
心の伊達市民 第一号
桜の季節が近づいて来たら、女房が言った。
『目黒川の桜を船から見ると、とてもいいらしいわよ!』
そこでネットで調べて、乗船の予約をすることにした。
その話を聞き付けたマンションの女房の友人の夫婦2組が、『一緒に行きたい』と言ったので、6人で申し込むことにした。他人も行くとなると私の責任は重大で、「いつ乗船するか?」と、乗船日を決めるのに悩んだ。
早目に予約しないと、もし「満席」となったら責任重大である。
一方で早過ぎたら、桜は咲いていない。
そこで昨年の満開日を調べた上で、2月中旬に「3月29日乗船」で予約した。
ところが2月後半になり、どうしたことか夏日が続いた。
「これでは開花が早まる」と考え、予約日を3月25日に前倒しにした。
ところが3月初旬頃から寒い日が続き、ネット情報でも開花日が遅れていた。
そこで乗船日の予約をまた変更し、4月1日にした。
昨年の東京の開花宣言は「3月14日」だったが、その後、NHKニュースによると今年は4日遅れの18日になった。しかしその後も変更が続き24日となり、それがまた延びて31日になった。「目黒川桜」でネットを検索すると、こちらも何度か予想が延びて、「開花は3月31日」、「満開は4月7日」となっていた。
そこで今度は3月25日になり、またまた予約日を4月6日に3度目の変更をした。
3月20日過ぎても寒い日が続き、「4月6日も早過ぎるか?」と心配の毎日だった。
3月末になり急に気温が高くなり、29日に開花宣言が出た。
30日と31日の気温は26度越えとなり、夏日になった。
今度は満開日が早まり、桜が散ってしまう心配が出て来た。
また他人を誘うと、天気が気になる。
1週間前には雨だったが、私は「晴れ男」なので大丈夫と思っていた。そして当日になり、曇り降雨量ゼロとなった。ランチに刀削麺を食べて、桟橋に向かった。
船の先頭に乗りたいので、まだ係員が来ないのに受付で待った。
時間になり受付が始まり、予定通りに乗船の1番札をゲットした。
6人が先頭の座席の横一列に並んで座った。定員の40人が揃い、定刻に船は出発した。水門を通り過ぎて、いよいよ目黒川に入った。
間もなく私が昨年は何回も通った「品川橋」の下を通り過ぎた。
この辺りは「花筏」を求めて彷徨ったので、橋の名前もよく分かる。
品川橋から9個目の橋である「居木橋」に来た。
この橋の先で昨年は、川いっぱいに広がった花筏を見たのである。
カヌーで目黒川を下って来る集団がいた。
お花見に来ている小型の遊覧船、黄色の水上タクシーも来る。
この辺りから両側の桜の木も増えて、満開の桜がとても綺麗だ。
川の横の歩道から見る光景とは全く違い、期待以上の光景だった。
船は35分で折返し地点の太鼓橋近くまで来た。
ここまでに30の橋の下を通過した。満潮の時間帯らしく、座席に座ったままでも手を伸ばせば橋の裏に手が届く。橋の上からは、観光客が並んで手を振ってくれる。
目黒雅叙園の少し先の「太鼓橋」の手前で、船は反転して戻る。
帰路の船ではガイドの女性がウクレレ片手に、5~6曲の歌を歌った。
天気も良く、気温も丁度良く、非常に満足の70分の「お花見クルーズ」だった。
(おまけの話)
目黒川の桜クルーズに参加するのは、私達は初めてである。
乗船場所が「天王洲アイル」で、出発が午後1時30分なので乗船前に食事の必要があった。そこで女房の手前もあり、事前に乗船場所と食事場所を確認するために、3月25日に1人で天王洲に行って見た。
大江戸線で「大門駅」で降り、そこから「モノレール」に乗る。1駅で「天王洲アイル駅」だが、知らずに乗ったら急行で、羽田空港まで連れて行かれてしまった。やはり「下見に来て良かったー!」と感じたのである。
目黒川の様子を見るために「天王洲ピア桟橋」の乗船場所から、歩いて上流に向かったが小雨で寒くて参った。
10分ほどで品川橋に着き、そこで目黒まで川を上る船と戻る船を待つことにした。
10時30分発のクルーズ船は1時間くらいで、この品川橋へ戻って来るはずだ。
寒い中を待っていたら、上流から船が来るのが見えた。乗客は40人乗りの船に18人だった。乗客は合羽を着て、寒そうにしていた。その時に他社のクルーズ船が目黒川を上って来て、品川橋の傍ですれ違った。こちらの乗客は白づくめの合羽姿だった。
小雨の中で桜も咲いていないクルーズ船に乗った乗客は、さぞ腹立たしかっただろう。この日以外は忙しくて、日にちの変更が出来なかったのかもしれない。
昨年は目黒川の「花筏」の撮影に、私は何度も品川橋とその上流へ出掛けて行った。
この話は昨年の「4月5日」のブログ「花筏を見に行く(2)」に載せた。
「花筏」が現れるのは、「満開」から1週間くらい後である。
それから計算すると、今年の目黒川の「花筏」は「4月14日頃」になりそうだ。
