心の伊達市民 第一号

冬の津軽を行く


ブログ閉鎖中の話題(2014年2月14日)

八甲田ホテルの翌日は、日本海側にある深浦の「不老ふ死温泉」を予定していた。
事前にタクシーで青森駅まで行ってもらう計画を立てていたら、ホテルからメールが届いた。『冬期間は安全のため、雲谷のゲートが閉まり国道103号線は夜間閉鎖されます。従いまして、午前9時08分の奥羽本線には乗車出来ません』とあった。


能線のジーゼル車。 すれ違いの為に上り列車を待つ。



これでは困る。 なにがなんでも青森駅発9時08分に乗りたい。
そこで再度、ホテルに交渉した。
その結果、「雲谷ゲートまでホテルの車で送る。その時間にゲートの反対側にタクシーに来てもらう」という案が浮上した。


日本海からの強風の為に、松の木も一方向に枝が伸びる。



9時08分の奥羽本線で河部駅まで出る。そこから五能線に乗り換える。
お客は多かったが、五所川原駅でほとんど降りた。
みんなストーブ列車に乗りに行くのだろう。


日本海に面した露天風呂(天気は小雪)



五能線は単線なので、上下線のすれ違いの為に頻繁に途中の駅で待つ。
3時間で深浦駅に着き、旅館の迎えのマイクロバスに乗る。
「不老ふ死温泉」は日本海に面した一軒宿である。


露天風呂から見ると、このような風景が見える



冬の日本海は荒れていた。
天気が変り易く、晴れていたと思っていたら、15分くらいで吹雪となる。
それが止んだと思ったら、次はパラパラと音がすると思ったら、ヒョウが降って来た。


エサを求めて飛び廻るカモメ。 日本海は波が高い。



露天風呂は部屋から見える。
天候の変らぬ内にと思い、急いで露天風呂に向う。
風呂に着いたが、着替えをする脱衣所は屋根も籠も何も無い。

急いで浴衣を脱いで温泉に浸かったら、強烈な風と雪で脱いだ浴衣が飛んで行ってしまった。温泉を舐めたら塩辛かった。


立ち寄り湯のお客が雪の中を車で来た。 立ち寄り湯は600円。



慌てて風呂から出て取りに行ったら、風呂場の囲いに引っ掛かっていた。
あれに引っ掛からなかったら、「フルチン」で部屋に戻る羽目になっていたところだった。しかし露天風呂に入り、間近かに打ち寄せる荒波を見ながらの入浴は最高の贅沢である。今までに入った温泉のベスト3に入ると思う。

部屋から見ていると、みんな露店風呂に行くのだが、帰りは寒くて震えて戻って来る。その内に吹雪となり、露天風呂も良く見えなくなってしまった。


風雪が強くなり、何もも見えなくなって来た。



(おまけの話)
最近は日本へ来る外国人も温泉に入るようになった。
温泉の気持ち良さが知られるようになって来たからであろうと思う。

外国にも温泉はあるが、主に療養の為に使われる。
私の外国温泉の経験は、ブタペスト、カナダ、アラスカ、オランダである。
でも、みんな水着を着て入ったので、温泉に浸かったという気分にはなれなかった。


1時間くらいの間に、これだけ天気が変わる。



ベトナムから愛媛県松山市に来ている実習生から、温泉に入った話のメールが来た。
『芝居を見るのが終わってから温泉に入りました。最初とても恥ずかしかった、服が脱げませんですた、でも回りの人は全員裸なので私もぬぎました、歩きながら顔を伏せました。母と温泉につて電話で話して、母は笑って、本当に裸ですかと言いました。』


海岸に出て写真を撮ろうと思ったら、強烈な風雪となってしまった。



かなり日本語としては問題があるが、でも意味は通じる。
我々日本人はこのくらいの文章を英語で書けるだろうか?
ベトナム人実習生を笑ってはいられないような気がする。


寒風の中を露天風呂に向うお客。 寒くて、すぐに出て来た。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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