
心の伊達市民 第一号
【誰も押さない】
都バスでも東京BRTも江戸バスでも、自分が降りる前にボタンを押して運転手に知らせる必要がある。誰もボタンを押さず、また停留所に待つ人がいないとバスは通過することになっている。私の住む地区では私がボタンを押さなくても、必ず降りる人がいるから誰かがボタンを押す。
ある時、勝どき駅から江戸バスに乗ったら、立っている人はいなかったが満席だった。
私はボーとしていたら、降りる停留所を通過してしまった。誰も降りないなんて初めてだった。次の停留所で降りたら、ほとんどの人が降りた。
一緒に降りた若い女性が大荷物で私の前を歩いていた。
彼女も「誰かが押すだろう」と思ったようで、かなり先の私と同じマンションに入って行った。
【粗大ゴミ】
年末になり、私は部屋の片づけをした。
まだ使えるのだが、10年近く使っていないラジカセを始末しようと考えた。
昔の人である私は使わないのに、どうしても「勿体ない」と思ってしまい取っておいたのである。私の住むマンションには1階に広い粗大ゴミ置き場があり、指定日の1ヶ月前から粗大ゴミはそこへ出せる。ネットで問い合わせたら、200円の処理券が必要と分かった。
指定日の前に粗大ゴミ置き場に持って行ったら、同じ日の回収品に色々なビックリするものが置いてあった。その1つは巨大な「クマのぬいぐるみ」だった。
貼ってある処理券を見たら「200円」だった。安過ぎないか?
【ロボット】
安いチェーン店のレストランで食事をすると、ロボットが料理を運んで来て私の席の前で止まる。料理を取って、そのままにしてはいけない。ボタンを押さないと、戻って行かない。レストランのロボットは機械である。顔も無いし、愛想も無い。
ところが有楽町のビックカメラで、通路を動き回っているロボットには可愛い顔がある。
前にも書いたがレストランでは、「タブレットまたは、自分のスマホから注文する」、「ロボットが料理を運んで来る」、「食べ終ったらロボットが運んで来た伝票のバーコードを、レジのセンサーに当てる」、「支払いはカードのみ」となると、なんだかロボットに私が使われているような気持になる。
これからは人のサービスを受けたければ、サービス料を支払うようになるのかもしれない。
【元旦の築地市場】
早朝から初詣に行ったので、波除神社のお参りの後に築地市場を見て回った。
全ての店が休みと思ったら、ところどころに店の明かりが見えた。
近付いてみると、海鮮丼などを商っている飲食店である。私が通ったのは午前7時少し前で、開店の準備の最中だった。
「元旦からお客が来るかなー?」と思ったが、その先のすし屋「すしざんまい」がすでにやっているところを見ると、波除神社のお参り客や観光客が来るのかもしれない。表通りの牛丼屋も営業していたが、昔のように正月3が日は休んでくれないと「正月気分になれない」から困る。
【元旦の銀座の朝】
元旦の早朝に初詣に行った時に、銀座通りを歩いた。
時間は午前7時15分である。元旦でなくても、こんな早い時間に私は銀座に居たことは無い。全ての店は閉まっている。「WAKO」のショーウィンドーも、シャッターが下りている。道路を走る車も滅多に来ない。歩いている人は、なおさらである。
そんな時にカメラと三脚を持った男が6丁目方面から来て、「GINZA SIX」の角でカメラを構えた。「なにを撮っているのだろ?」と思ったが分からない。
本当は聞いてみたかったのだが、それは出来なかった。
人も車も無い銀座は珍しいので、早朝から出て来たのだろう。
(おまけの話)【八王子メロンパン】
昨年12月の昼頃に新橋の地下道を歩いていたら、「醤油味メロンパン」という不思議なものを見掛けた。そこで1個だけ買って、女性販売員と少し話をしたら、このメロンパンは本社が八王子だそうで,大人気のメロンパンだそうだ。
「本当に有名なのか?」を知りたくて、「八王子ならYさん」を思い出し、いつものように彼に取材を依頼した。すると次のような取材結果を知らせて来たのである。
『八王子市には、三大名(迷)物がある。武田信玄の娘・松姫さまをイメージした「松姫最中」、ご当地産の玉葱をトッピングした「八王子ラーメン」、そして「八王子メロンパン」である・・・』
『最近になりTV等のメディアに取り上げられたために、我が家の高校生の孫にも評判が高い。今回は八王子駅から徒歩7分ほどの、甲州街道に面した北口店を訪問した。甲州街道に面した商店街の真ん中に小さな店舗を構えている。今回の取材の為に、6種類のメロンパンを購入した・・・。
「プチうま醤油(220円)」、「KING(200円)」、「QUEEN(210円)」、「きなこ(210円)」、「チョコチップ(280円)」、「ホイップ&あんこ(150円)」』。
Yさんの報告の途中だが、私が新橋の簡易テーブル店舗で買った時は「プチうま醤油(220円)」は昨日のものなのか、値引き価格の200円で、他のものは300円以上だった。
