【バレンタイン・チョコ】
女房がマンションの友人2人から、私宛にバレンタイン・チョコレートをもらって来た。私はこういう外国の習慣を取り入れることは好きではない。
そもそも日本人の多くは「バレンタインとは?」を知らない。
今回もネットの受け売りだが、バレンタインデーとは『西暦269年2月14日に処刑された司祭ヴァレンティヌスを祭る日』だそうだ。

女性が男性にチョコレートを贈る習慣も、昭和10年に神戸のモロゾフ製菓が英字新聞に出した広告が始まりだそうだ。
頂いた1つのチョコレートはイタリア製で、箱は立派だがキャラメルほどの大きさのチョコレートが3粒入っていた。調べてみたら、それで2000円もした。もう1つは「猫缶チョコレート」だった。別に驚くほどの美味しさも無く、バカバカしいと思った。


猫缶チョコレート(880円)



【ベリングキャット】
最近であるが、図書館から「ベリングキャット」という名の本を借りて来た。
「ベリングキャット」とは英語で「Bellingcat」と書く。その意味は「ネコの首に鈴をつける」である。作者はエリオット・ヒギンズで、全くの素人から世界中に賛同者を得て、今ではオープンソース調査団を率いている。
本の内容はネットに投稿された写真や記事をもとに、真実を暴く活動をしている報告である。

例えば2014年7月に起きた「マレーシア航空17便の撃墜」であるが、世界中にいる協力者がネットに投稿された写真などから、グーグルアースなどで場所を特定した。
更にロシアやウクライナの親ロシア分離主義者の動きなどをネットで調べた。
そして撃墜はロシアから運ばれた地対空ミサイル「ブーク」であると突き止めたのである。とても興奮する本である。


 「ベリングキャット」★★★



【瓶の蓋】
朝食に食べているジャムが無くなったので、女房に買って来てもらった。
今までなら、その蓋に付いているシールを剥がし、金属の蓋を廻せば簡単に開けることが出来た。女房も時々、私に『この蓋を開けて』と言うので、私が開けてあげていた。

ところが最近になり、この蓋が簡単に開かなくなった。メーカーが固くしたのかと思った。でもそうではなかった。私の握力が弱くなって来ているのだった。
引き出しからゴム製のシートを取り出して、力いっぱい廻すと蓋が開いた。
こんなことで、年を感じたのである。


 「イチゴジャム」の蓋が開けられない!



【三愛ドリームセンター】
銀座4丁目の交差点の角にある「三愛ドリームセンター」の前を通ったら、1階のカフェが閉店となっていた。ビルの入口には貼り紙があり、『竣工から60年が経過しており、建物の老朽化が進んでいることから、安全性の確保と社会的責任を考慮し、建て替えを目的に解体します。解体工事の期間は2023年3月から約2年間を予定しています』とあった。

このビルの8階にあったギャラリーには何回も行ったことがあるのに、1階の角に変な猫の石像があるのを、今頃になって気が付いた。彫刻は「コイコリン」というそうで、左右に2匹いる。ここで待ち合わせをすると「恋が叶う」そうだが、そもそもこれが建物同様に古いなー。


 三愛ドリームセンターのコイコリン(ころべえ)



【オーバーツーリズム】
京都市では観光客に人気のある「バスの一日乗り放題(700円)」を中止するそうだ。
観光客の著しい増加が、地域住民の生活や自然環境などに対して、受忍限度を越えているという市民の訴えを取り入れたようだ。
また観光客もバスに乗れず、観光の満足度を低下させているようだ。

東京でも最近になり、似たような状況になっえ来ている。都営「浅草線」はいつも混んでいる。コインロッカーが不足していて、荷物を預けられない観光客がキャリーケースを引っ張って歩いている。
銀座でも同じことが起きていて、私は非常に迷惑をしている。
これに中国人が来たら、果たしてどうなるのか?


コインロッカーは全て「赤」で、空きは無い。



【騙しメール】
いつから日本人は品性下劣になったのだろうか? 私のスマホには毎日のように「騙しメール」が届く。
そこには(from サポート)とあり、『平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。さて、早速では御座いますが、お客様専用の案内が届いています』。「案内はこちらから」と、クリックを誘っている。

私は本当は興味本位でクリックしてみて、それがどうなるか確認したいのだが、ウイルスを仕込まれたりしても面倒なので止めている。もし銀行口座などを書き込むように指示されたら、出鱈目な番号を入れてみたい誘惑がある。
ITに弱い年寄りなどは、騙されてしまうだろうなー。


 スマホに送られて来た「騙しメール」



【ベラルーシ・レストラン】
少し前に港区の「聖アンデレ教会」に行った話を書いたが、その時に近くの「ベラルーシ・レストラン」の様子を見に行った。場所はロシア大使館の向かい側で、「ミンスクの台所」という名前だった。ミンスクとはベラルーシの首都の名前である。

ロシアがウクライナに侵攻した時に、私はウクライナ大使館と同時にロシア大使館の様子も見に行った。
その時は「ミンスクの台所」は営業していたが、今回の訪問では閉店となっていた。
ネットで調べたら、「2022年5月に閉店」と出ていた。ロシアの同盟国のレストランでは、誰も行かなくなったのだろう。 


以前に「ミンクスの台所」があった場所は「テナント募集中」



(おまけの話)
【築地市場】と【豊洲市場】
「オーバーツーリズム」の話を書いたので、私の身近な場所である「築地市場と豊洲市場」の話である。私も女房も、築地市場に時々、買い物に行く。
ところが最近の築地市場は観光地となってしまい、「見て、買い食いをする」観光客ばかりで大混雑である。

確かに「市場は面白い」のは、私が外国へ行った時に分る。私も同じことをっしていた。築地場内市場が豊洲に移ってしまうと「築地は寂れる」と言っていた市場関係者がいたが、全く逆だった。
オーバーツーリズムは、庶民の台所の築地にまで押し寄せて来ている。


 築地魚河岸ビル



銀座に出る時には、私は都バスを使う。最近の私は帰りも都バスのことが多い。
そこから2つ先の停留所からは、築地市場の見学を終えた大勢の外国人観光客が乗って来る。乗り場は「築地3丁目」であるが、この停留所からは「晴海埠頭」、「豊海水産埠頭」、「東京ビッグサイト」、「とうきょうスカイツリー駅前」、「深川車庫前」の5路線もあるのだから、慣れていないと日本人でも戸惑う。

そこから乗って来る外国人観光客は路線図が分からない。彼らはバスに乗ってから運転手に地図やスマホなどを見せる。彼等の向かう先は、ほとんどが「豊洲市場」である。そして行き先が違うことが分かり、降りて行く。
これでバスは定刻が守れなくなる。


「築地3丁目」の停留所の案内板には5路線ある。



久し振りに「豊洲市場」に行ってみた。我が家から都道2号線沿いを歩いて30分歩である。市場が築地にあった時は、朝の5時からマグロのセリが始まる。
ところが豊洲に市場が移転してからは、外国人観光客が5時に市場に行くのは難しい。
しかも以前と違い、見学場所は2階のガラス越しである。仲卸の店もガラス越しで、しかも通路しか見えない。

せっかく見に行っても面白くない。だから結局は観光客は食堂街で「寿司」を食べて帰ることになる。食堂街は寿司屋だらけで、私はその寿司も値段が高いと思っている。


  豊洲市場の「マグロの模型」(496キロ/重量、2.88m/長さ)


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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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