
明るく元気な町づくり 洞爺湖町
12月定例会一般質問終わりました。
第4回定例会一般質問終わりました。{%ふつうの顔webry%} 定例会終了後、入谷松一後援会会長と反省会をいたしました{%アッカンベーwebry%}
本日、第4回定例会で3番目に登壇致しました。1番目は、佐々木良一議員、2番目は、宮田敏夫議員、3番目が私でした。
一般質問
1.国際交流・国内友好都市交流・駅交流センター交流事業の現況と今後の展望について。
1)中国黄山市との国際交流の具体的展望についてお伺い致しました。
2)国内友好・姉妹都市交流において、特に箱根町と姉妹提携50周年を数年後に控え、中学生交流事業促進の一例ですが、「町内3中学合同の箱根町親善修学旅行」など次年度以降交流事業として、小さな町でも子どもに大きな夢を与える事業実施の可能性についてお伺い致しました。
3)洞爺湖交流駅センターの現況と将来の活用ビジョンについてお伺い致しました。
2.洞爺湖中島の環境について
1)昭和59年に設立した「洞爺湖エゾシカ対策協議会」が解散しましたが、経緯と協議会解散後の新たな対策、行程をお伺い致しました。
3.洞爺地区で以前実施していた「子ども議会」の復活について
1)10年前、洞爺地区で実施していた「洞爺子ども議会」を復活させ、洞爺湖町の未来を担う子ども達が、地域や社会について主体的に考え、積極的に意見を表明する機会を作るべきではないか見解をお伺い致しました。
議事録と若干違いますが、、{%顔モジヒヤッ(シェイク)hdeco%} 一般質問の原文です。(修正もありますが、、、)長いですよ{%顔モジヘェー(シェイク)hdeco%} 質問だけのアップです{%もうっ!(ブンブン)hdeco%} 行政の答弁は、後日、町の広報等でお知らせ致します{%恥ずかしい…(アセアセ)hdeco%}
2番、下道英明でございます。一般質問を通告順に従いまして、お伺い致します。今回の定例会では、広い意味での「ふれ合い、交流について」具体的に、国際交流、国内自治体交流、そして、未来の担い手である子ども達との交流を主なテーマとしてお伺いして参ります。宜しくお願い致します。
昨日、小松議員(町民連合で同一会派)の一般質問で、真屋町長の「選挙公約10の約束」に言及されていましたが、町長就任後、町政方針の中で「新たな定住と交流を生む都市基盤づくり」、「交流と活力に満ちた元気産業のまちづくり」「人が輝き文化が香る生涯学習のまちづくり」など6本の柱を町民の皆様にお示しになりました。
最初に、町政執行方針の3番目の柱であります、「交流と活力に満ちた元気産業のまちづくり」と謳った中で、安徽省や黄山市との観光交流について触れておりますが、今までの安徽省黄山市との交流経過を改めてご説明下さい。
11月の臨時会で行政報告として、「中国プロモーション参加」について触れていますが、残念ながら、町長の国際交流にかける思い、また安徽省・黄山市との具体的なビジョンが一部の町民には届いていないとの声を聴きます。
担当課長も同行させている中で広報やネットで出来るだけ、スピード感を持って具体的な視察報告、今後のビジョンなどお示し出来ないでしょうか。真屋町長が思い描いている今後の具体的展望についてご説明頂きたいと存じます。これから、ますます洞爺湖サミットと違った洞爺湖町独自の国際交流が増えていくと思います。ぜひ、町民への丁寧なご説明、様々な情報ツールをお使いになりお示し頂きたいと思います。宜しくお願い致します。
次に、町長の町政執行方針の5番目の柱に「人が輝き文化が香る生涯学習のまちづくり」と掲げた中で、国内の交流事業について神奈川県箱根町、香川県三豊市の交流活動を推進すると述べておりますが、、、。箱根町とは昭和39年に提携し、当時、私はまだ3歳でしたが、、、、、。(笑いを取れませんでした) {%トホホwebry%}
また旧財田町とは、昭和50年に盟約を結び、三豊市と平成19年に友好都市協定を結ぶなかで、箱根町とは昭和59年姉妹提携20周年、平成16年に姉妹提携40周年記念の宣誓をいたしておりますが、最初に、これからの国内の友好姉妹都市との交流についての取り組みをお伺い致します。
