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じもとブロガー
心の伊達市民 第一号
2日目の朝は早くから目が覚めたので、温泉に入りに行った。
朝食にはまだ早いので、宿で長靴を借りて散歩に出た。小雪が降っていた。
川沿いの道を進むと、「赤べこ」伝説発祥のお寺「圓蔵寺」が崖の上の方に見えて来た。
雪が深くてとてもそこまでは行けないので、遠くから拝む。
帰りは町の中を通って戻ったが、道路には「消雪パイプ」が埋め込んであるので、雪は溶けていた。
旅館の目の前の赤い道路用鉄橋に雪が降る。
朝食後は旅館の女将さん、中居さんに玄関先で見送られ、運転手に会津柳津駅まで送ってもらった。
もしかして、運転役は亭主かもしれない。
みんなコロナの中をわざわざ東京から来てくれたのが、とても嬉しかったようだ。
それにしても1晩に4人くらいのお客の上に、「Go to Travelは一時停止となったのでは、零細旅館は続けられないだろう」と宿泊して実感として分ったのである。
「あかべこ伝説」の「圓蔵寺」は雪の中に見えた。
待合室で少し待ち、9時38分発の会津若松行きの列車に乗る。
この列車は1両編成で、懐かしいディーゼル車である。
駅から動き出す時に、トラックのようなエンジン音がするのがなんともいい。
11時に会津若松に着いたので、観光案内所に行ってみた。
私は「今夜は芦ノ牧温泉に泊るので、それまでに会津若松で見るところはありますか?」と聞いた。
「あかべこ」は会津なら、どこでも見られる。
そうしたら予想外の質問をされた。
その時は「ずいぶんと立ち入るなー」と思ったが、事情が分かれば親切心だった。
係員「芦ノ牧温泉でどこに泊るのですか?」
私 「大川荘です」
係員「それならその荷物を宅急便で大川荘に送れば、夕方4時までに届きます」。
コインロッカーに預けるつもりだったのだが、コインロッカーは300円である。
100円プラスで旅館まで届けてくれるとは、便利な世の中になったものだ。
「会津武家屋敷」の入口。
その後、係員が親切に地図を見せながら観光案内をしてくれた。
この町にはコミュニティバスが運行していて、1日乗車券が600円で売られている。
係員のお勧めで、その1日券を買って「会津武家屋敷」と「鶴ヶ城」に行くことにした。
バスの周遊コースは「はいからさん」と「あかべえ」がある。
私は「あかべえ」で行ったが、観光客も少ないし、歴史展示物にはあまり興味が沸かなかった。
会津藩のモダンガールだった「新島八重」
歴史好きか、会津に縁のある人ならとても良い資料が並んでいると思う。
外に出たら、次のバスは30分待ちだった。
やっと来たバスに乗り、鶴ヶ城に行く。
雪景色の中にそびえ立つ白色の鶴ヶ城が素晴らしい。
520円を支払い、城内の石段の天守閣を5階まで登った。
雪の中にそびえ立つ「鶴ヶ城」
バスの時間も気になるし、列車の時間はもっと気になる。
早々に切り上げて、会津若松駅から会津線で「芦ノ牧温泉」に向かう。
時間の関係で昼飯を食べ損なったので、列車内でお茶と「かりんとう」で済ます。
芦ノ牧温泉駅では、列車の到着に合わせて迎えのマイクロバスが来ている。
私は予約はしていないが、それに乗って今夜の旅館に向かったのである。
「大川荘」の窓から見た「大川」の渓流。
(おまけの話)
2泊目の旅館は芦ノ牧温泉「大川荘」である。ここを選んだのには理由がある。
いま空前のヒット作となった、「鬼滅の刃」というアニメ映画がある。
私は11月にその映画を見た。
その前に漫画本も見たが、そこに登場する「無限城にそっくり」とアニメファンが言い出した。
そして今やこの旅館はコロナに関係なく、大繁盛となっているのである。
「鬼滅の刃」に登場する「無限城」に似ていると言われる光景。
この旅館は大川沿いに何軒か建っている旅館の1軒で、大規模団体用の旅館だった。
今は時代遅れだが、「鬼滅の刃」のお陰で、繁盛していた。
来ているお客は若いカップル、若い子連れのヤンママ風家族、若い女性の2人旅が多い。
私のようなジジイ1人旅は見当たらない。なんだか場違いの旅館に来てしまったようだ。
舞台の上では毎日、午後4時から三味線の演奏が始まる。
ひと風呂浴びてロビーを通ると、吹き抜けの地下1階の舞台で三味線演奏が始まった。
この光景が「鬼滅の刃」の「無限城」にそっくりだそうだが、私は漫画を読んだが覚えていないので分からない。
三味線は静かな曲の演奏なので、家族連れは写真を撮ると去って行った。
津軽三味線でもやれば、「みんな見るのになー」と思った。
夕食後はやることが無いので、部屋で横になったら寝てしまった。旅とはそんなものだ。
夕食会場は200人は入れる部屋で、コロナ対策でテーブル間の距離を取っている。
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伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号
アクセス総数:1,395,776
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
引用元:洞爺湖周辺地域マガジン「むしゃなび」
https://mushanavi.com/author/jiyujin/blog2/entry-6697.html
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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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