心の伊達市民 第一号
「東京国際消防防災展」というイベントが、東京ビッグサイトで6月15日から18日まで開催された。私はこのイベントがあるのを知った時に、事前に入場登録をしておいた。
東京ビッグサイトへは「勝どき駅前」から都バスに乗れば終点である。
ところが今までにも書いたように、外国人観光客が「豊洲市場」の見学に行くために銀座辺りから大量に乗って来るので、「勝どき駅前」では満員で乗れない。オーバーツーリズムは困ったものだ。
そこで今回の場合はマンションの前から「東京BRT」に乗り、終点の「国際展示場」で降りて6~7分ほど歩くことにした。
会場に着いて事前にメールで送られて来ていた入場パスを、ビニールケースに入れて首から下げる。
そして入口から会場に入る。初日に行ったせいか、そこには消防・防災に関係ある人達が大勢来ていて混雑していた。
広い会場で目立つのは、真っ赤な消防車である。はしご車もある。外国製の消防車もある。大手メーカーの「MORITA]が目立つが、中小の小型消防車、バイク消防車、荷車式消防車などもある。
しかし館内なので、消防車は陳列してあるだけなので、あまり面白くない。
でもこんなに多くの企業が、「消防・防災」に関係していたのかと知ったのである。
会場の奥では「地震体験」と「AR煙体験」のコーナーがあった。
早速、並んで「地震体験」をしたが、これは今までにも3回くらいはやったことがあるので同じだった。
面白かったのは「AR煙体験」だった。
「AR」とは現実の光景に仮想の映像が重なるものである。
ゴーグルを掛けて、床を這って進む。少し上を見上げると、煙が充満している。
火災の時の避難の仕方を学ぶのである。初めての体験だったので、とても面白かった。
(おまけの話)
建物の外に出て屋外展示を見ようと思ったら、午後1時から消防の救助演技が始まると分り、一番前で少し待った。
ここからは、下の写真を「実況中継」風に解説する。
「地震警報が発令された」→「ヘリコプターが飛んで来た」→「屋上に逃げた人を吊り上げて救助した」。
「消防のハシゴ車」がやって来た」→「隊員がビルに入り、屋上からロープを垂らす」→「続々と消防車が来る」。
「ロープを掴んで隊員がビルをよじ登る」→「ハシゴ車の救助篭が伸びて行く」→「ハシゴ車で被災者を救助した」→「屋上から怪我人をロープで斜めに下ろしていく」。
上空ではドローンが状況を撮影している。
車が炎上すると、「米軍の海軍消防隊がやって来た」→「3人で消火作業をする」→「消えたと思ったら、、また炎上する」→「また消火する」→「鎮火した」。
「ビルが火災を起こした」→「消防隊員が一斉放水をした」→「上空ではヘリコプターが状況を確認している」。
ドローンも上空で撮影を続けている。
これで全てが終り、参加した隊員が整列して礼をする。
なかなか見応えのある実演で、約1時間のショータイムだった。
いつもことだが、「これが無料で申し訳ない」
本番の火災のことを考えると、消防隊員に感謝する気持ちになった。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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