心の伊達市民 第一号

写真で見る東京(97)・・・5月を呼ぶ花

【日比谷公園】
TVのニュースで日立海浜公園の「ネモフィラ」を中継していた。
そこで私は連想して、日比谷公園に行ったのである。
現在、日比谷公園は長期にわたる工事中で、大噴水の周りは工事用の壁で見えなくなっている。

この工事の目的は『2021年7月に日比谷公園再生整備計画を策定し、開園130年を迎える2033年の官僚に向け、本公園をエリアごとに段階的に整備していきます』とあったので、完成はまだまだ先のことになる。
工事用の壁面には綺麗なフラワーポットが飾られていた。


 壁のフラワーポット(日比谷公園は工事中)



公園に入り左に行くと広場があり、その横に長細い花壇がある。
季節により、色々な花が植えられているが、いまは「ネモフィラ花壇」になっている。
薄紫の大量のネモフィラが植えられていて、カメラを向ける人が多い。

ところどころに赤と白のチューリップが植えてあり、それが紫のネモフィラを際立たたせている。私は色々な角度から写真を撮ってみたが、ネモフィラと分かるようにするには低い位置からでないと駄目だ。


 「ネモフィラ花壇」



「ネモフィラ」と言えば「日立海浜公園」である。
私は以前に3~4回は見に行ったが、いまは免許証を返納してしまったので行っていない。あの広大な敷地に広がるネモフィラの丘は、「見事!」という言葉しかない。
あまりの人気で見物客が多いので、ある時に開園時間の前から公園に行った。

そして開園と同時に入場して、駆け出してネモフィラの丘へ行き、人の入らない写真を撮ったこともある。あの頃は若かったし、元気だった。
でも今では年のせいか日比谷公園のネモフィラを見ながら、日立海浜公園のネモフィラを目に浮かべる知恵が付いた。



ネモフィラ花壇の後ろに、埴輪が2体並んで立っている。
なんだかとても違和感があるので、初めて添えられたプレートの説明文を読んでみた。

そこには『この埴輪は1965年に日比谷公園と宮崎県の平和公園が姉妹公園を結んだので、その記念として東京都に贈呈されたものです』とあった。
右後方に見えている「松本楼」の前の、真っ白なハナミズキが満開だった。


 なぜか? 埴輪が2体



埴輪の後ろは小山になっている。
そこには多くのツツジが植えられていて、いまが見頃を迎えていた。
「ツツジ」と言えば「根津神社」が有名で、今までに何回も見に行っている。

ここに比べたらはるかに根津神社のツツジは綺麗だが、最近は年齢のせいか億劫になって来ている。それに根津神社は大混雑だが、ここではほとんど人がいないのが大助かりだ。


 「ツツジ」が満開



小山を回り込んだ反対側に「鶴の噴水」の池がある。
そこには藤棚があり、ベンチも用意されている。
この日は暑かったのでベンチに空きが無く、私は立っているより仕方なかった。

藤の花もほぼ満開であるが、ここの藤棚は亀戸天神と比べたらだいぶ規模で落ちる。
少し後に亀戸天神にも行くことにして、今回はここで我慢した。


 「鶴の噴水池」の藤棚



藤の花はそれほど香りが強くないが、蜂がたくさん飛び交っている。
蜂は種類が多いので詳しくは分からないが、クマバチとスズメバチではないかと思う。
でも彼らは全く襲って来る気配がないので、違うのかもしれない。

藤棚を通して「鶴の噴水」が見えるのだが、なぜかこの日は水を噴き出していなかった。外国人カップルがベンチに座り、静かに本を読んでいた。


  「クマバチ」か?



(おまけの話)【日枝神社】
「藤の花」と言えば、私の中では「亀戸天神」である。
今回も亀戸天神に行こうと考えていた時に、facebookの「お江戸東京ぶら散歩」のサイトに「日枝神社」が出ていた。かなり綺麗な写真だったので、亀戸天神から日枝神社に目的地を変えた。

地下鉄「銀座駅」に行くと、外国人だらけだった。地下鉄に乗ったら、そこも外国人だらけだった。「ここは日本か?」と思う。シルバーシートの座席の前に立ったら、座っていた外国人が日本語で『座りますか?』と言った。少しびっくりした。

外国人はイタリア人の4人組(多分)で、年の若い母親と小さな娘、娘の父、日本語で話し掛けて来たのは、日本に住む娘の父の友人らしい。断って赤坂見附駅で降りたら、また外国人だらけだった。


 千本鳥居(実際には100本くらいか?)



本殿に上がるにはエスカレーターが便利だが、私は外国人観光客に人気の赤鳥居から歩いて行った。こちらから行くと本殿の裏を通って、横から入ることになる。
本殿に向かって右側に「藤棚」がある。
境内は大混雑で、お参りする人、観光の外国人、初参りの両親と子供などで賑っていた。

藤はいまが見頃のようで、タイミングが良かった。
藤に付いて調べてみたら、「日本が原産地で、日本固有種」のようだ。
そのせいか外国人は藤の花を一緒の記念撮影をしている。


 藤棚の右奥に本殿が見える(日枝神社)



お参りは長い行列が出来ていたので、今回はパスしてまた千本鳥居から帰ることにした。多くの人達は上りはエスカレーターで来て、エスカレーターで帰って行く。
外国人観光客はエスカレーターで上がり、下りだけ千本鳥居から帰るようだ。
ところが私が帰るために千本鳥居の降り口に行ったら、大勢の外国人がいる。

どうやら鳥居の中で記念撮影をする順番待ちらしいが、私は構わず待たずに降りて行った。途中で記念撮影をしている2人の若い外国人女性がいたが、その横を通り抜けて帰って行った。私の日枝神社の滞在時間は、わずか10分ほどだった。


 藤棚の左に初参りの夫婦と子供が見える。

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コメント

    蜂蜜(Y)

    蜂蜜(Y)

    「都心で蜂蜜」というニュースを聞いたことがあったが、これほどに繁華街の真ん中に「花」が沢山あるから「蜂」も大助かりでありましょう。日本人だけでなく人間は「花」に引かれて楽しむ様ですね。人と蜂との共存が永く続くことを祈ります。

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

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