心の伊達市民 第一号

写真で見る東京(98)・・・帆船と消防ヘリ

この日は目的があり、午前10時前に着くように晴海ふ頭に出掛けて行った。
天気予報では午前10時頃までは、かなりの雨が降るようだった。
しかし朝起きたら、もう空は晴れていた。最近の天気予報は、なんだか外れが多いように感じるのは私だけか?

マンションの裏から出て朝潮運河を渡り、東京BRTの「HARUMI FLAG」発着所に向かう。そこから振り返ると、建設中を含めタワーマンションだらけである。


 東京BRTの「HARUMI FLAG」から



更にそこから500メートルくらいで突き当り、そこは臨海消防署である。
港には大小の消防艇が停泊している。そこを左に行くと、右側が大きな晴海ふ頭公園に出る。公園に入ると、正面にレインボーブリッジが見えている。

岸壁には海技教育機構の専用桟橋があり、この日は帆船「日本丸」が入港していた。
ここで帆船を見ると、いつも思う。「帆を張った日本丸が見たい」・・・と。


 帆船「日本丸」



この日は風が非常に強かった。後で分かったのだが、風速20.7メートル/秒だった。
青空に「ワタリガラス」が3匹、舞っていた。
強風に煽られて、なかなか帆船のネットに止まれない。

青空に舞うカラスを、ボーと見ている。風が強いので、少し寒い。
散歩に来た人が、日本丸の写真を撮っている。
私のこの日の目的は「日本丸」と「ヘリコプター」の動画撮影である。


「ワタリガラス」



毎月の第二火曜日になると、晴海の臨海消防署にヘリコプターが飛んで来る。
これは非常時の為に、日頃からヘリコプターの離着陸の訓練をしているのである。
東京オリンピックの前までは、この辺りには何も無かったので、騒音も問題なかった。
しかし東京オリンピックの選手村に使われたマンション群は分譲されたので、「うるさい!」と文句を言われるのかもしれない。

帆船の停泊とヘリコプターの飛来が重なることは、私の知っているところでは初めてだ。
なかなかこのような偶然は起きないので、なんとか動画に収めたいと思ったのである。


上空遠くにヘリコプターが見えて来た(右上



10時になってもヘリコプターは飛んで来ない。
「この強風で、今日は中止かもしれない」と思い、少しガッカリしていた。

そこに警備のための臨海消防署員がやって来て、『間もなくヘリコプターが飛来しますが、ご迷惑をお掛けします』と言った。
私は『それを見に来たのです』と答えたら、彼は嬉しそうだった。

東京消防庁には8機のヘリコプターを所有していて、木塲と立川に基地がある。
ここへ飛んで来るヘリコプターは、木塲の基地からである。


 帆船「日本丸」の後方から飛来するヘリコプター



風が強いので、ヘリコプターの音がよく聞こえない。
たまに聞こえたと思うのは、私の空耳かもしれない。
やっと確かなヘリコプターの轟音が遠くから聞こえて来て、小さく姿を見せた。

ヘリコプターは風の具合なのか、レインボーブリッジに向かい、途中から反転して私の方に向かって飛んで来た。しかしその方向から来られてしまうと私からは逆光になり、カメラのモニターが反射で見えない。仕方ないので、とりあえず静止画を撮影した。


 日本丸の舳先の向こうを飛来する。



ヘリコプターは仏独多国籍企業の「Eurocopter社」製の「AS365/565 ドーファン2/パンテル」である。東京消防庁の機体番号は「JA119E」で、愛称は「かもめ」である。
このヘリコプターは尾翼に特徴があるので、機体のメーカーがすぐ分かる。

ヘリコプターは私の頭上を通過して、臨海消防署の屋上に向かって飛んで行く。
見上げると期待番号がハッキリ見える。


 私の頭上にやって来た「JA119E」



ヘリコプターはゆっくりと消防署の屋上に近づく。
そして少しホバリングをして、音は大きいが機体は静かに着地した。
ヘリコプターの轟音は住民には迷惑かもしれないが、消防署の方が先にあったのだ。

私はこの腹に響くような轟音は大好きである。
着地したヘリコプターは少し音が静かになるが、エンジンは止めない。


 ヘリコプターが消防署の屋上に近づく。



(おまけの話)
3~5分するとエンジン音が大きくなり、ヘリコプターはその場で徐々に上昇する。
浮き上がったヘリコプターは、進路を大井方面に向けて飛び立って行く。
この時は太陽光は順光となるので、動画撮影が上手く行く。

ヘリコプターが帆船「日本丸」と同じ画面に入る。
そしてエンジン音が段々と小さくなると同時に、機影も見えなくなる。


 帆船「日本丸」とヘリコプター「かもめ」



しばらくそのまま待つと、消え去った方向からまたヘリコプターが現れる。
この時は割合に帆船「日本丸」の近くの上空を通過するので、撮影のチャンスである。
ヘリコプターはレインボーブリッジの端まで行って、旋回してこちらに向かって来る。
そしてまた消防署の屋上に着陸する。これを通常は3回、繰り返す。

そして最後は木塲の基地に向かって飛び去って行った。
約30分くらいのショータイムである。私は満足して、都バスに乗って銀座方面に出て行くのである。


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コメント

    救難ヘリ(Y)

    救難ヘリ(Y)

    消防庁の「救難ヘリ」は毎日の弛まぬ訓練を繰り返して、イザという時に備えている。その救難ヘリが救助に向かったのがバカ中国人とアホカップルであります。一度目の遭難時に頂上に忘れたスマホを取りに登山して再度遭難したバカ中国人。半袖、半ズボンの夏の装いで寒さに耐えられずに救助を要請したアホ外人カップル。危険を冒してまで助けに向かう救難ヘリに何とお詫びをすればいいのだろうか?日本を馬鹿にしているしか思えない。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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