心の伊達市民 第一号
「原宿表参道元気祭・スーパーよさこい2024」が、8月24日(土)と25日(日)の2日間で開催された。私はしばらく前に見に行った覚えがあるが、盛大であった。「久し振りに見てみよう」と思い、家を午前9時30分に出た。
原宿では先ず代々木公園に行こうと思い、駅から歩いて行くと、既に踊り終った人達が他の会場に向かっていた。
今回の「スーパーよさこい」は、4会場で行われている。
公園内に入ると、多くのグループが出番の前に練習をしていた。
それぞれのグループが凝った衣装を身にまとっているが、どうみても始まる前から汗ビッショリのはずだ。私は代々木公園を抜けて、道路の反対側にある「代々木公園ステージ」に向かった。そこには「じまん市」という名の、テントが張られた飲食店が多く出ていた。中心にはステージが設けられていて、既に大音響で「スーパーよさこい」が行なわれていた。
1チームが2曲踊るとステージを降り、次のチームが登場する。
「スーパーよさこい」の小冊子と団扇をもらったが、それによると106チームが参加している。
意外だったのは「大学チーム」がかなり出ている。
みんな練習に励んようで、踊りが揃っている。
見ている方も大変である。大音響の上に、直射日光が照り付ける。
私は今年の夏、初めてと感じるほどビッショリと汗をかいた。
これ以上、頑張ると熱中症の恐れがあるので、早々に切り上げた。
そしてNHK前ストリートに向かった。そこではチームは踊りながら、200メートルほど進む。途中には審査員席が設けられていて、「踊り」、「衣装」などの審査が行われていた。
ネットで調べたらコロナ最盛期の2021年のみ中止となったが、それ以降は踊る時以外はマスク、3密を避けるなどでコロナが終るまで開催を続けて来ている。みんな踊りが大好きなようだ。
ここで「スーパーよさこい」とは何か?を知りたくなり、ネットで調べてみた。
最初からひも解くと「よさこい祭り」は昭和29年、戦後不況の中で経済再興・地域振興を目的に、高知県高知市で始まった。「よさこい」とは土佐弁で「今晩来て下さい」という意味で、漢字では「夜さ来い」で、昔の座敷歌である。
「よさこい祭り」は現在でも夏の土佐を代表する祭りとして、8月9~12日に開催されている。鳴子と呼ばれる鳴り物を手にし、工夫を凝らした様々な衣装で踊り子たちが地方車(じかたしゃ)を先導に高知市内16会場で乱舞する。
一方で北海道では高知県のよさこい節と北海道のソーラン節を融合させ、平成年代に北大の大学生が考えたと言われている「YOSAKOIソーラン」が、北海道では盛んに行われている。私も北海道に滞在中は、何度も「YOSAKOIソーラン」を見た。
「ソーラン節」は北海道を代表する民謡で、ニシン漁で雇われたヤン衆たちに歌われた仕事歌である。初めに「ヤーレン ソーラン ソーラン・・・」と歌い出すことから「ソーラン節」と名付けられた。
「ソーラン節」の発祥の地である余市では、ソーラン節を後世に伝えていくために、夏のイベントとして7月に北海ソーラン祭りが開催されている。
NHKストリートを最後まで歩いたが、持参した水も終ったし、原宿駅まで戻るのも嫌になった。その時に渋谷公会堂の前に、渋谷駅行きの都バスが来た。「地獄に仏」とはこのことだ。慌てて乗車したが、車内の冷房が嬉しかった。
「スーパーよさこい」の大音響からも離れ、静かな車内は「いいなー」と感じた。
数分で渋谷駅に着いたが、その後の話は「おまけの話」で・・・。
(おまけの話)
都バスが渋谷駅に着いた。その時である。
なんか見たことのある男が、外国人の男性2人にインタビューしている。
その男はテレビ東京の番組「YOUは何しに日本へ」のディレクターだった。
きっと彼は『どこの国から来ましたか? 何をしに日本に来たのですか?』と聞いているのだろう。この番組は月曜日の午後6時25分から8時までの放送で、もう11年も続いている人気番組である。私は好きで、夕食の後に途中から見ている。
なにしろ暑いので、涼むために「マークシティ」ビルの中に入った。
3階のガラス窓のところに、外国人観光客が集まっている。
彼等はそこから、スクランブル交差点の動画を撮影しているのである。
私も仲間に入り、そこから写真を撮った。
でも「なんでスクランブル交差点が、外国人観光客に人気があるのだろう?」と分からなかった。アジア系の人がいないところを見ると、あまり歩かない車社会の外国人なんだろう。
ビルの中で涼んだ後に、今度は都バスで六本木まで行くので、下の道路に下りた。
道路を渡ったところで、人だかりがしていた。
ここも外国人観光客には人気スポットで、「忠犬ハチ公」の像の前である。
多くの外国人観光客が、ハチ公と写真を撮るために順番待ちをしている。
忠犬ハチ公はアメリカ映画にもなったので、みんな知っているのだろう。
銀座に外国人観光客が多いと思っていたが、渋谷はもっと多かった。
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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