今年もその時に「やることが無ければ・・・」、花筏の撮影に来るつもりだ。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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伊達市で藍染めの魅力を伝えている”aizome-「I」"さん。むしゃなびでは一昨年に特集していました。 2023年6月の記事はこちら▼ 『染まらないために染める』パンチラインな大和魂 〜異端児染師Aizome『I』 ご縁があり「ここだ!」という場所を見つけ工房とし、その場所でのイベントも始めていた頃でした。そこからストーリーは進み、今年、熱い想いでクラウドファウンディングをスタートさせました。 クラファンページはこちら!3/31まで!▼ 『藍染め工房と宿泊施設で地元と人々が繋がる「藍染めワンダーランド」を創ります!』 『 藍染め 』という伝統文化を次世代に繋ぐ、更には地域の活性化、人と人が結びつく新たな場の創出を目指す、aizome-「I」の金子夫妻。地元のみんなで応援してみませんか? 藍染工房の立ち上げ、さらに宿泊施設をプラスし『藍染めワンダーランド』を創りたいとの想いで挑戦。リターン品には藍染体験(オススメ!)や藍染めで仕上げたアクセサリーやTシャツ、ストール、靴下やストラップなども。ふたりの想いが伝わってくるクラファンページをぜひ一度ご覧ください。 伊達で生まれ育ったふたりの、ふるさとへの想い 「地元の人たちと繋がりを深められる場所にしたい」 「伊達市の特産品である藍を広め、観光客やインバウンドの人たちに『目的地』として訪れてもらうことで、伊達全体の活性化にも繋げたい」 お二人の言葉の節々に伊達市への愛を感じます。お二人は伊達市で生まれ育ち、今その地元で子育てをしています。地元を愛し、盛り上げたいという気持ちは既に周囲にもしっかりと伝わっていて、イベント時には多くの地元の人々が運営に携わっています。 「イベントなどを通じて人と人がつながり、交わることで、ここが藍染めの液のようにいい形で発酵し、美しい「華」を咲かせられたらとも願っています」 奥が深い”藍染め”という技術 ・そもそも、なぜ藍染め? ・藍が伊達市の特産品なのは知っているけど、 藍染めのことはよく知らない……。 ・草木染めのことでしょ? と思われる方も多いと思います。ここで藍染めについて少しだけご紹介します。 まずご紹介したいのは、藍の国内生産量について。第1位は徳島県、第2位が北海道です。そしてなんとその藍は全て伊達産!そして伊達では一件の農家のみが藍を栽培しています。つまり伊達市の農家・篠原一寿さんが、全国2位の生産量を栽培しているのです。 次に”藍”という植物について。藍は大昔から様々な用途に使われてきました。生葉を絞ったものはやけどや口内炎などに効果があり、葉を煎じたものは解熱や解毒に効果があると言われています。高い抗酸化作用や抗菌作用があることも分かっています。藍染めで染めた布は防臭効果、防虫効果、UVカット、保温保湿、燃えにくい(難燃性)といった特徴があり、昔から山や畑仕事の作業着に重宝されていたそうです。 特に奥が深いと感じさせるのは、染め方です。藍は水溶性では無いため、他の草木染めとは全く異なる染め方を要します。まず、藍の原料を作るためには藍の葉を摘み取り、乾燥させ、1週間に一度水打ちと切り返しを行います。これを100日間ほどかけると、藍の葉は発酵し、藍の原料「すくも」が出来上がります。 このすくもは水には溶けないので(不溶性)、広葉樹(カシ、ナラ等)の木を燃やし、灰にします。その灰を熱湯に入れ良く攪拌し、一晩寝かせて出来た灰汁に入れる事で、すくもにふくまれた有機物や微生物が徐々に溶け出し、発酵して液が出来上がります。染め液にするまでには、およそ1週間から2週間ほどかかります。 さらに染め液はとても繊細で、そのときの温度や環境、そこにいる人のエネルギーによっても染まり方が変わると言います。 「だからこそ奥が深く、おもしろいと思います。また、藍染めは、綿やシルク、麻などの天然素材との相性がいいのも特徴です」 クラファンには藍染め体験のリターンもあります。ぜひご自身の手で染めて、藍を体感してみては。日本の伝統工芸でもある藍染めを、自身で体験できるところは全国でも限られています。多くの体験者が、藍染めの奥深さと色の美しさに魅了されています。 藍染め液の中のような『温かい場所』を目指して 総面積が2500坪もある工房敷地。前の持ち主の方が手入れしていた庭が1200坪。景色を遮る高い建物が周りになく、空が広くて近くて、緑と季節の花に囲まれていて、気持ちがリフレッシュするような場所です。 「この場所を生かしてマルシェや子どもまつり、音楽フェスなどを開催。藍染めに興味がない人、藍染めを知らない人にも、イベントに参加してもらうことで藍染めについて知ってもらえたらと思って開催してきました」 今まで開催されてきたイベントには多くの人が訪れ、この場所の素晴らしさを知り、そして人と人が出会い・繋がっていきました。