昨日の教育長行政報告、また毎年広報にも、両町からの小中学生の相互の訪問の記事がありました。香川県三豊市とは、「フレンドリーツアー」、箱根町とは、「中学生親善訪問使節団」として友情の絆を深めてきておりますが、、、、。
先月、議会の社会文教常任委員会で学校を訪問した際に、「町内の3つの中学校が一緒の修学旅行が出来ないか?」と私は尋ねました。なぜなら、来年修学旅行に行く生徒は、洞爺湖温泉中学の2年生では12名、洞爺中学の2年生では15名、虻田中学の2年生では55名です。3つの中学校併せて合計82名です。
来年の修学旅行には間に合いませんが、修学旅行という学校行事と洞爺湖町の中学生交流事業促進の一つとして、町内3中学校合同の箱根町親善旅行や小学生交流促進として「フレンドリーツアー」の本町地区、温泉地区の小学生をまじえた派遣ができないのか、考えました。
当町における喫緊の課題は、早期健全化団体からの脱却であります。昨日の室蘭民報朝刊での真屋町長の「財政再建に手応え、手堅い行政運営を貫く」という記事もありましたが、、、。しかしながら、小さな町でも子どもに大きな夢を与える事業実施が出来ないのでしょうか。あらためて、お伺い致します。「町内3中学校合同の箱根親善修学旅行、三豊市のフレンドリーツアーの拡充など」交流事業の推進の可能性は。
昨日の御答弁の中で、減量型経営で、「少ない予算で大きな効果」と言われました。全く同感です。減量経営という行政管理、施策・政策経営のいわゆる行政経営の狭間で日々真屋町長も舵取りにご尽力されているとお察し致します。
しかしながら、お隣の町、壮瞥町では、中学2年生全員を「フィンランドに派遣」、伊達市では、「中学生・高校生を対象にアメリカのリブィア市派遣」、伊達市大滝区では「カナダ・レイクカウチン市派遣」、登別市では、「デンマーク派遣」、室蘭市では「アメリカ・テネシー州派遣」など行政もしっかりサポートしてます。
当町の置かれている立ち位置である早期健全化団体の状況もわかります。しかし、小さな町でも子どもに大きな夢を与える町づくりをお願いしたいです。歴史をひもとけば、北越戊辰戦争のあと、長岡藩の小林虎三朗は、「米百俵の精神」を唱えました。「国が興るのも、町が栄えるのも、ことごとく人にある。食えないからこそ、学校を建て、人物を養成するのだ。」と言いました。最近では、優秀な子どもほど、地元に戻らないと言われますが、、、、。
昨日の町長の来期予算編成の基本理念として、①観光の振興 ②農林水産業の振興 ③土木・商工業の推進 の柱を述べられました。子ども達のために小さな町でも大きな夢を与え、洞爺湖町でしかできない思い出を作る政策をしてください。
行政職員、教育委員会、現場の教師は、現行制度の運用者として仕事をしています。制度の枠を、はみ出すような問題は、解決の糸口がわかっていても口に出しづらいです。しかし、制度の問題点や限界について問題意識を持って取り組む仕事こそが、真屋町長や私達、地方議会人の役目であり、責務であります。
真屋町長は教育長を経験された首長として、改めてお伺い致します。来期以降の予算編成の基本理念に教育の振興に一層の考慮をして頂けませんか。
3点目に駅前交流センターについてお伺い致します。タイミング良く、昨日の夕方、「JR洞爺駅前広場イルミネーション点灯式」に出席致しました。本日の一般質問のベストアンサーがでたような、楽しい時間を過ごさせて頂きました。商工会婦人部、役場の産業課の皆さん、議員の商工会会長、駅前活性化委員長にこの場を借りて御礼申し上げます。
昨日は、イルミネーション点灯式でしたので、賑やかでしたが、定期的にイベント・催事があれば活気があり心がハッピーになれるのにと思いました。
6月の定例会一般質問では、「最近の観光のキーワードは、人のふれ合いである。町歩きが大事だ。JR洞爺駅周辺を美化するだけでなく、人のふれ合いが出来る駅周辺にして頂きたい。駅周辺に郷土資料館を移設するとか、資源活用してほしい。」とお話し致しました。
そもそも、私には、JR洞爺駅と洞爺湖町管理である交流センターの区別がつかないのですが、、、、。洞爺湖町駅交流センターの管理はどの課が所管しているのでしょうか。洞爺駅と役場庁舎の歩道の管理、トイレの管理、駅前広場の管理、多目的ホール・会議室の管理はどうなっているのでしょうか。
