1951年、チベットは中国によって”解放”(問題は山積みですが…)され、大勢のチベット難民がインドをはじめ世界に散りました…。そんな時代にイギスで一冊の書物が出版されました…。「第三の眼」と題され、たちまちのうちにベストセラーになった…。そこには西洋社会には神秘に包まれたチベット貴族やラマ教徒の生活が生き生きと紹介されています。

ただ、もっとも人々が注目したのは亡命チベット人とされる著者自身が、8歳の時に僧院で受けたという不思議な手術でして…。彼は超能力を得るために額の中央にドリルで穴を開けられて”第三の眼”を獲得したというのさ…。その結果、彼は優れた透視能力を持ち、そればかりか超記憶能力、空中飛行、テレパシー等の力を得たという…。

あまりの反響の大きさにマスコミは著者探しに熱中し、ようやく探しあてた人物はさらに驚異の的であったらしいの…。実は彼はチベット人なんかではなく、れっきとしたイギリス生まれのイギリス人でシリル・ホスキン(1910~不詳)という人物だったのさ…彼は告白したようで…。

「自分の前世はロプサン・ランバというチベット人で、庭で転んだ拍子に失っていた前世の記憶が蘇った」と…。

この話は当時のイギリス社会では到底受け入れられないものでしたが、彼が著述したチベット人の生活やラマ僧院の話は、学者たちによって正確なものと判断されているのね…。従って、不思議な”第三の眼”もチベット仏教の秘儀と考えられなくもない…。実際現代でも世界各国で額に紙を当てて、その内容を読み取る”超能力”を持つ人物は多数いたり、私も含め何かが視える人は本当の眼ではなく額辺りで見えてる方が多いのではないでしようか…?額に穴開けは勘弁です!


ちょっと不思議なおはなし タリズマン・マスター

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