このクラファンを通してより多くの人々の想いが加わることで、さらに”温かい場所”となるでしょう。伊達市を盛り上げるスポットになること間違いなし。応援したい!と思われた方は、こちらから▼3/31まで!▼ 『藍染め工房と宿泊施設で地元と人々が繋がる「藍染めワンダーランド」を創ります!』 とにかく明るく、前向きでエネルギッシュで、藍と愛に溢れる金子夫妻。二人を応援したらご利益がありそうな雰囲気です。正式にオープンしたら、二人(+いっつもニコニコ愛娘みねちゃんの三人)に会いに、ぜひ工房を訪れてみてくださいね。 ※こちらの記事は一部クラファンページより引用・参照して作成しています。 (クラファンページ ライター:徳積ナマコ 様 / 一部写真借用) ____________________________________________________________ aizome-「I」 北海道伊達市で夫婦で活動する藍染め作家 地元で育つ天然藍で染めています。 1/15よりクラウドファンディングに挑戦。
misaki
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いま、お馬さんと密な関係になってみた!LAKE TOYA RANCH
こちらの特集版にご訪問くださり、どうもありがとうございます^^ / 今後月に2~3回ほど、編集部のライターとして、皆様のお目目にかかることになりましたRiettyです。 この場では、私が出会った「好き」や「楽しい」や「いいね!」を皆様におすそわけさせていただきたいと思っています。 いろんなモノ。 いろんなコト。 いろんなヒト。 楽しむための情報の一つとして。 どうぞ末長くお付き合いくださいね ♡ さてさて。 国道230号線を留守都村方面に向かって車を走らせた時。 この看板を見かけたことはありませんか? 私、実はず〜〜っと気になっていたのですが、ついに曲がってみました。 すると…。 まずお迎えしてくれたのはこの子。 プードルのラヴィン君です。 まだ子供なので、「お客様だ〜!」とはしゃぐ姿がとても可愛い。 北海道弁では「おだつ」感じ。 そして誘導されるように歩くと…。 たくさんのお馬さんたちがのんびりお食餌中でした。 ここは、洞爺湖にほど近い月浦町にある「LAKE TOYA RANCH」さんです。 おっとり優しいお馬さんに跨り、ホーストレッキングや引き馬などを体験できるところです。 早速、体験してみました。 乗せてくれたのはヨーロッパ系ハーフリンガー&どさんこのミックス、大食漢のマックス君。 男子ですが可愛い顔立ちです。 山岳馬なので体力があります。 まずは「よろしくね ♡」とご挨拶。 そして、マックス君の相棒はアメリカ産クウォーターホースのローラちゃん。 カウボーイが乗るお馬さんです。 でも、ここで乗っているのはとても素敵な美人インスタラクターさん♡ トレッキングに出かける前に、「進め」「止まれ」「ターン」の手綱捌きを教わりました。 とても良くトレーニングをされているお馬さんたちなので、的確なアドバイスのもと、少しの練習と、「仲良くなりたい!」という気持ちがあればすぐに乗れるようになれます。 さあ! いざ! トレッキングに出発〜! 緊張と興奮でワクワク&ドキドキ☆ 親切なインストラクターさんは、ほとんど後ろを見た状態で爽やかに優しく指示をくれます。 上り坂は前傾して。 下り坂は後ろに反り気味に。 軸を保とうとするので、インナーマッスルが鍛えられそうです。 太腿の内側も締まりそう。 なかなかの運動量です。 二次的効果を密かに期待してしまいます。 途中、雪が降り出しました。 グリーンシーズンも良いけれど、白い雪原や山道を歩くのは本当に気持ちがいい ♡ お馬さんが一緒にいると、見慣れたはずの洞爺湖の景色が非日常なものに変わります。 お馬さんとの密なトレッキング。 元気に迎えてくれるラヴィンちゃんと、穏やかなお馬さんたちと、親切なスタッフさんたちに優しい時間をいただきました。 もちろんワイルド&イケメン社長 高橋洋一さんも、はにかみながら歓迎してくれます ^^ / 最後に地元密着耳寄り情報!!(地域外の皆様にはごめんなさい) 絶対にお得!! 絶対におすすめ!! 見逃さないでね♪♪ 帰りは高橋社長とラヴィン君が見送ってくれました。 レイクトーヤランチ情報 電話 0142-73-2455 住所 虻田郡洞爺湖町月浦44番地(カーナビ住所検索はうまくいきませんので、レイクトーヤランチと入れて検索してください) アクセス 洞爺湖温泉街より車で5分 E.mail toya@jphorseriding.com ※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年) ※シェア、リンク等大歓迎です!
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Shinji