昨晩は特別なイベントがありましたが、普段から会議室、多目的ホールの活用が十分に生かされてないように感じました。活用出来ない理由があるのでしょうか。利用の許可、使用料の問題、利用者の遵守など利用して頂くシステムに弊害があるのか、どのように町では現状を把握し、認識しているのでしょうか。
既存の施設では、、「町民が生涯学習の推進及び文化振興を目的として使用する場合は無料です。」などがありますが。洞爺湖町駅交流センター条例が平成20年3月に施行され、町民の地域交流及び活性化を図る主旨で設置されましたが、交流センターの会議室など使用料に弊害はないのか。
昨日の会議室は、「寺小屋」で使用されていたが、今後も「キッズ英会話教室」、「ヨガ教室」「オヤジバンドの練習場」などや、多目的ホールの商工会への通年提供、洞爺湖温泉観光協会への通年提供など「駅のたまり場」を意図的に構築できないのでしょうか。今後の交流センターの利用促進ビジョンをお聞かせ下さい。
次に、洞爺湖中島の環境について、9月の定例会に引き続き、エゾシカ対策の関連をお伺い致します。しかしながら、先程、宮田議員より、エゾシカ対策について、具体的に質疑応答がなされましたので、質問の重複を避けたいと存じます。
昨日の町長の行政報告の中で、「洞爺湖エゾシカ対策協議会の解散について」言及されています。エゾシカ対策協議会がしょうわ59年に設立され、昭和60年・平成3年・平成4年・平成7年・平成11年・平成15年に協議会での活動が主に行われ、一筋縄でいかない大きな問題だと再認識致しました。
議会におきましては、「平成9年 陳情第3号 洞爺湖中島の植生回復を求める陳情について」として、1)中島の植生を回復させるため、早期にエゾシカを全面排除すること。 2)植生回復を促進するため、必要に応じて、植栽・植樹等を行うこと。この主旨で北海道、関係機関に陳情する議決を採択いたしております。
このような議会の姿勢を踏まえて、「現協議会の役割は果たしたものと判断し、発展的に解消することにした。」ということは、その先の行程がなければなりません。
新しい公共(ニューーパブリック)という考えがございます。有害鳥獣対策、植生回復という、ある種の公共サービスを町民自身やNPOが主体となり提供することも必要ではないでしょうか。「エゾシカ対策協議会」が発足当時にはなかった団体を利用していくのもオプションの一つです。
幸いにして、当町、壮瞥町が構成者になっている「洞爺湖生物多様性保全協議会」がございます。NPOという1998年にできた比較的新しい団体を活用していくのも手段の一つと思いますが、。いかがでしょうか。
エゾシカ対策の進捗状況は、3月の一般質問でもお伺い致します。よろしくお願い致します。
最後の質問に入ります。通告にありますように、「子ども議会」の開催についてお伺い致します。本日は、傍聴席に虻田小学校の児童の皆さんが校外学習で座っております。まさしく、この子ども達が、子ども議員となり、質疑することが希望でございます。
「子ども議会」の開催をご提案した背景には、学校視察を振り返り、未来を担う子ども達が地域や社会の将来について主体的に考え、積極的に意見を表明したり、社会参加の意識を高めていく機会づくりが大切と感じたからです。
小学校での社会科の教科書でも「私達の暮らしと政治」で身近な施設のことや住民参加を学び、中学校の公民の教科書では、「地方自治と民主政治」で「現在、地域の自治意識の高まりから、住民の要望に応える行政サービスの提供がよりいっそう求められている。」との記述がございます。さらに「自分の町の行政サービスに満足していますか、理由を挙げて説明しましょう。」という課題も与えられています。
未来の社会の担い手である子どもも町民です。子ども達が自分の住む洞爺湖町について知り、疑問に感じることが生まれ、こうすればいいと気づくことの機会を設け、町民としての意識を育てる場、また、学校以外で他人の意見を聞き、自分の組み立て、伝える力を育て、社会に出て行ける力をはぐくむための場を設けるために開催を要望しました。
