
心の伊達市民 第一号
【長嶋 茂雄】
プロ野球の巨人軍の長嶋 茂雄終身名誉監督が、肺炎のために89歳で亡くなった。
私は特に巨人のファンではなかったが、長嶋選手は明るくて好きだった。
ファンのために東京ドームでは、巨人軍の試合のある日に記帳所を設けたので、私も記帳に行ってみた。
この日は6月なのに35度を超す暑さだったが、12時から始まった記帳には大勢のファンが訪れていた。
思い出すのは彼の迷言である。いくつもあるようだが、私が覚えているのは野球少年が『将来は長嶋選手のようになりたい』と言ったら、彼は『がんばれよ』ではなく、『無理すんなよ』と返した話が長嶋らしくてとても面白い。
【篆刻(てんこく)】
最近は書類に印鑑を押す機会がほとんど無くなった。
少し前にあるところから送られて来た封書に、返信の書類に「印鑑」押すように要求された。印鑑を探していたら、懐かしいものが見付かった。それは「篆刻」である。
私が若い頃に面倒をみた台湾人の男に篆刻を習い、30年くらい前に自分で彫った作品だった。篆刻というのは印鑑用の石の材料に、「篆書体」という文字を彫ったハンコのことである。
親しかった彼の両親の葬儀には、私は夫婦で台湾まで行ったことがある。
彼は日本国籍も取ったのだが商売が上手く行かず、40年も住んだ日本を離れて今年中に台湾に戻ることになった。
【宝くじドリーム館】
東京は6月11日に梅雨入りした。朝から雨の上に、全く予定が無くて困った。
でも家にいられないのでネットで調べて、久しぶりに宝町の「宝くじドリーム館」のイベントを見に行った。ランチタイムコンサートは「昭和歌謡ライブ」だった。今年は「昭和100年」だから、いいかもしれないと思った。
12時から始まったライブの出演は、「浅草昭和パラダイス」という3人のメンバーで、観客は雨の為か少く30人くらいで、見たところ全員が戦前生まれのようだった。
昭和歌謡といっても古過ぎて、私には馴染みの歌は少なかった。
女性2人は元気溌剌で少ない観客でも作り笑顔を絶やさず、芸人の苦労が偲ばれた。
【東京スクエア・ガーデン】
宝くじドリーム館に入館する時間調整で、地下鉄「京橋駅」の上にある「東京スクエア・ガーデン」に行った。この1階でアート作品を見ることが出来る。
今回は「Intersect: Tokyo Art Currents」というタイトルで、4つのギャラリーがそれぞれの視点で選出した現代作家6名によるグループ展だそうだ。
これは家に帰って来て、このブログを書くために調べて分かったのである。
私は作品をザッと見ただけなので、作者名も見なかった。『同じ人の作品にしては、ずいぶんと作風が違うなー』とは思った。
【METoA Ginza 閉館】
数寄屋場所交差点の近くに「METoA Ginza」があり、いままでに何度も行ったことがある。しばらく行っていないので、「今は何を企画しているのかな?」と思いホームページを開いてみた。するとそこには次のようなことが書かれていた。
『三菱電機株式会社は、当社グループの最新技術・サービスを体験できる施設として運営してきた 三菱電機イベントスクエア「METoA Ginza(メトアギンザ)」 を最終営業日の 8 月 4 日をもって閉館します。併設するカフェレストラン「METoA Cafe & Kitchen」も同日で閉店します』。
「えー!」と驚いた。時にはとても面白い企画もあったので、とても残念である。
これが最後と思い出掛けて行ったが、最後のイベントはただの「星空」だった。最後くらい派手にやって欲しかった。
(おまけの話)【SONY PARK】
数寄屋橋交差点の角に「SONY PARK」が完成した時に、私はすぐに予約して見に行った。最近になりメールの受信トレイに『Sony Park展2025」Part1 ご来場のみなさま』というタイトルで、「Part 2」開催期間の延長の案内があった。
わざわざ知らせてくれたので、予約をして見に行った。
午前11時の最初の時間の入場券を予約して、先ずは上階からと思いエレベーターで4階に行った。ここは「Cinematic Soundscape」で音楽家の牛島憲輔氏の映画音楽を聴きながら、彼の思考を覗き見るのだそうだ。
奥では90秒のアニメ映画「チェーンソーマン」の予告編が見られる。
画像に合わせて床が激しく動くのに驚かされた。
3階に降りたら、部屋が真っ赤だった。
周りに鏡が張ってあるらしいが、どこからどこまでが部屋か分からない。
