むしゃなび編集部

【イベントpick up! 】撮りフェスin室蘭

2016年07月21日（木）

JXエネルギーのプラント群（画像提供：撮りフェスin室蘭実行委員会）

トッカリショ、チキウ岬など壮大な自然の景観と、工場群や歴史的建造物の人工の美が同居する街・室蘭。
ここ数年、写真を通して街の魅力を発信する市民写真家の活躍が地域の注目を集めています。
「工場夜景」も「雲海」も、すっかりおなじみのキーワードとなりましたね。
映画「モルエラニの霧の中」をはじめ、映像の分野でも話題の多い室蘭ですが、写真や映像を通しての町おこしというのは、景観そのものをアピールするのとは少し違って、「作品」とそこに関わる「ひと」をも地域の魅力として浮かび上がらせると思います。
ジャンルもプロ／アマもそれぞれですが、室蘭を「撮る」人々の共通項は、むろらんLOVE！！な気持ち。そのアツい思いから次々と素晴らしい作品が生まれています。

地球岬の雲海／地球岬展望台（画像提供：撮りフェスin室蘭実行委員会）

さてそんな室蘭で２４時間滞在型フォトコンテスト「撮りフェスin室蘭」が９月１７日（土）〜１８日（日）に開催されます。
このイベント、「開催日の２４時間、市内で思いっきり撮影を楽しむ写真コンテスト」なのですが、海上から景観を撮影できるクルージングの運航や、普段は入ることができない撮影スポット（陣屋除雪ステーションなど）も解放される予定。
街全体が被写体になる一日、という感じでしょうか。

更に、日本を代表するアートディレクターやカメラマンによる特別審査と、SNSを活用したパブリック審査で選ばれた優秀作品には、賞金１０万円が贈呈され、作品は市の公式観光写真として使用されます。

実行委員会により制作された、撮りフェス in 室蘭のかっこいいトレイラー動画、必見です↓↓

室蘭観光協会の仲嶋さん。好きな撮影場所は、３方向に室蘭を見渡せる測量山展望台。

観光協会事務局長の仲嶋憲一さんによると、室蘭はここ６〜７年ほど続けて映画やドラマ、CM等のロケ地として使用されており、非常に評判がよいそうです。
また、札幌や千歳などから夜景等の撮影に個人やグループで訪れる写真愛好家も年々増えていてるのだとか。
「北海道の夜景といえば、以前は札幌と函館でしたが、室蘭の夜景もかなり認知されてきたなと感じますね。」
仲嶋さん自身も市民写真家のひとり。夜景鑑定士２級を持ち、室蘭夜景を撮る名人です。
おすすめ撮影スポットを尋ねると、「そうですね・・・・・・。」たくさんありすぎて、ここ！というのは難しいそう。いろんな魅力のある室蘭での一日を、カメラ初心者の方や遠くからの方にも気軽に楽しんでもらえたら、と話していました。