場所により値段を変えているようだが、私のいる間には誰も興味を示さなかった。
Yさんの報告が続く。『全てを試食するわけにはいかないので、記者は「ホイップ&あんこ」と「プチうま醤油」の2つを食した。出来立てが美味しいのは当然であるが、しばらく時間が経ってしまっているので店員のアドバイスに従い、電子レンジで10秒から20秒をチンして食べた。
「ホイップ&あんこ」はレンジの熱でホイップが溶け出し、あんこが熱くなり、散々な目に遭った。味どころではない。「プチうま醤油」は期待通りの「プチうま」だった。満腹のお腹には味覚がバカになっていて、食レポは失敗であった』。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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02/26(水) 布でつづる千羽鶴 [1000PEACE / 室蘭・札幌]
布をつなぐ、人をつなぐ、命をつなぐ。 今、室蘭からじわりじわりと広がり始めている集団アートの動きがあります。 ひとつひとつ”はぎれ”を手で縫って作られた、ハートをくわえた小鳥たち。ハート部分には参加者の名前やイニシャルが刺繍されています。これをタペストリーに縫い付けていき、どんどん集まっていくと…… 月へ向かうことりの群れが描かれた、巨大なタペストリーとなります。完成目標は1,000羽、長さ14m相当です。 ”月は星座と違って、世界中のどこから見ても同じ形だから”、”欠けて見えなくなっても、必ず光が戻るから” 、このデザインにしたそうです。 このプロジェクトの名前は「1000のことり」。布でつづる千羽鶴、アートによる平和の意志表示です。政治的なスローガンや言葉は一切使わず、”ころさないで”の一点で、そしてサイン(イニシャル・マークも可)の刺繍だけで、1,000人が繋がります。このタペストリーは完成後、「非戦」を求める場に飾られます。サイン参加者が使用することも可能だそうです。 ひとりひとりの想いが込められたパッチワークの美しさにエネルギーを感じます。現在、北は札幌、南は佐賀県まで参加者がいるとのこと。平和に心をよせるアートの波が、ゆるやかに広がっていっています。 今年20周年を迎える 『1000PEACE』 『1000PEACE』は、「戦争は昔話じゃない。現在進行形のリアルだ。お金も、地位もない、無名の自分にできることは何?」と感じた人たちが集まってできた有志団体です。 「未来の世代につながる具体的な行動をしている個人や団体を応援する」のが活動内容。対象は、国外・国内を問わず、忙しい日常の中で自分たちにできることをしています。活動内容は、その都度集まった人たちで自由に考え、話し合って決めます。 戦後60年の年であった2005年7月、募金を集めイラクの水支援に送ったことが始まり。そして今年20周年を迎えます。主に札幌を拠点に活動していましたが、今は室蘭に拠点が移っています。 直近では、パレスチナのこども達の心のケアの一環として、「パレスチナへのことり」プロジェクトもありました。北海道パレスチナ医療奉仕団の後発隊メンバーに「日本からのお土産」を託そうと、2024年10月~12月の間に子どもが描いた絵とカードを集めたのです。しかし現地の状況が緊迫し渡航を断念。次の渡航がいつになるかはわかりませんが、集まった169枚の絵はそれまで大切に保管されるとのことです。日本のこども達の絵とことり達がパレスチナのこども達に届く日が早く来ますように。 『1000のことり』に参加するには 1000PEACE には公的な事務所がないため、代表個人の連絡先が問い合わせ先となっています。「自分も参加したい」「ことりを預かって周りに声をかけるよ」という方がいらっしゃいましたら、下記問い合わせフォームよりお問い合わせください。 ~『1000のことり』参加の流れ~ ①お問い合わせフォームから『1000PEACE』と繋がる ▶直接お会いできる方 ②好きなことりセットを選ぶ ③参加シートにお名前を記入して戻す(ご自身で刺繍してもOK) ④片方のことりは自分のものに! ▶遠方の方 参加ハガキに記入していただき、後日、片方のことりが届きます。 実はことり達は双子で、1セット2羽になっており、片方は参加者が貰えるんです!ことりのハートにサインを縫って終わりではなく、このタペストリーがどこかで飾られるとき、自分のことりを探せるというワクワクが残されるのです。その場で終わりとならない、日常で忘れてしまいそうなときに思い出させてくれることりが近くにいてくれるのも大切ですね。ご興味を持たれた方は下記リンクよりお問い合わせください。 ~参加希望、お問い合わせはこちらまで~(筆者が代表の方をお繋ぎします。)
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Shinji