心の伊達市民 第一号
5月18日に葛西臨海公園に行き、「マグロの遊泳を見る」つもりが休園日だったことは以前に書いた。
また「大観覧車から自宅マンションを見よう」も観覧車がお休みだった。
そこで梅雨が来る前に「もう一度」と思い、24日の晴れた日に出掛けて行った。
今回は電車も間違えず、順調に「葛西臨海公園駅」まで行けた。
我が家の窓から見える「葛西臨海公園」の観覧車
駅を出ると、小学生低学年の団体が何組も駅前で待機していた。
学校の課外研究が「水族館」なのだろと思い、彼らが来る前に入ろうと思い先を急いだ。
ところが水族館の中も小学生だらけで、うるさくて参った。
私は途中の小さな水槽はパスして、マグロの巨大な水槽へと急いだ。
しかしマグロの水槽前に行くと、予想外の光景だった。
水族館のマグロの水槽はテープだらけだった。
水槽が黄色いテープで細かく四角に区切られていたのである。この光景は以前に見たことがある。
何年か前に、水槽のマグロが原因不明で殆ど死滅してしまった。
水族館は新しくマグロを水槽に放ったのだが、慣れないマグロはガラスにぶつかり死んでしまう。
そこでしばらくの間は「ここは危険だよ」というサインを黄色いテープで示していたのである。
折角来たのに私は小学生1年生と、マグロの1年生を見ることになってしまった。
新入りマグロの為には、テープも仕方ないかもしれない。
いつもなら水槽に面した階段状の椅子席に陣取り、いつまでもマグロの泳ぐの見ているのである。
しかし今回は黄色いテープが邪魔をして、ゆっくりマグロを見ようという気が起きなかった。
小学生たちははしゃいで騒ぎまくるし、静かな雰囲気は無い。
この一団が過ぎ去っても、次々と他の小学生の団体が来るはずである。
もう今回のマグロの見学は諦めた。
巨大な「シノノメサカタサメ」
マグロの水槽の反対側には同じような大きな水槽があり、そこには「サメ」や「エイ」や「カツオ」がいる。こちらの水槽は小学生たちはあまり興味が無いらしく、騒がずに通り過ぎて行く。
サメは何種類かいるようだが、私は名前が分からない。
「ハンマーヘッド・シャーク」は頭が奇妙な形をしているので、これは知っていた。
巨大なエイ「マンタ」が水槽を端から端まで悠々と泳いで行って、戻って来る。これは絵になる。
これも巨大な「ウシバナトビエイ」
水族館を出て、次の目的である「大観覧車」に乗りに行く。
観覧車は動いているが、乗る人はほとんどいない。シニア料金は半額で、400円を支払いゴンドラに乗る。
ゴンドラはゆっくりと上って行く。右手は都心方面、左手は東京ディズニーランド、前方は東京湾である。
都心方面を持参した望遠鏡で見たら、東京タワーの手前に特徴のある私の住むマンションが見えた。
早速、カメラでズームして撮影した。家から見えた観覧車からも、我が家が見えたのであった。
東京オリンピックで使われた「カヌー競技場」
この観覧車は日本一の大きさで、輪の大きさは111メートル、ゴンドラ数は63台、一周の所要時間は17分である。私の乗った時間に一緒に乗っていた人はいないようで、大観覧車を「独り占め」ということになった。右下には東京オリンピックの時のカヌーのスラローム競技場が見える。
前方には東京ゲートブリッジも見える。天気が良かったので、かなり遠くまで見えて楽しめた。
梅雨の始まる前に前回のリベンジが出来て、満足の葛西臨海公園だった。
望遠で見えた我が家のマンション(斜めブルー模様のビル)
(おまけの話)
前回は海岸に出て、1人で潮干狩りをした。
今回も時間があるので1人潮干狩りをすることにして、海岸に向って歩いて行った。
前日に政府が「外で距離が取れる場合は、マスクは不要」と発表したばかりなのに、広い公園で人もあまりいないのにマスクを外している人は殆どいない。日本人は少し変ではないか?・・・と思いながら、私はマスクを外して歩いて行く。海岸に出たら、前回と全く違う光景がそこにあった。
たった6日後には遠浅の海岸は消えていた。
前回は遠くの方で潮干狩りをしている人がいたのに、今回は海がすぐ近くまで来ていた。
私は前回から6日しか経っていないので、同じ時間に来たので同じ光景だと思っていたのである。
家に帰ってから東京湾の潮見表を確認したら、「18日の干潮時間は12:22、24日は満潮時間が11:54」だった。僅か6日で満潮と干潮が入れ替わっていた。
天文学の知識の無いということは、こういう失敗に繋がるのである。
仕方ないので海岸でゆっくりしていたら、ディズニーランドとの境にある運河の方にカメラマンが集まっているのが見えた。
獲物を探して飛び回る「アジサシ」
「何ごとか? 事件か?」と思い、そちらに行ってみた。
すると彼らは鳥の撮影をしているようだった。私も仲間に加わって見ていたら、小さな白い鳥が飛んで来て、空中でホバリングをしていて、突然、水面に突っ込む。そして一気に上空まで飛び上がる。
どうやら水面近くの小魚を上空から見ていて、それを捕えるために急降下しているようだった。
私も何枚も写真を撮ったが、鳥の動きが早過ぎて焦点が合わなかった。家に帰ってからGoogle Lens で調べたら、その鳥は「アジサシ」という名前の鳥だった。色々な趣味の人がいるもんである。
水面で小魚を捕え損なったアジサシ。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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