幸い、「子ども議会」の資料を調べている中で、お隣の町壮瞥町、登別市以外の事例として、2001年に洞爺地区で「第1回洞爺子ども議会」が開催され、開かれたとの資料を読みました。洞爺湖町にもノウハウがあると思いました。
「子ども議会」の開催のご提案は、如何でしょうか。「学校側での受け入れが大きな課題になるため、校長会でも協議しながら検討する。」と言ったご答弁以外を賜りたいと存じます。
この提案には、他に理由がございます。定住自立圏の動きでございます。平成2年では、室蘭を中心とする西胆振管内に23万にの住民がいました。平成22年では、20万になりました。20年間で3万がいなくなりました。この20年間で、洞爺湖町が3つ消えたことと一緒でございます。
行政が、地域が一緒になって問題意識を持ち、立ち向かう。町内の子ども達も同じであります。町内6つの小中学校の子ども達が自分の行動で何かが変わるという実感が持てるように働きかけることが必要です。
子ども議会などの開催は、身近な自治体では、壮瞥町、登別市などが開催し、全国でも平成20年では146市で168件、昨年でも180件以上の開催がされています。
子ども議会では、
1)環境問題への取り組みについて
2)ゴミの問題と省エネの推進について
3)まちづくりと安心・安全について
4)学校教育の充実について
5)魅力ある観光について
6)自然と仕事について
このようなテーマを、「子ども達から始まるまちづくり」を主旨として、一部の自治体では、「子ども議会」を越えて、「小中学生まちづくり委員会」で議論しております。綱島教育長のご見解をお聞かせ下さい。
最後に、本日小学生の児童が傍聴席におりますが、将来を担う子ども達です。この子達の前で、真屋町長の「子ども議会」の開催のご見解をお伺いして私の一般質問を終わりにしたいと思います。宜しくお願い致します。
本日は、一般質問で「子ども議会開催のご提案」を話すときに、小学生の子ども達が社会学習の一環で議会傍聴席に座る奇跡的なシーンがございました。町長を始め、役場幹部の皆さん、議員の皆さん、自分もサプライズいたしました。前向きなご回答を得ましたことは、虻田小学校児童の皆さんのおかげです。有り難うございました。
本日は大変感激しました。インターネット中継を見て、ご連絡して頂いた支持者の温かいメール・お電話有り難うございました。
一般質問の場で子ども達が議会傍聴してくれる素晴らしい{%ブーツhdeco%}クリスマスプレゼントを頂いた気がします{%うーん…(シクシク)hdeco%}
今日の感激を励みに頑張って参ります{%一言・アリガトhdeco%}
2022年4月洞爺湖町長に初当選。
大学卒業後、証券会社に勤務し米国留学、海外駐在経験。
帰国後、札幌市で学習塾を13年間経営。
30年ぶりに地元に戻り町議会議員とバス会社の二刀流で2022年1月まで4期途中まで活動。
1985年成城大学経済学部卒。
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雑貨屋intime time的生き方「そこに “大好き!” はあるかい?」
伊達市周辺ではきっと知らない方はいない位の有名雑貨店ですが、あえて取材に訪れました。 人口34000人程度の小さな町で、これだけの規模で、この量の商品を扱い、16年間続けてこられる秘密を知りたい。 そんな想いから訪ねたのでした。 ↑玄関扉の前には可愛いビー玉が埋め込まれています。 お話を伺ったのは、紋別市ご出身でオーナーの鹿野内浩子さん。 実は浩子さんとは今はなきオホーツクサイクリングを通じた、20年以上前からの知り合いでした。 その時の浩子さんは沿道での応援担当。 休憩地点に先回りしては仲間をサポートしてくださっていました。 そして、サイクリングで214kmを走っていたのは旦那様と当時小学生だった息子さんでした。 一家揃って頑張り屋さんの温かいご家族だった印象があります。 当時、ユニクロ室蘭店で補正担当スタッフだった浩子さんが一念発起し、16年前に始めたのが「intime time アンティムティム」でした。 ↑細かいところまで行き届いています。灯りの色も優しい。 浩子さんは竹を割った様な性格の方。 