのか私には分からない。 
まさか、日本酪農協会なんて会合ではないと思うが・・。 


午後6時少し前に、六本木のホテルに宿を取っていたTさん夫妻に会いに行った。 
久し振りに会ったTさんは都会人の顔になっている。・・・ような気がした。 
 
伊達に居る時は農家のオヤジの顔をしているのに、東京に出て来ると東京に住んでいるような顔になるから不思議だ。 
夕食は日本橋の老舗の洋食屋の「たいめいけん」か、うなぎの名店「野田岩」のどちらを希望するかをメールで問い合わせておいた。 
 
Tさんは迷うことなく野田岩を選んだ。多分、その理由は『私のブログに何回も登場していて、伊達から来た幸運な人は私に連れられて行ったことを知っているからだろうと思う。 
 
野田岩本店3階へ上がる 
 
我々4人は事前に予約をしておいて、野田岩本店の3階に席を取った。 
ここは蔵を改造したような建物で、雰囲気が実に素晴らしい。 
 
うな重(菊) 
 
同じうなぎでも、ここで食べると美味しく感じるから不思議だ。 
その時も、Tさんとはいつもメールで近況を知らせ合っているので、目新しい話はない。 
それでも、話はアチコチと飛びながら楽しくうなぎを食べた。 
 
(おまけの話) 
野田岩を出ると目の前にライトアップされた東京タワーが見える。 
 
両陛下ご結婚50周年記念ライトアップの東京タワー 
 
『行ってみる?』との私の誘いにTさんは、『1度も行ったことがないので、東京タワーに触ってみたい』と言う。 
歩いて5分で東京タワーに着く。 
東京タワーの柱を触ったTさんは、『展望台に登ろうよ』と言う。 
 
私が東京タワーの展望台に登った最後の日は、もう30年以上も昔のことである。 
当時は地方から出て来た人を、私は必ず東京タワーに連れて行った。今回は30年振りの展望台であった。 
 
寄り添うTさん夫妻 
 
展望台からの夜景が綺麗だ。 
天気が良いので、東京都内の360度が全部見える。 
 
左の高いビルが六本木ヒルズ、右は東京ミッドタウン 
 
お上りさん風に写真を撮り、暫くしてエレベーターで下に降りて、カフェで休憩する。 
そこへ伊達のXさんから私の携帯に電話が入った。 
『いま上京しているのだが、明日、橋本さんの家に伺いたい』と言う。 
東京タワーという『お上りさん専用』みたいな場所で伊達の人と過ごしている時に、伊達の人から電話が入る。 
なんだか私まで伊達の人のような気分になった。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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