心の伊達市民 第一号

小さな発見(34)

【おかめ桜】
中央区観光協会特派員のブログで、日本橋の「おかめ桜」が咲いていると知った。
数年前に見に行っただけなので、雨が上がったので見に行った。
おかめ桜というのは早咲きの桜の一種で、下向きに咲く小さな花びらが特徴で濃いピンクの色をしている。

場所は「福徳神社」の先で、「オカメサクラ通り」と言うらしい。
天気は曇りだったが、花は満開だった。
時々、通行する人がスマホで写真を撮っているだけで、特に有名ではないらしい。
丁度、河津桜と同じ時期に咲き、花も似ているので判別が難しい。


 「おかめ桜」(オカメサクラ通り・日本橋)



【KABUTO ONE】
アメリカのトランプ大統領が同盟国にも関税を掛けると言い、世界経済が混乱している。
彼の発言に一喜一憂し、東京株式市場も乱高下している。
私は新NISAを使っている零細投資家であるが、やはり持ち株の上がり下がりは気になる。そこで日本橋に「おかめ桜」を見に行った帰りに、久しぶりに「KABUTO ONE」に行って来た。

トランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の会談が口論の末に物別れになったが、翌日にゼレンスキー大統領がウクライナの鉱物資源の権益に関する協定に署名すると分かり、そのせいか株式も一時的に上昇した。

この日は日経平均の終値で268.26円のプラスとなったが、残念ながら私のわずかな持ち株はプラスの影響を受けず下落した。




【銀座の柳 二世】
銀座と言えば柳であるが、資料によると『銀座に最初に植えられたのは桜、松、楓などであったが、いずれも土に合わず育たなかった。1930年に朝日新聞の東京進出の記念で柳の木が寄贈された・・・』。

『その後、第二次世界大戦で銀座も空襲に遭い、ほとんど焼失した。その後、銀座生まれの柳の木が1本、戦火を逃れて目黒区内で生きていると分かり、その枝を挿し木して育てたのが、現在の銀座の柳』だそうだ。

そこで銀座の柳の二世が植えてある帝国ホテルに近い「泰明小学校」の横へ行ってみた。泰明小学校といえば、公立なのに制服が「アルマーニ」で話題になった小学校である。二世の柳を見たが、もっと老木だと思っていたがどうということもなかった。




【徒花は咲いたか】
高齢歌手の「すぎもと まさと」の歌う「吾亦紅」は、カラオケでなんとか歌えるようになった。次に習得したいのは「徒花は咲いたか」で、これは難しい。

その歌詞はネットで調べたら『ドがつく田舎で育ってよ 新聞配達させられて 埋もれてたまるか 泥の川 俺はそこから逃げたんだ 大きく見えた空の下 右も左もわからずに 迷いさまよい背伸びして 気を張りながら生きてきた 徒花よ 徒花よ 徒花は咲いたか』であった。

メロディが良くて好きな歌だったが、こんな歌詞とは思わなかった。でも、なんとか歌えるようになりたい。カラオケはボケ防止に役立つと、なにかで読んだ。


 「徒花は咲いたか」



【江戸ほうき館】
3月1日号の中央区報に「江戸ほうき展示館」の案内が出ていた。
店は京橋にあり天保元年(1830年)創業の「白木屋傳兵衛」という店名で、江戸時代後期から「ほうき」をつくり続けてきた老舗である。

「江戸ほうき展示館」は京橋の細い路地を入ったところにあり、令和の時代に昭和初期が取り残されている感じだった。店の中に入ると、正面で主人がほうき製造の仕事をしていた。私が挨拶して『江戸ほうき館を見に来た』と言うと、横の小さなショウルームのような場所を指さされた。

大小様々な箒が展示してあり、料金のシールが貼ってあった。高いか安いかは判断が分かれると思う。私の子供の頃は電気掃除機など無かったので、店の展示品のような「ほうき」を母が使っていたのを思い出した。
最近は古いものを見るといつも「自分の子供の頃の話」になってしまい、自分が骨董品になって来たと感じる。


「江戸ほうき館」



(おまけの話)【聖オルバン教会のパイプオルガン】
少し前に「聖オルバン教会」に行った話を書いたが、そもそもの始まりは「パイプオルガンの演奏」を聞きに行ったのであった。
そこで今回は間違えないようにして、第一水曜日の午後12時15分に行った話である。

前回の時は後方の席に座ったので、前の人のやっていることが見えなかった。
そこで今回は前から2列目の左端に座った。ここなら信者が前に出て、なにをしているか見えるからだ。

牧師が十字架の下に座り、全ての準備が終った12時15分になり、後方でパイプオルガンの演奏が始まった。狭い教会なので、築地本願寺のパイプオルガンを聞きなれた私には音が迫って来るように感じた。


 「聖オルバン教会」



讃美歌だと思うが、3曲の演奏が終わると、牧師が英語で説教を始めた。
仏教と違い、牧師は聖書を読んでいる。時々、信者が立ち上がる。私も座っているわけにもいかず立ち上がる。その内に信者が膝置台を引出して、膝をついて説教を聞く。
そして牧師の言葉の後に合唱する。

しばらくして牧師の話が終ったら、担当者らしき人が篭を持って信者の中を歩き出した。献金だと分かったので100円を入れたら、なんと1万円札が1枚あった。
次に信者が中央の通路に出たので、前回と同じなので私は分かっていて列に並んだ。
私は牧師の前で跪き、両手でウエハースのようなものを受け取り口に入れる。


パイプオルガン



その後、またパイプオルガンの短い演奏があり、牧師の説教が続く。
私は外へ出たかったが、前から2列目だから出るに出られない。
「早く終らないかなー」と我慢していたら、またみんなが中央の通路に並んだ。
「今度はなんだ?」と思った。

私は最初の人の様子を、自分が席を立つ時に見た。なんと牧師が信者の額に手を当ててなにかやっている。私の番が来て分かったが、牧師が私の額に墨で十字の印を書いたのである。

「嫌だ!」とも言えず、席に戻った。そしてまた説教があり、間もなく終りとなった。
その所要時間は1時間20分だった。私はパイプオルガンの演奏会のつもりでいったのだが、額に十字とは驚いた。           


 牧師の説教が長かった。

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コメント

    吾亦紅(Y)

    吾亦紅(Y)

    マッチをすれば線香が付きにくい、、、お墓参りに母を偲ぶ思いを「すぎもとまさと」が切々と歌い上げる!
    この何とも言えない切々感が胸を打つ!
    あなたに、あなたに謝りたくて、、、仕事に名を借りたご無沙汰、、、
    何処をとっても素晴らしい詩の集まりである。
    久し振りにYouTubeを聞いてみた。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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1,466,606回

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