真っ直ぐ。 正直。 その代名詞の様な方です。 そして。 「究極な我儘」だとご本人は高らかに笑います。 嫌なものは嫌。 好きなものは好き。 中途半端は大嫌い。 やると決めたら徹底的にやる!! 絶対に力は抜かない!! 好きなことへの情熱なら誰にも負ける気がしない!! どちらかというと筆者もそのタイプですが、ここまでの気迫はなく… ^^; もう素敵すぎて本当に脱帽でした。 ↑残り少ないですが、クリスマスカラーの用品も☆ プレゼント好適品もたくさん揃います。 でもだからこそずっと人気店でいられる。 16年間その座を守ってこられた秘密は、浩子さんの底抜けの明るさと、開けっぴろげさと、負けるもんか!な ”ど根性” と、絶対的なプロ意識なのだとわかりました。 そしてもう一つわかったこと。 ご家族の協力でした。 一緒にサイクリングで走っていた頃から、旦那様がとても優しい理解のある方だとは気づいていましたが、常に浩子さんの背中を押し、支えていてくれたからこそというお話も伺いました。 本当に素敵なご家族。 きっとそんなご家族との関係があったからこそ、お店にいらしたお客様を大きく優しく楽しく包み込む空間にしているのでしょうね。 お店の商品選びについてお尋ねしました。 「商品は全てカタログで選びます。でも写真と簡単な説明しか書かれていません。それだけの情報で私が “ これ大好き!! “と思ったものだけを仕入れますが、入荷したら必ず全て使ったり試食したりします。そこでイメージと違ったものは絶対に店には置きません。お客様にご質問をいただいたらきちんとお答えできる自信があるものだけを陳列します。時折、営業の方に売れ筋や流行り物を勧められますが、私、それには乗らないタチなんです(笑)」 ここでも、浩子さんのハッキリとした性格が現れました。 何事も「それが大好きかどうか?」が浩子さんのベースになっているのです。 だから、お話をしていて本当に気持ちが良い☆ 次に「intime time アンティムティム」のお名前の由来を伺ってみました。 「同じ言葉を繰り返す名前にしたかったのです。 また、intime(アンティム) とはフランス語で “ 親しむ ”という意味です。そこでtimeをもう一つつけてアンティムティムとしました。この名前には、ここで雑貨を親しむ時間(time)を持っていただきたい♡ という想いが込められています。」 なるほど〜! とっても素敵な由来があったのですね。 ↑これ、筆者的にツボでした♡ そして次にコンセプトをお尋ねすると〜。 「ワクワク気分が盛り上がる雑貨店」です! 即答でした。 納得〜! まさに浩子さん込みのintime timeそのものです♡ とってもカラフルな店内なのに煩さを微塵も感じさせない。 浩子さんのセンスの良さに、本当にワクワクが止まらなくなります。 伊達市竹原町にある雑貨店 intime timeさん。 キッパリと書きます。 最大の魅力はまちがいなくオーナー鹿野内浩子さんです☆ まずは雑貨を。 そして浩子さんとの会話を楽しみにぜひ訪れてくださいね。 ―intime time(アンティムティム)情報― 〒052-0011 北海道伊達市竹原町77-35 電話 080-5595-2828 Open 水曜日〜日曜日 10:00~19:00 Close 月曜日・火曜日 Blog http://blog.livedoor.jp/intime_time/ (商品情報満載) ※記事の情報は取材時の情報に基づいています(取材2021年)
Rietty
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【あの人に会いに】無理せずに巡っていく恩返し [ 岡本 里佳さん / 洞爺 ]