ここは「Creepy Nuts」という、日本人2人のヒップホップ・ユニットだそうだ。
「Creepy」とは「気味の悪い」という意味で使っているようで、「Nuts」は「奇人変人」、もしかしたら「睾丸」の意味で使っているのかもしれない。彼らの新曲「LEGION」という曲が流れているらしい。若者の間では人気らしいが、私には全く理解が出来なかった。
以前に来た時の「Part 1」では、「YOASOBI」というミュージシャンだったが、どちらにしても私は知らない。
地下2階に行ってみた。
ここはやっと私でも理解できるようなイベントをやっていた。
入口で予約証を見せたら、PCでクジを引かされた。なんだか分からなかったが「当り・16番」だと言われた。
部屋の正面に大きなスクリーンがあり、2人の女性がゲームをやっていた。
彼女達が終ると私と15番の女性の番で、スクリーンの前に立ち電子銃のようなものを渡された。それで画面に出て来るBABY MONSTERを打ち落とすのである。
2分くらいのゲームで、私たちは250の内、234を打ち落とした。これは面白かった。
同じ部屋の反対側に囲まれたガラスの部屋があった。
そこで女性が1人で中ほどに立って、両手を45度くらいに広げていた。
なんだか分からなかったが、壁に激しくダンスを踊る画像が何人分も出ていた。
どうやら人がただ立つだけで、AIがダンスをしているように加工してくれるらしい。
面白そうなので、私もやってみた。
そして撮影は10秒で終りで、帰りにQRコードの付いた紙片を渡された。
これを読み取ると自分のダンスが24時間だけ見られて、その後に削除されるそうだ。
早速、QRコードをスマホで読み込んでみたら、恥ずかしい私のダンスが出て来たのである。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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【あの人に会いに】地域にひらく [ 坂本瑠美さん / 洞爺 ]
むしゃなびエリア(胆振・虻田地区)にて 一度は会いに行ってみてほしい、 地域を盛り上げる ”人” にフォーカスする企画 【あの人に会いに】vol.2 今回は、2024年6月2日(日)に 洞爺八幡神社にて開催される 『とうや古本市』の主催者 坂本瑠美さんにフィーチャーします。 瑠美さんが暮らしているのは洞爺地区。一緒に町を歩いてみると、並外れた情報量に驚きます。 「ここは〇〇さんが管理してくれてる場所でね……」「ここの道は子ども達と歩くのにとっても良い場所で……」「あ、〇〇さんがいる!寄っていこう!こんにちは~」……と、こんな様子でエンドレスに繰り出される地域のお話。 この地区の住民はほぼ全員知り合い、町のあらゆることに詳しい、まさに地域の生き字引。そんな瑠美さんなので、もう何十年も洞爺地区の住民かと思いきや……なんと移住してまだ8年だと言います。 「何年も前から居る人みたいだって、洞爺に来て数週間の時にはもう言われてたね (笑)」 多くの人と繋がり、大量の情報を蓄積し、それをまた人へ繋げていく。瑠美さんにとってはとても自然なことなのかもしれません。 移住の決め手は、子どもが沢山いること 瑠美さんは帯広市出身。清水高校の総合学科に進学します。とても自由な校風で、好奇心の赴くままに楽しく過ごし、”キャンプ好き”となっていきました。卒業後は札幌の調理専門学校へ。そこで旦那様と出会い、結婚・出産。若くして母となりました。瑠美さんについて特筆すべきことのひとつは、”子どもと仲良しな母ちゃん”。 「長男がもう20歳!長女も中3、子育てが終わっちゃうのが寂しい!!!」 札幌や江別で長く暮らしていましたが、よくキャンプに訪れていた洞爺湖に惹かれ、移住を決めます。長男が中学校に進学するタイミング、長女が小学校2年生の時でした。 「札幌はモノも人も多くて沢山繋がれるけど、都会ならではの子育てのしにくさもあって。例えば、騒音問題だったり、公園でボール遊びしちゃダメだったり、子どもだけで遊びにいけるところがなかったり……」 洞爺地区で、自由に遊ぶ地元の子ども達を見かけていたことが、のちに移住の決め手となりました。 地域に根差し、広がり続ける人脈 食べるの大好き、食べさせるのも大好き!な瑠美さんは、調理師として働いていましたが、洞爺移住後は「生産者側を経験したかった」と農家へ。