心の伊達市民 第一号

小さな発見(31)

【行く場所が無い】
いくら都心に住んでいるからといって、毎日のブログ投稿に必要な場所やイベントはそうは無い。新聞、区報、テレビ、ネット、雑誌などにいつも目を凝らし、色々な情報を集めている。私が行く場所はほとんどが無料の場所なので、そうかといって以前にも投稿しているからダブりたくない。

ブログを長く続けると条件が厳しくなり、益々、行く場所が無くなって来る。
「たまの投稿しようかな?」とも思うのだが、「朝起きてブログを読んで、それから一日が始まる」と言われてしまうと止め難い。
そしてダラダラと、どうでもいい話を書き散らしているのである。


「心の伊達市民 第一号」のブログ



【アメリカ】
ドナルド・トランプが大統領に再選され、世界が混乱をしている。
アメリカ大統領の権限はとても強いらしく、次々と大統領令を出している。
彼の言うことは驚くようなことが多い。 でも現実はそう簡単ではなく、ビジネスマンの取引のようだ。そんな時に私はふと考えた。 「アメリカという国の名前はなんだろう?」。すぐにネットで調べてみたら、次のようなことが分かった。

『USA(United States of America)のAmericaは、イタリア人探検家のアメリゴ・ベスプッチの名前に由来している。アメリカ大陸を発見したのはコロンブスだが、彼は発見した大陸が「アジアの大陸」であると考えていた』。
もしコロンブスが勘違いしなければ、いまは「アメリカではなく、コロンブス」になっていたかもしれない。


 「アメリカ国旗」



【忘却】
自分でも「年だなー」と思うのだが、「忘却とは、忘れ去ることなり」という言葉が急に思い出された。これは昔のラジオドラマの「君の名は」で、最初に流れるナレーションであった。

デジカメクラブのFさんは急に忘れっぽくなってしまった。 少し前の会合の日にIさんが30分前に確認の電話をした。
その後、Iさんが電話をしたことを知らない幹事のYさんが、10分前に電話したら「今日?分かった。 行く」と言ったそうだ。

入口で私とIさんとYさんの3人で待ったが、Fさんが来ない。
そこで電話をしてみたら、『あれっ。今日だっけ?』と言ったのである。
Fさんは昔のことは細かいことまで覚えているが、10分前のことを忘れるようになってしまった。


 3階のカフェでお茶をする。



【思い込み】
ベッドに入って本を読んでいたら、大学時代の友人のOさんから電話が掛かって来た。
彼を含め6人でグループになり、コロナ前はその中の1人の趣味の絵画の公募展に行った時に会うくらいであった。友人達の名前の頭文字は電話のあったOさん、絵画趣味のKさん、Iさん、Kaさん、Kuさん、そして私はHである。

私以外は「ア行とカ行」である。 これで分かるのは私以外は学生名簿で近い人たちである。Oさん、Kaさん、Kuさんは卒論で理化学研究所で一緒だったが、KさんとIさんは学生時代も知らない男だ。


 サービスアパートメント&ホテル「lif」(京橋)



15年くらい前に私はOさんから『仲間が集まるから、出て来て』と誘いを受けた。
待ち合わせ場所に行ったら、知らない2人がいたのである。
その2人のKさん、Iさんも多分、私と同じく「知り合いじゃない」と分っていたはずだ。

でも大人だからか、双方とも『知り合いじゃない』とは言い出さなかった。
それ以来、そのことには触れず上野の東京都美術館で開催される「公募展」で、1年に一度会い続けていた。


 「lif 」(京橋)



Oさんの電話の内容は次のような暗い話だった。

『絵画が趣味のKさんがしばらく前に脳梗塞になり、いまは認知症で女房のことも分からなくなってしまった。Kuさんの女房が重度のパーキンソン病になり介護施設に入れたいのだが、毎月の支払いが20万円以上にもなるので入れてやれなくて困っている』

『自分は女房が亡くなってから要介護になり、週に2回、介護士が来ている。 とても親切で助かっている』。 Oさんも以前に軽い脳梗塞を患ったので、言葉がハッキリしない。
もうみんな高齢者になり、色々と問題が起きている。 私はまだなんとかなっているが、他人事ではない。

こうなると、もう『実は2人は学生時代は知らないのだ』とは言えなくなっている。
思い込みも困るが、いまさら仕方ない。




(おまけの話)【蛇窪神社】
1月7日に、今年の干支である「蛇」が名前に付いている「蛇窪神社」に行った話を書いた。その時は2時間以上もお参りの行列に並び、いつになる分からないので途中で帰って来た話をブログに書いた。
「そろそろ落ち着いたかな?」と思い、リベンジ参りをすることにした。

しかしまだ混雑しているといけないと思い、念の為に蛇窪神社のHPから混雑状況を問い合わせた。親切にも社務所から返信があり、『本殿の開門は6:oo、お守りの配布は9:00です。10:00以降が混雑して参ります』とあった。


 「蛇窪神社」の本殿  



そこでそろそろ落ち着いた頃だと思い、2月25日に出掛けて行った。
今回の私は30分くらいは我慢しようと思っていた。前回は並んで待った道路を歩いて行く。神社に着くと行列が無い。本殿のお参りの人が10人くらい待っているだけだった。

境内はあまり広くなく、正面に本殿があり、右手に社務所、左手にはお札を売る仮説小屋とお稲荷さんが見える。手水場の手前にはお賽銭用に両替機まで置いてある。
手水場には花が入れられているが、その花が枯れかけている。本殿でお参りを済ませると、一方通行で本殿の右手に行かされる。


 「撫で白蛇」



すぐ右手に銭洗い済みのピカピカに磨かれた5円玉が器の中に置いてあり、「浄財300円」と書いてある。その先には「撫で白蛇」の石像があり、この神社の神様の2匹の白蛇の頭を撫でると良いことがあるらしい。
ここも浄財が必要だ。狭い通路を進むと、今度は小さな社があり浄財入れが置いてある。

神社の裏を回り込み正面に出ると、そこでは枡を売っている。かなり商売熱心な神社だ。近くにいた神主らしき人に私は聞いた。
『白蛇は見られないのですか?』。すると彼は『3月1日に見られます』と言った。
全く待たずに呆気なくお参りが出来てしまったので、リベンジした気分にはならなかった。


 「蛇窪神社」の赤鳥居

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コメント

  1. 巳年(Y)

    巳年(Y)

    返信

    今年の干支は巳(へび)でありますね。私は巳年生まれなのですが「へび」は嫌いです。嫌いな「へび」の話の多い今年は早く通過して欲しいです。早く通過するという事はs早く歳を取ることになるので、これも困りますね。ゆっくり、のんびり暮らして行きたいのですから、、、

  2. Shinji

    Shinji

    返信

    デジカメクラブのFさんの例は具体的な体験談なので、物忘れの実態の深刻さが迫って来ます。日常生活をうまくこなせないのでは、と心配します。

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伊達季節移住のススメ

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

詳しくはこちら
ジャンル
娯楽・趣味
アクセス総数
1,464,966回

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