むしゃなびエリア(胆振地区・虻田郡)にて 会いに行ってみてほしい ”人” にフォーカスする企画 【あの人に会いに】vol.6 今回は、洞爺地区で『TOYA親子塾』を主宰されている 岡本 里佳 さんです。 洞爺地区でどのようにして親子塾が生まれたのか、 そして10年も続いているという、その秘訣をお聞きしました。 巡っていく恩返し 里佳さんの原点となるエピソードがあります。 それは、静岡に住んでいた頃のお話。 車無しで、子どもを3人連れての病院帰りでした。 4歳の手を引き、2歳を乗せたベビーカーを押し、 更には赤ちゃんをおんぶして、 歩道もなく歩きにくい狭い道を なんとか歩いていました。 遠い道のりを頑張って歩いていたその時、 急に雨が降ってきてしまいました。 傘を持っておらず、そのまま歩き続けていると…… 横にスッと車が止まり、 中の方がビニール傘を差しだしてくれました。 「お礼がしたいと連絡先を聞こうとしたら、 『お礼は良いから、次はあなたがその傘を誰かに渡して』と」 「人にあげるものって、 ちゃんとしたものじゃないと!って思っていたけど、 高価なものじゃなくても良いんだって気付けて。 この時のことがすごく残っていて、 できる限りのことをしようって」 ちょっとしたことが物凄くありがたい、 無理をせずできる範囲でも恩を送ることができる。 この出来事は里佳さんの原点となりました。 塾がない、なら作っちゃおう 九州から洞爺地区に移住してきた岡本家、なんとお子さんが6人の大家族!「でも、この地域に来たときは周りに大家族が多くて、6人兄弟だって他に2家族もあったの!」と里佳さんは笑います。 親子塾は、お母さん方の会話から生まれました。 「近所のお母さんから、子どもたちが家ではなかなか勉強できない、というお悩みを聞いていて」 他の友人から『塾というより塾の”自習室”が良いらしい!』と耳にしたところで、ここには塾も無い。塾を作ろうにも、この町には大学生もいない。 「でも、自習室で良いなら、場所だけ提供すれば良いんじゃない?親子塾をやってみよう!ってなったの。役場にこんな活動がしたいと相談に行くと、じゃあうちの子も……とすぐに子どもは集まって。」 親たちが当番制で見守りをして、子ども達に学習の場を提供する『親子塾』がスタートしました。さらに、見守り担当の親も一緒に学ぶスタイルが定着しました。 親子塾には月に2回程度、食事提供の回があります。(冬季を除く)その名も、『親むすび子ろりん(おむすびころりん)』。中学生は部活帰りでごはんを食べずに親子塾に直行になることもあるらしく、ここでご飯を食べられる回はありがたいそうです。 「やっぱり食は繋げてくれるよね、参加率が高い。笑」 食事の提供には、地域の農家さんから野菜をいただいたり、フードバンクを活用したりしています。 美味しい!とニコニコでごはんを食べる小学生たち。そこに部活帰りの中学生たちもワイワイと加わります。学校の外で友達とごはん食べられるって、嬉しいですよね。食後の片付けは子ども達自身で。学年が異なる子どもたちの交流は、兄弟が増えたようで楽しそうです。 無理しない、出来る限りのことを 一緒に活動するメンバーに『里佳さんはどんな人?』と聞いてみると、『しっかりしてるのに、フワフワしてる。だから緊張しすぎないし、楽しく活動できる』とのこと。 「無理はしないって決めていて。トップが無理しちゃうと、みんなも苦しくなっちゃうから」。みんなで楽しく活動すること。そのためにはトップが程良い”ゆるさ”がを保つこと。持続可能な活動にするための秘訣はここにありました。 <運営するお母さんたちに話を聞いてみました> Q.なんで『TOYA親子塾/親むすび子ろりん』に参加していますか? A.「たのしい」「子育ての情報交換になる、先輩がたくさんいて何でも聞ける」 「友達と居る時の子どもの様子を見られる」 「子育てを離れても、小中高の話が聞けて情報が入る」 どなたもとても楽しそうに参加されており、 保護者のみなさんにとっても憩いの場となっていることが伺えました。 ここだから、続けてこられた 親子塾は、なんと今年で10周年! 子ども達は卒業していき、保護者も入れ替わる中、この活動が10年も続くというのはとても凄いことだと感じます。 子どもが卒業しても変わらずにお手伝いに来てくれる方もいるそうです。 「はじめはこんなに賛同して、協力してくれる人が沢山いるなんて思っていなかった。洞爺地区だから、この地域だから続けてこられた、というのは凄く思う」 洞爺地区に訪れると、地域で子育てをしている様子を見かけることがよくあります。ひとりの大人が沢山の子どもを連れていたり、他人の子どもでも自分の子どものように叱っていたり。