3年程働き、調理の道へ戻ろうと転職を考え始めた頃に新型コロナウイルスが流行します。飲食業は縮小、調理師としての就職先は狭まっていました。そんな中、変わらずに募集があったのが保育園の給食室でした。 「午前は給食の調理をして、午後は学童スタッフとしても勤務できることになって。学童で子ども達と遊ぶのが、とっても楽しかったんだ~!ずっと一緒に遊んでいられる!」 偶然たどり着いた二つ目の天職。現在は学童の職員となり、時には給食センターやとうや水の駅食堂TSUDOUにて調理師も続けています。母でありながら3足の草鞋!とても忙しそうですが、まだまだそれだけではありません。 NPO法人地域自然活動センター森・水・人ネットの理事、PTA活動、洞爺八幡神社の総代、等々……ここに書ききれないほど多くの団体に携わっています。あちこちから声をかけられるひっぱりだこ、人脈は広がり続けます。 地域の神社をもっとオープンに! 沢山の活動のうちの一つ、洞爺八幡神社で開催している『とうや古本市』はどのようにして始まったのでしょうか。 きっかけは、瑠美さんが町内会の役割の一つとして、たまたま総代*になったことから。長く神社を支えてきた会長や総代たちの想いを聞き、動き出します。 「総代を務めたい人も少なくて、町内会で回り番でっていう感じで……もっと地域の若い人に楽しんで場所を繋いでもらわないとっていう危機感があったんだよね。会長も、もっと自由に使ってと言ってくれていて」 氏子……氏神様がお守りする地域に住んでいる人々。氏神神社の運営・維持、行事などを行う。 総代……氏子の総代表。祭祀や保持活動に努める役割を持つ人々。 ”本好き”という共通点があった会長や総代たち、話はとんとん拍子で進みました。 「(当時)本屋が無いこの地域で、本を手にとれる場所が欲しいよね、とよく話していて。神社での開催だから(予算をかけず)”ばくりっこ”で。この地域だとどんな本が出てくるんだろう、という興味もあったしね」 とうや古本市は、不要な本を持参し欲しい本を持って帰る、”ばくりっこ”スタイル。ゆったりとした境内では『その本は〇〇さんのオススメだよ』、『これ面白いね』と会話が生まれ、来場者が本を通して繋がっていきます。 「小さい頃この境内で遊んでいたという人たちが、『神社で何かやってる!』とたまたま来てくれたことがあって、そういうのも嬉しいよね」 ただ場を繋ぐためのイベントではなく、持続可能な開催を目指して主催者が楽しむことを大切にしていることも、とうや古本市の特徴。『焚き火で焼き芋がしたい』、『地域の楽しいお店も呼ぼう』……そうして、地域住民にも毎年楽しみにされるイベントとなりました。 子ども達のたまり場をひらきたい 地域のために動き続ける、実行力抜群の瑠美さん。これからやっていきたいこと、目指すところはあるのでしょうか。 「誰もが気軽にふらっと集まれるような、子ども達のたまり場を作りたいなと思っていて」 学童で日々子ども達と触れ合い、真っすぐな好奇心に共鳴していくうちに、もっと探求できる場をひらいてあげたいと思うように。 「大人は知りたいことを自分で見つけられるし、すぐに調べることもできる。でも、子ども達が自分でリーチできるものって、自分の周りにある環境だけ。すぐ近くに沢山の面白いこと・面白い人がいるから、それを繋いであげられる場所がほしいなって」 そんな場所ができたなら、子どもだけでなく大人も楽しめるスポットになりそうです。老若男女がワイワイ集い、誰でもフラットな関係で、好奇心のままに学びを追求できる……素敵な”未来の場”のイメージが浮かびました。 来る6月2日(日) のとうや古本市は、そんな明るい未来の話が自然と生まれる場所でもあります。とにかく多忙な瑠美さんとゆったり話せる、貴重な機会かもしれません。新緑が眩しい、気持ちの良い境内を楽しみに、ぜひ足を運んでみてください。明るい瑠美さんにつられて、笑顔になってしまうこと間違いなしです。 <とうや古本市> 日時:2024年6月2日(日)10:00~15:00 場所:洞爺八幡神社(虻田郡洞爺湖町字洞爺町1番地) ★入場無料、飲食や雑貨など各種出店あり ★お家に眠る不要な本がありましたら、ぜひご持参ください! ★とうや古本市は、年2回、春・秋に開催しています。今回が5回目!
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見事なダンス(Y)