みんなお互い様で、子ども達を見守り合っているコミュニティ。この地域力が根底にあることが、親子塾が存続できる理由だと里佳さんは言います。 「みんなが同じ方向を向いているから、助けて!って言いやすい、頼みやすい」 10年間ずっと続いているから、いつでも帰って来られる安心感。日々活動を積み重ね、子どもにとっても親にとっても大切なコミュニティが出来上がっていました。 さて、今後の展望はあるのでしょうか。 「私たちが老後になっていって、いろいろと困ることがあると思う。次はその問題を解決していくようになるのかな?」。何かあっても助け合える、心強い関係性は既にできているように見えました。 『TOYA親子塾』・『親むすび子ろりん』は、洞爺地区の親子が参加できます。 (毎週水曜19時から、洞爺総合センターの和室にて。) 次は誰かのために、と活動し続けられる優しさ、包容力あふれる里佳さん。子育てに悩む方にはぜひお会いしてほしい、素敵な”地域の母”でした。
misaki
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マニアではなく科学する人 世羅繁宇氏の“ Stage 2 “〜自家焙煎ジャズ喫茶『COSSETTE COFFEE』
過去最長の書き上げ時間を要してしまいました…。 そのくらい筆者を悩ませた人、世羅繁宇氏が今回の主人公です。 お話を伺う限り、全てにエビデンスに基づく計算があるということを察しました。 きちんと科学する人でした。 実は感覚派の筆者には一番不得手なタイプ。 言い換えれば、一番興味をそそられるタイプ。 だからこそ、理解に時間がかかったという訳です。 「起業する前は大企業のエンジニアでした」。 全てが腑に落ちたご経歴の持ち主でした。 『COSSETTE COFFEE』をオープンされたのは2022年6月のこと。 会社員時代から珈琲焙煎は趣味でなんとなく行っていたそうです。 その時使っていたのは銀杏を炒る道具。 その後、当然のごとくエンジニアスピリッツがより良い焙煎機への開発へと繋がっていきます。 「珈琲焙煎という趣味は、アウトドアの趣味とは違い金銭メリットが生まれます。 料理もそう。遊びの中でメリットがある。そんな気づきが起業に結びつきました」。 世羅さんの言葉に、単に趣味が高じたわけではないというニュアンスを感じました。 「誰かに師事したことはありません。バイブルは『田口護 珈琲大全』のみです。 焙煎、ネルドリップの淹れ方はこの本で学びを深めました」。 この本の冒頭にはこのように書かれていました。 (引用) [コーヒーの焙煎は名人上手の専売特許ではなく、職人的なカンの世界などでもない。 理詰めの数学であり論理学の世界なのである。 生豆の選定から抽出までの流れを一つのシステムとしてとらえ、 各プロセス上に存在する複数の条件によって、 さまざまな味が生み出されるメカニズムに着眼した「システム珈琲学」。 豆の種類から焙煎方法まで網羅した本格的珈琲実用書。 珈琲生産地の現状や栽培状況、味の特徴を決める焙煎、カッティング・抽出までを ていねいに解説する。焙煎技術書としてプロも活用可能]。 なるほど…。 この文章を読んだ瞬間に世羅さんに少し近づけた気がしました。 珈琲を科学する世羅さんにとって、焙煎機は最も重要な相棒。 なので、その制作にも理詰めの数学と論理的思考が働きます。 持ち前のエンジニアスピリッツも相まって、 とことんこだわるということなのでしょう。 「拘ったのは極力 “ 風 ”を入れず、温度管理を徹底させた香りの調整です」。 「え? 温度はイメージできますが、風もですか?」 「はい。現在、95%の焙煎は半熱風式で行われていると言われています。 大手さんになると熱風式となります。僕は難しいとされているほんの数%の隙間を狙った焙煎機を作りたかった。できるだけ豆本来が持つ香りをなくしたくない。 焙煎された珈琲って、3000~4000くらいの化学物質が生成されるのです。 それが、150℃位で香りの成分が気化します。できるだけその香りたちを封じ込める焙煎機を作りたい。それには風と温度の管理が最も重要です。 だから常に課題を見つけては一つ一つ改善する。ひとりPDCAをくるくる回す日々です」。 これは、機械技術者としての誇りを感じるお話でした。 弛まぬ研究から生まれた機械は、2007年に第1号機、2009年に第2号機、そして最新の第3号機が現在店舗内で稼働しています。 「現在「浅煎り」と呼ばれるものがブームですが、うちで煎り上がった豆は、一般的なカテゴライズには入らないと思います。 シティーロースト風シティーローストとでも言うのかな…。 正直、うちより香り高い珈琲は飲んだことがありません。『世界にひとつだけの珈琲』だと自負しています」。 この話しを聞いた時、筆者はこう尋ねました。 「それは、自分の舌への絶対的な自信ですか?」と。 当然。 「そういうことじゃない」。 と一蹴されました。 今思えば愚問でした。 あくまでも世羅さんの自信は科学的根拠に基づくものなのです。 「嗅覚で感じた香りは脳で増幅させられて味覚に刺激を与え、『味』を作ります」。 「なるほど…。 それをどう感じ、好みかそうではないかは味わう人次第ということになるわけですね」。 ネルドリップは筆者が一番好きな淹れ方です。 この素敵な膨らみ! 銅のポットから注がれるお湯で、 ネル袋のなかにふんわりと膨らむ豆を見るだけで興奮し、 既に口の中が美味しくなります。 マイセンの素敵なカップ&ソーサー いつまでも香りが鼻腔に残る美味しい「パナマゲイシャ」をいただきました。 常時8種類くらいを扱います。 ところで、店内を見回すとなんとなくレトロな雰囲気の調度品が目立ちます。 そこで尋ねてみました。 「レトロなものがお好きなのですか?」 「いいえ、これも計算です」。 「な…。なるほど…」。 「信頼している苫小牧の家具屋のオーナーがいらっしゃるんですが、話していると時代の変わりで生活様式も変化しているということを言っているんです。だから、その度に売るものを変化させて対応するんだそうです。その言葉を聞いて、インテリアにも気を配るようになりました。モードの時代は終わり、レトロデザインの時代が来ているんですよ。レトロなものは落ち着きますしね」。 「調度品にもデータに基づく根拠があるわけですね!」 日本のレトロとは違う、アメリカっぽい感じが若い層にも男性にも刺さりそうです。 筆者みたいなおひとり様好きな女性にも好まれそう。 「では、もしかしてオーディオも?」 「そうです。珈琲もそうですが、音についても僕はマニアじゃない。全て計算の上で選んでいます。現在置いているオーディオはアルテック605Aで、アビーロードスタジオで使用されていたものです。この環境に合うものを選びました。高音質をお楽しみいただけますよ」。 ハイクオリティーなモノへの追求は止まるところを知りません。 「もしかして焙煎機も4号機計画があったりしますか?」 少し間をおいて、世羅さんは力強く頷きました。 エンジニアスピリットを持つ珈琲焙煎士 世羅さんは、 空間コーディネーターとしても最善のトータルでお客様をお迎えする姿勢を持つ人でした。 店内にはジャズのレコードがずらりと900枚並びます。 圧巻。 最後に尋ねました。 「ジャズも計算ですか?」 「ジャズはもともと好きです。 ピアノならキースジャレット。オルガンならジミースミス」。 この答えをいただき、なぜかホッとした筆者でしたが、 正直、世羅さんをもっともっと掘り下げたい! そんな衝動を抑えながら、悶々と『COSSETTE COFFEE』を後にしました。 ん?? これももしかしてリピーターを生むための計算? ふとそんなことが頭をよぎりつつ、 今度はカレーを食べに行こう!と、決めていた筆者です。 ―COSSETTE COFFEE 情報― Web page https://cossette.theshop.jp Instagram https://www.instagram.com/cossette_coffee?igsh=MzRlODBiNWFlZA== 世羅繁宇氏FaceBook https://www.facebook.com/sera.shigetaka
Rietty
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